※こちらの記事は2026年8月にアップした記事を都度、編集・追記しています。
こんにちは!アラフォーランナー葱坊主です!
2026年の夏休みチャレンジ登山として今回は、以前から挑戦してみたかった中央アルプスの縦走に挑戦してきました!
目標は、
空木岳~木曽駒ヶ岳の日帰り縦走(標準コースタイム17~18時間)。
早朝3時台にスタートし、約12時間での行動を想定していました。
登山当日は前半こそ晴天・無風の素晴らしいコンディション。
空木岳では中央アルプスならではの絶景を堪能できた一方、濁沢大峰付近から天候が急変。
ゲリラ雷雨に見舞われ、土砂降りの雨に加えて雷が連発する過酷な状況となりました。

最終的には、島田娘から木曽駒ヶ岳方面への縦走を断念し、ロープウェイで下山。
今回は、そんな一日のリアルな山行を振り返ります。
21.49km、累積上昇3,041m、GPSウォッチCOROSの運動時間10時間07分46秒。
ランナーとしての体力はどこまで通用したのか。
補給は十分だったのか。
そして、突然の悪天候にどう対応したのか。
これから長時間の登山やトレイルに挑戦するランナーの方の参考になれば幸いです!
▼目次
①今回の空木岳~島田娘縦走
②3:27、まだ真っ暗な池山尾根登山口をスタート
③夜が明け、いざ中央アルプスの女王こと空木岳へ
④8:00、空木岳山頂へ
⑤山頂付近から徐々にガスが発生
⑥中央アルプスの美しい稜線をテンポよく進む
⑦しかし、濁沢大峰付近から天候が急変
⑧レインウェアと着替えが「命を守る装備」になった
⑨島田娘で撤退。木曽駒ヶ岳を目指さず、安全を優先
⑩ロープウェイ駅で震えながら友人と飲んだホットミルクティーがめちゃくちゃ最高だった
⑪今回の補給を振り返る|良かったこと、反省したこと
⑫翌日の身体はどうだった?
⑬山行前後の睡眠
⑭今回持っていって良かった装備
⑮豪雨でも擦れ・肉刺なし。ワセリンは大正解
⑯COROS PACE Proは10時間超の山行でも余裕
⑰東京から公共交通機関で空木岳へ
⑱下山後は「こまくさの湯」でリカバリーもできる
⑲TJARのコースを歩いて、選手の偉大さを実感
⑳今回の山行で感じた「5つの教訓」
㉑まとめ|今回の山行のゴールは「無事に帰ること」だった
①今回の空木岳~島田娘縦走

今回のスタート地点は、空木岳の池山尾根登山口。
3時27分、満天の星空の下、まだ真っ暗な時間帯にスタートしました。
まずは、今回の山行データをまとめてみました。
| 項目 | 実績 |
|---|---|
| 山行日 | 2026年8月14日 |
| スタート | 3:27 |
| 空木岳 | 8:00着/8:15発 |
| 島田娘 | 13:56 |
| 駒ヶ岳ロープウェイ | 14:24 |
| ロープウェイ発 | 15:00 |
| 駒ヶ根ファーム | 16:28 |
| 距離 | 21.49km |
| COROS運動時間※ | 10:07:46 |
| 累積上昇 | 3,041m |
| 消費カロリー | 3,832kcal |
| 平均心拍数 | 110bpm |
| 下山後COROS残量 | 約60% |
今回の計画では、空木岳から木曽駒ヶ岳まで縦走して約12時間の山行を想定していました。
結果として木曽駒ヶ岳までは到達できませんでしたが、安全を最優先して島田娘から下山する判断をしました。
②3:27、まだ真っ暗な池山尾根登山口をスタート

8月14日、午前3時27分。
ヘッドライトを装着して、池山尾根登山口からスタート。
あたりは街灯もなく、序盤は静寂な闇の中を夜明けまで黙々と登ります。
今回は、LEDLENSERのNEO9Rを使用しました。
ランニングでは早朝に走ることも多いですが、山の中で使うヘッドライトはまた違った安心感があります。

登山口から林道終点までは4時09分。




そこから尻無、池山尾根ルート、迷い尾根、ヨナ沢の頭を経て、少しずつ高度を上げていきます。

多少の蒸し暑さはありますが、この時期にしては比較的涼しめで途中に水場もあったりと、順調に進んでいきます。




池山尾根ルートから鎖場や岩場も増え、テクニカルな急斜面が続きます。
③夜が明け、いざ中央アルプスの女王こと空木岳へ

5時台になると、少しずつ空が明るくなってきました。
この時間帯の山は本当に気持ちがいいですね。
鳥たちも鳴きだし、新しい一日が始まろうとするこの瞬間はまさに登山の醍醐味のひとつ。

まだ暑さもなく、風もほとんどないコンディションにも恵まれてました。
今回のスタート時点では、
「これは最高の縦走になりそうだ」
と、かなり期待していました。

森林限界を超えると、白く輝く花崗岩の美しい山容と緑のハイマツのコントラストが特徴的な景観も見え始め心が躍ります!

7時16分、空木平避難小屋(ここはお化けが出るとかでないとか。。。)




35分近く、酸素が少し薄い中、岩場を黙々と進みます。
ちょっとキツくなれば、頂上や周りのコントラストを見ながら一呼吸入れて鼓舞していきます。


7時51分、空木駒峰ヒュッテ。

道標ではあと200mの案内。
いよいよ頂上までカウントダウン。

そして、8時00分、空木岳山頂に到着。


④8:00、空木岳山頂へ

空木岳山頂では15分ほど、写真撮影と休憩。


ここから見える中央アルプスの稜線は本当に素晴らしく、
「ここまで来て本当に良かった!」
と素直に思える景色でしたね!
写真や動画で見るのも素晴らしいですが、やはり自分の脚を使って、自分の目で見る景色には叶いません!
空木岳は山頂から北・南アルプスや御嶽山、八ヶ岳などを望める展望の良い山としても知られています。
標高2,863mの頂上とは思えない穏やかな天気の下、これまで登ってきた山ではあまり見かけない白い花崗岩とハイマツのコントラストはずっと観ていても飽きません。
この白亜の岩石と緑の植物で彩られるコントラストが、女性的で気高い美しさを感じさせるとのことで【中央アルプスの女王】と呼ばれるんだとか。

そんな女王はとても静かで、千畳敷カールから縦走してきたと思われる登山客を迎えてくれる一方、この時点で少し気になっていたのがガスの発生でした。
⑤山頂付近から徐々にガスが発生

空木岳山頂を8時15分に出発。






ここから木曽殿山荘、東川岳、熊沢岳、檜尾岳、濁沢大峰、島田娘へと稜線を進みます。


9時05分、木曽殿山荘。
ここで30分ほど大休憩を取りました。

カップラーメンを食べ、水分も補給。
実は、このカップラーメンにかなり助けられました!
今回の山行では、補給食をわらび餅中心にしていたのですが、後半になるにつれて「やっぱり固形物が欲しい」という感覚が強くなっていきます。
この話は後ほど詳しく振り返ります。
⑥中央アルプスの美しい稜線をテンポよく進む

木曽殿山荘を出発すると、
東川岳
↓
R11
↓
熊沢岳
↓
大滝山
↓
檜尾岳
↓
R7
↓
濁沢大峰
↓
島田娘
というルートを進みました。




ここはまさに今回の山行のハイライト。
普段はロードやトレイルを走ることが多い私にとって、これほど長く視界がひらけた稜線を歩き続ける経験は新鮮です!
左右に広がる雄大な山々を眺めながら、
「やっぱり山はいいな!」
と何度も思いました。


そして、念願の雷鳥にも遭遇!

もふもふした容姿の親子が岩の上やハイマツの上で戯れている仕草にほっこりさせられましたね!
さらにはこちらが鎖場でやっとこさ進んでいる姿を横目に、野生の猿が木から木へダイビングジャンプしている光景も自然ならでは。

そんな稜線ならではの自然の光景を楽しみながらも、徐々にガスで周りは薄暗くなってきました。
⑦しかし、濁沢大峰付近から天候が急変

今回、事前には天気予報をかなり確認していました。


「Mountain Forecast」や「てんきとくらす」などをチェックし、さらに出発前にも天候について相談しながら、多少の雨風に備えてレインウェアや着替えなどを念入りに準備。
しかし、実際の山は予想以上に急変しました。

空木岳付近から徐々にガスが出始め、濁沢大峰付近ではついに、
土砂降りの雨。
さらに目の前かすぐ近くで、
雷が連発。
それまでの穏やかな晴天から、一気に別世界へ変わりました。
山の天気は本当に恐ろしい。
事前に天気予報を確認することは当然大切ですが、それだけでは十分ではありません。
実際の空の変化を見ながら、その場で判断すること。
今回、それを身をもって経験しました。
⑧レインウェアと着替えが「命を守る装備」になった

今回、持っていて本当に良かったと思ったのが、
レインウェアと着替えです。
レインウェアは、
- THE NORTH FACE ストライクトレイルジャケット
- mont-bellのレインパンツ
を使用。
雨が降ってからはもちろん、濡れた状態でロープウェイを待つことによる体温低下も心配でした。
さらに、Tシャツとパンツの着替えも持参。
島田娘からロープウェイで下山することを決めた後、着替えを使うことで、待機中の体温低下を抑えることができました。

下山後にはTHE NORTH FACEのフライトインパルスジャケット、アームカバーも着用。
これも寒さを凌ぐのに役立ちました。
今回改めて感じたのは、
レインウェアは「雨が降ったら着るもの」ではなく、「万が一のときに命を守るための装備」
だということ。
特に標高の高い場所で雨に濡れ、風まで加われば、夏でも低体温症のリスクがあります。
「今日は晴れるから大丈夫」と考えず、使わないかもしれなくても万が一の時用に持っていく。
今回の経験から、レインウェアの重要性を強く実感しました。
もしこれで強風が吹き荒れていた場合を考えると、本当に背筋がぞっとします。
⑨島田娘で撤退。木曽駒ヶ岳を目指さず、安全を優先

13時56分。
島田娘に到着。
ここまで来た時点で、すでに土砂降りと雷。
この先、木曽駒ヶ岳方面へ進むことも考えられましたが、雷が連発する状況で無理に稜線を進むのは非常に危険な状況です。

そこで、今回はここで潔くよく撤退することにしました。
今回、一緒に登った友人に判断を委ねる形になりましたが、もしソロ登山だったとしても、撤退することは重要な判断だったと思います。
当初の目標は木曽駒ヶ岳までの縦走。
しかし、山行の目的はピークを踏むことではありません。
無事に下山すること。
また次の山に挑戦できる状態で帰ってくること。
それが最も大切です。
⑩ロープウェイ駅で震えながら友人と飲んだホットミルクティーがめちゃくちゃ最高だった

14時24分、駒ヶ岳ロープウェイへ。
ロープウェイの発車まで約30分。
この時間が、今回の山行の中でも特に印象に残っています。
身体は雨でびしょ濡れ、雷雨の中を歩いてきたことで、頭から足のつま先までかなり冷えていました。
すぐに着替えを済ませて、それでもまだ寒さで震えながら苦楽を共にした友人と飲んだ自販機で買ったホットミルクティー。

これが今まで飲んだミルクティーの中で、群を抜くほどめちゃくちゃ美味しかった。
普段なら何気なく飲む一杯なのに、このときは身体の中に温かさが染み渡るような感覚。
雨で冷え切った喉を通過し、胃全体に染みわたったその時、
「ああ、無事に生きて帰ってこられた」
とまさに生きている心地を実感した瞬間でしたね。
周りは真夏の恰好をしている観光客が多くひしめく中、我々はまるで異世界からワープしてきたような、全身びしょびしょになった出で立ちと夏なのにホットミルクティーを飲んでいるギャップはとても不思議なものでした。。。

さっきまでの雷雨が嘘であるかのように落ち着きを取り戻した千畳敷カール。
ロープウェイを待っている時もまだ震えが止まらず、待つこと数分。
15時、ロープウェイ発。
そしてバスに乗り換えて、16時28分、駒ヶ根ファームへ。
無事に下界へ戻ってくることができました。

あのゲリラ豪雨が嘘であるかのような太陽がギラギラ照りつく夏の風景に、
「なんて下界はこんなにキラキラしているんだ」
とまたも異世界からワープしてきたかのような錯覚に陥るほど、気持ち良すぎるほどの晴天でした。


着替えを済まし、身体も温まったところでソーセージ、そして前日に引き続き濃厚なソフトクリームを食べながら改めて安堵感に包まれました。
⑪今回の補給を振り返る|良かったこと、反省したこと

今回の山行で、もう一つ大きな学びになったのが補給です。
今回の補給実績

| 補給 | 持参 | 摂取 |
|---|---|---|
| セブンイレブン わらび餅 | 14個 | 9個 |
| ジェル | 3個 | 0個 |
| ANDO_ | 2個 | 1個 |
| アミノバイタルONE | 2本 | 2本 |
| OS-1ゼリー | 2個 | 1個 |
| カップラーメン | ― | 1個 |
| 梅干し純 | ― | 4粒 |
| モルテン ドリンクミックス320 | 1袋 | 前日に摂取 |
| アミノサウルス サウルススポーツドリンク エリート | 1袋 | 前日に摂取 |
事前補給までは良かった

今回、マラソンやトレイル前日と同じような考え方で、
・モルテン ドリンクミックス320
・アミノサウルス サウルススポーツドリンク エリート
を前日にそれぞれ1袋ずつ、水500mlに溶かして摂取しました。
結果として、今回の10時間を超える山行では、
- エネルギー切れによる大きなパフォーマンス低下
- 脱水による筋疲労
- 脚の攣り
は起こりませんでした。
もちろん、今回の結果だけで「この補給をしたから攣らなかった」と断定することはできません。
ただ、自分自身の実走経験としては、マラソン前日に行っている補給戦略を長時間の登山にも応用できたことは大きな収穫でした!
一方で、行動中の補給は明らかな反省点が浮き彫りに

今回、一番の反省点は、
補給をわらび餅に寄せすぎたこと。
14個持参して9個食べました。
わらび餅は食べやすく、暑い時期でも比較的スルっと口にしやすいのが特徴で、トレイル時の主な補給アイテムです。
ただ、10時間以上を超える山行になると、これだけでは足りなかったのです。
実際に途中で、
「お腹が空いて力が入らない」
という状態を何度か経験。
さらに空腹によって集中力が落ち、足を滑らせそうになることもありました。
これは今、振り返っても危険な状態です。
木曽殿山荘のカップラーメンに救われた

そこで助けられたのが、
木曽殿山荘のカップラーメン。
30分ほど大休憩を取り、カップラーメンを食べました。
温かい食事と固形物が身体に入ることで、かなり復活した感覚がありました。
今回の経験から、もし次回同じような12時間級の山行をするのであれば、
- おにぎり
- 菓子パン
- 大福
- 柿ピー
など、高カロリーの固形物を必ず持参しなければならないと思いました。


前日の夜にソースかつ丼、炭水化物多めの朝食を取っていたにも拘わらず、序盤から空腹感があったので、エネルギーは枯渇していたのでしょう。
ジェルも3個持っていましたが、今回は結局1個も使いませんでした。
つまり、
「ジェルを持っていれば大丈夫」ではなく、自分が実際に食べられるものを複数用意することが重要です。
これが今回の補給面での最大の学びです。
アミノバイタルONEは勝負どころで2本

一方、今回かなり良かったのが、
アミノバイタルONE。
2本持参し、勝負どころとなる
- 1本目:急登が続く【大地獄】周辺(登山開始から約2時間30分経過)
- 2本目:【檜尾岳】登頂時(登山開始から約9時間経過)
それぞれ摂取しました。

10時間を超える山行でしたが、翌日に大きな筋疲労を残すこともなく、筋肉のダメージは想像していたより軽いものでした。
こちらも「摂取したから筋疲労がなかった」とは断定できませんが、今後の長時間山行でも試していきたい補給の一つです。
水分補給は3Lを携行+途中で500mlを追加

水分は、
- ハイドレーション:2L
- ソフトフラスク:500ml×2
で、合計3Lを携行。
ソフトフラスクには「プレシジョン電解質パウダーPH1,500」を溶かしました。
さらに木曽殿山荘で500mlを購入。
結果的に、3Lを持参し、途中で500mlを追加して合計3.5Lを確保しました。
塩分補給として「梅干し純」を4粒、「OS-1ゼリー」も1個摂取。
コンディションに恵まれたこともありますが、今回は脱水による明確な筋疲労や攣りはありませんでした。
⑫翌日の身体はどうだった?

10時間を超え、累積上昇3,041m。
正直、翌日はかなりの筋肉痛を覚悟していました。
しかし実際には、
若干の筋肉痛はあるものの、脚を引きずるほどではなく、日常生活にも支障なし。
腰には若干の疲労感がありました。

そこで翌朝、身体の状態を確認する意味も含めて、
7kmのリカバリージョグ
を実施。
ペースは5:56/km。
さすがに脚に多少の張りはありましたが、走ること自体には大きな問題ありませんでした。
24時間後も若干の筋肉痛は残っていましたが、感覚としては1~2日程度で収まりそうなレベル。
10時間・累積3,041mという山行から想像していたほどのダメージではありませんでした。
これまでの登山では、下山直後から猛烈な筋肉痛に数日間襲われましたが、今回は予想以上にダメージが少なく、これまで積み重ねてきたトレーニングの結果と下りがロープウェイとバスで標高2,000mほどショートカットされたことが一番の要因と考えています。
⑬山行前後の睡眠


今回、睡眠についても記録しておきます。
| 山行前 | 山行後 | |
|---|---|---|
| 就寝 | 20:00 | 23:30 |
| 起床 | 2:00 | 6:40 |
| 睡眠時間 | 5時間43分 | 7時間10分 |
| COROSによる睡眠スコア | 66(良い) | 65(良い) |
山行前は3時27分スタートということもあり、20時には就寝。
2時に起床して準備、朝食も済ませて出発しました。
一方、下山後は23時30分に就寝し、翌朝6時40分まで7時間10分睡眠。
長時間の山行後は、やはりしっかり睡眠を取ることの重要性も感じました。
私はなかなか自宅以外でぐっすり眠るのが苦手でしたが、大会遠征などで慣れると自宅同様に寝つきが良くなり、それが翌日のコンディションにも反映されています。

今回は登山口近くのホテルに宿泊しましたが、耳栓、アイマスク、そしてアロマで自宅の寝室同様の装備とルーティンでしっかり睡眠時間を確保しています。
⑭今回持っていって良かった装備

今回の装備を一覧にまとめます。
| カテゴリ | 装備 | 今回の印象 |
|---|---|---|
| ザック | Salomon ADV SKIN 12 | ◎ |
| シューズ | Salomon GENSIS | ◎ |
| GPSウォッチ | COROS PACE Pro + 心拍センサー | ◎ |
| レインジャケット | THE NORTH FACE ストライクトレイルジャケット | ★★★★★ |
| レインパンツ | mont-bell | ★★★★★ |
| 着替え | Tシャツ・パンツ | ★★★★★ |
| ウインドシェル | THE NORTH FACE フライトインパルスジャケット | ★★★★★ |
| ヘッドライト | LEDLENSER NEO9R | ◎ |
| ハイドレーション | 2L | ◎ |
| ソフトフラスク | Salomon 500ml×2 | ◎ |
| アームカバー | finetrack | ◎ |
| ノースリーブ | Teton Bros. ELV1000 Non Sleeve | ◎ |
| ショーツ | Patagonia メンズ・エンドレス・ラン・ショーツ6インチ | ◎ |
| キャップ | HERENESS FOCUS CAP | ◎ |
| ソックス | Goldwin Paper Fiber Socks | ◎ |
| 日焼け止め | ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス | ◎ |
| ワセリン | 大洋製薬 ワセリンHG | ★★★★★ |
特に★印を付けたアイテムは今回の登山では大活躍でしたね!
⑮豪雨でも擦れ・肉刺なし。ワセリンは大正解

今回、個人的にかなり良かったのがワセリンです。
出発前にワセリンを、
- 脇
- 肩
- お腹
- 股周辺
- 足指
など、擦れが発生しやすい場所にたっぷり塗って出発しました。
そして今回、豪雨に遭遇。
登山道が小川になるほどの悪路に変貌し、シューズまでびしょびしょになるほど濡れましたが、
肉刺や擦れ、足のふやけなどは発生しませんでした。
もちろん個人差はありますが、長時間のランニングやトレイルでは、こうした事前の擦れ対策も非常に重要だと改めて感じましたね!
⑯COROS PACE Proは10時間超の山行でも余裕

今回使用したのはCOROS PACE Pro。
購入から約1年4か月使用していますが、今回の山行では、
- 21.49km
- 10時間超
- 累積上昇3,041m
をGPSで記録。
それでも下山後のバッテリー残量は約60%(※ナビゲーション機能は使用せず)。
使用環境によってバッテリー消費は変わるため、今回の結果だけで持続時間を判断することはできません。

それでも、1年4か月使用した状態で10時間超のGPS山行を終えて約60%残っていたことは、個人的にはかなり安心感のある結果でした。
ランニングだけでなく、ウルトラマラソンやトレイル、登山など、長時間のアクティビティでも活躍してくれる欠かせない相棒です。
⑰東京から公共交通機関で空木岳へ

今回の山行で意外に良かったのが、
東京から公共交通機関だけでアクセスできること。
往路・復路ともに新宿バスタから駒ヶ根方面の高速バスを利用しました。
今回の交通費は、
| 区間・交通手段 | 費用 |
|---|---|
| 新宿~駒ヶ根 高速バス往復 | 10,000円 |
| 市営バス | 640円 |
| 駒ヶ岳ロープウェイ+菅の台バスセンター | 3,120円 |
| 合計 | 13,760円 |
となりました。
駒ヶ岳ロープウェイ公式でも、新宿から駒ヶ根方面への高速バスと、駒ヶ根からロープウェイ方面への路線バスを利用できるアクセスが案内されています。

今回のように、車を使わずに中央アルプスまで行けるのは、私のような関東在住のランナーにとってかなり魅力的ですね!
⑱下山後は「こまくさの湯」でリカバリーもできる

菅の台バスセンター周辺には入浴施設の「こまくさの湯」もあります。
今回のような長時間山行の後に、
温泉 → サウナ → 水風呂 → 食事
という流れで身体を整えられるのは、とても嬉しいポイント。
しかも、菅の台バスセンターから徒歩圏内なので、導線も◎
温泉とサウナで身体を温め、キンキンの水風呂でアイシングをし、アルプスを見ながらの外気浴で復活!

テラス席のある食事処で食べた、ざる蕎麦も美味しかったですよ!
⑲TJARのコースを歩いて、選手の偉大さを実感

そして今回、もう一つ忘れられないのが、
トランスジャパンアルプスレース(TJAR)のコースの一部を実際に歩いたこと。
2026年のTJARは8月9日~16日に開催されており、今回の山行日はまさに大会期間中でした。

もちろん、私はTJAR選手のようにコースを走ったわけではありません。
今回歩いたのもコースの一部で、しかも逆方向。

それでも、実際に自分の脚でこの稜線を経験してみると、
「ここをTJARの選手たちは進んでいくのか……」
という感覚が全く違ってきます。
21.49km、累積3,041m、10時間を超える山行。
それだけでも十分に身体への負荷を感じました。
それを日本海から太平洋まで、北・中央・南アルプスをつないで進んでいく。
今回、ほんの一部を経験しただけですが、改めてTJAR選手の偉大さを感じ、心から敬意を表したいと思います!
⑳今回の山行で感じた「5つの教訓」

今回の縦走を終えて、特に印象に残ったことをまとめます。
(1)ランナーの体力だけでは山は攻略できない

普段からフルマラソンを走り、長距離・長時間の運動にはある程度慣れているつもりでした。
しかし山では、
- 天候
- 標高
- 岩場
- 雷
- 低体温症
- 補給
- 集中力
など、ロードとは異なるリスクがあります。
走力がある=山で安全
では決してありません。
(2)天気予報だけでなく、現地の状況を見て判断

事前に複数の天気予報を確認していても、今回のように天候が急変することがあります。
予報を確認することはもちろん重要。
そのうえで、
「今、目の前の山がどうなっているのか」
を見て、行動を判断することを学びました。
特に今回のような縦走は、エスケープコースも無い場合も多く、天気を見ながら的確な装備と判断をすることが求めれらます。
(3)補給は「食べられるもの」を複数用意する

今回の最大の反省点。
わらび餅は食べやすかった一方、それだけでは12時間級の行動には不足しました。
次回は、
わらび餅+ジェル+おにぎり+パン+大福+柿ピー
など、固形物も含めて複数の選択肢を準備したいと思います。
(4)レインウェアと着替えは絶対にケチらない

今回、実際に使いました。
そして、
持っていて本当に良かった。
レインウェアに助けられたといっても過言ではありません。
使わないかもしれない、荷物になるからといって省略する装備ではないことを今回の登山を通じて学びつつ、命を守るアイテムなのでしっかりとした防水機能を持つ高性能のウェアを持参することも忘れてはいけませんね。
(5)撤退は「失敗」ではない

今回、当初予定していた木曽駒ヶ岳まで行くことは残念ながらできませんでした。
でも、雷雨の中で無理に進む必要はありません。
島田娘で撤退したからこそ、16時28分に無事に駒ヶ根ファームへ戻ることができました。
もしソロだったとしても、自分自身で撤退基準を持つことが重要だと感じます。
今回の経験は、もし今後窮地に陥ってしまった場合でも、冷静に状況を分析して一つずつやるべきことを整理し、乗り越えるための大きな力になったと思います。
㉑まとめ|今回の山行のゴールは「無事に帰ること」だった

今回の夏休み登山当初の目標は、
空木岳~木曽駒ヶ岳縦走。
実際には、島田娘でエスケープする結果にはなりましたが、
21.49km
累積上昇3,041m
運動時間10時間07分46秒
という長時間の山行を経験しました。
前半は晴天の中で中央アルプスの絶景を楽しみ、後半は一転して雷雨。
補給不足による空腹や集中力低下も経験し、レインウェアや着替えの重要性も身をもって感じました。
そして最後は、島田娘からロープウェイで下山。
木曽駒ヶ岳まで行けなかったことは残念ですが、
「無事に帰ってこられて本当に良かった」
というのが、今回の一番正直な感想です。
山行のゴールは、ピークを踏むことだけではない。
安全に下山して、また次の山に挑戦できる状態で帰ってくることです。
今回の経験を、これからのトレイルや登山、そしてランニングにも活かしていきたいと思います!
次回こそ、天候とコンディションを見極めながら、
アルプスの縦走に再挑戦したい!
そう思わせてくれる、忘れられない夏休みの一日になりました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
▼ランニングトピックスなどはこちらでも配信中!
▼あわせて読みたい、登山・トレランレポはこちら
(1)山形県・鳥海山

(2)東京都:高尾山・陣馬山

(3)東京都:臼杵山など(ハセツネ30K)


(4)東京都:三頭山など(ハセツネCUP)

(5)東京都:棒ノ嶺など(成木の森トレイル)


(6)富山県・剱岳

(7)山梨県:富士山五合目



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