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【ハセツネ30K完走レポ】5時間16分|試走45kmの効果とコース攻略

トレラン

※こちらの記事は2026年3月にアップした記事を都度、編集・追記しています。

※本記事は約14,000字の長文レポです。時間のあるときにじっくりお読みください。

こんにちは!アラフォーランナー葱坊主です!

3/29(日)に東京・武蔵五日市で開催された【日本山岳耐久レース(ハセツネCup)】のショートバージョンこと【ハセツネ30K】に参加してきました!

■結果まとめ
・タイム:5時間16分58秒
・順位:総合410位
・気温:最高22℃
・攣り:軽度あり(対応可)
→試走45kmの効果で後半も粘れたレースでした!

この記事はこんな方におすすめです!
・ハセツネ30Kに初挑戦する方
・5〜6時間台を目指す方
・試走の効果を知りたい方

今回はレースの模様、大会一週間前に実施した試走の効果、使用ギアなどまとめています。

①はじめに|ハセツネ30K完走
②ハセツネ30Kとはどんなレース?
③今回の結果まとめ
④レース当日の流れ
⑤区間ごとの振り返り
⑥ハセツネ30K攻略ポイント
⑦試走45kmの効果
補給・ローディング関連/使用シューズレビュー
⑨良かった点・反省点
⑩まとめ
ウェアリング、関連記事

①はじめに|ハセツネ30K完走

結果は先日の試走レポで掲げた目標【上】の5時間30分切りを達成!

序盤や登りでの渋滞、最高気温22℃と試走のコンディション(最高気温11℃予報)から一気に暑くなった中で、この結果には大満足です!

②ハセツネ30Kとはどんなレース?

「ハセツネ30K」は、正式名称【ハセツネ30K(Hasetsune 30K)】というトレイルランニング大会で、東京・奥多摩エリア、武蔵五日市を舞台に開催されます。

毎年10月に開催される日本屈指のトレイルレースである【日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)(通称ハセツネCUP)】の登竜門的な位置づけとしても知られています。

■レースの特徴
距離:約30km
累積標高:約2,000m前後
制限時間:スタート後7時間15分
コース :林道+本格トレイル(急登・急下降あり)

■求められる資質
【ハセツネ30K】は一言でいうと、
「スピード」と「登山力」の両方が試されるハードなトレイルレースです。

前半は急登・テクニカルな下りが続き、中盤以降は走れる林道区間でペースを作りつつ、
終わりが見えない登りもあり、

・走力(スピード持久力)
・登りの筋持久力
・下りのテクニックと耐久力

といった総合力が求められます。

4月末に開催予定の日本屈指の人気トレランレース【Mt.FUJI 100】などの試走を兼ねたレースとしても毎年人気を集めています!

私は5月末に控えている【奈良ウルトラマラソン】のトレーニングの一環として出場を決意。

※奈良ウルトラマラソン公式サイトから引用しました
※奈良ウルトラマラソン公式サイトから引用しました

【奈良ウルトラマラソン】はトレラン並み、もしくはそれ以上の高低差がウリのレースのため、とにかく登りの耐性を付けなければ完走も難しいと予想。

今回が第一回大会ですので、事前の情報や大会参加レポなどの情報も乏しく、試走も現地まで行って行うのが難しいため、当日ぶっつけ本番のレースになります。

登りの耐性を付けるには坂道ダッシュも効果的ですが、筋持久力と一緒に鍛えられるトレランが最も効率的だと思いますので、今回【ハセツネ30K】に初参加しました!

③今回の結果まとめ

この記事をアップしている時点ではまだ大会公式からのアナウンスはないですが、IBUKIの速報値ではこの結果になります!

なぜか通過したはずの第一関門と入山峠の通過時間、順位表示が無く、無効にならないかか心配ですね。。。

5kmごとのラップはこちら。

走れるところでしっかり走れているところは評価したいです!

改めて、先日の試走レポで書いた目標を再掲します。

・極上:4時間30分切り
・特上:5時間切り
・上 :5時間30分切り
・並 :6時間切り
※タイムはすべてネット

スタート時(左)からゴール(右)までの順位比較です。

・総合:617位→410位(207人抜き)
・男性総合:570位→383位(187人抜き)
・男性40代:201位→130位(71人抜き)

最も懸念していた気温上昇に伴う発汗・脱水による脚攣りの予兆は数回ありましたが、水切れを起こさなかった点、そして補給をタイミングよくできたおかげで最悪の事態は未然に防ぐことができました!

また試走時よりも気温上昇したにも関わらず、心拍はゾーン2(有酸素持久力ゾーン)で約6割、ゾーン3(有酸素パワーゾーン)で約3割と理想的なデータでした。

次のチャプターからはレース当日を振り返ってみましょう!

④レース当日の流れ

さて、ここからは実際の当日のスケジュールから実走レポをまとめていきます!

まずは気になるレース当日のコンデションはこちら。

※Yahoo天気予報から引用しました

事前の予報は変わらず、おそらく今年一番の暖かさになったのではないでしょうか。

試走を行った約1週間ぶりの武蔵五日市になりますが、ウグイスや鳥たちが歓迎してくれているかのように鳴き声が鳴り響き、朝からとても気持ちの良い晴天に恵まれました。

1週間前はまだ桜もつぼみの段階で、新緑もあまり目立った芽吹きは見られなかったですが、この1週間の暖かさと久々にまとまった雨が降ったおかげもあり、桜も満開で新緑もあちらこちらで芽吹いていましたね!

スケジュールはこちら。

試走とほぼ同じ時間、朝食メニューなどにしています。

3:50 起床、シャワー、準備
4:15 朝食(力うどん(切り餅3個、ゆで卵2個)、バナナ2本、インスタントコーヒー)
5:00 出発
6:44 武蔵五日市駅到着
7:15 準備など
7:45 荷物預け、トイレ
8:25 スタートブロック待機
8:36 第3ウェーブスタート
9:10 戸倉の登山口着
12:14 ゴロハチ林道入口着
13:42 変電所前着
13:52 ゴール!

武蔵五日市駅からスタート会場まで

スタート会場となる秋川渓谷リバーティオまでは徒歩25~30分ほどでしょうか。

ウグイスの鳴き声を聞きながら、秋川渓谷、そして序盤の坂道を通過、徐々にランナーの皆さんが多くなってきます。

歩くこと30分弱でスタート会場へ到着。

冠スポンサーMAMMUTのマスコットことビッグマンモスが出迎えてくれました!

私は当日受付を希望しましたので、ゼッケン、IBUKI(GPS端末)などを受け取ります。

更衣室テントは満員でしたので、適当な場所を見つけてゼッケン貼り、タイム計測チップを付けたり、日焼け止めを塗ったり、スタート前の補給を終えて、荷物預けへ。

日陰ということもあり、スタート前にだいぶ身体は冷え切ってしまいましたが、日向にでると、ノースリーブが丁度よい気温に。

タイム計測チップも取り付けて、あとは荷物を預けて、トイレを済ますのみ。

予想通りトイレは大渋滞でスタートギリギリまでかかってしまいましたが、マラソン大会と違ってコース内にはトイレは無いので、ここでしっかり排出しておくと精神的にも余裕が生まれます。

ちなみに第一関門には仮設トイレがありますが、基本的にはそこ以外はありません。

第1ウェーブが8:30、第2ウェーブが8:33と3分刻みで次々と駆け出していく中、ウェーブ3も8:36にスタート!

ちなみに第2ウェーブスタートのテーマ曲は、私の大好きな曲の1つで夏になると無性に聴きたくなるサマーアンセムことNick Holderの『Summer Daze』でした!

第3ウェーブは不明でしたが、音楽好きの方が選曲したのでしょうか。

さぁ、5時間以上にわたる今年最初のトレランレースが幕を開けました!

スタートから戸倉の登山口まで

号砲と同時に皆一斉に秋川渓谷近くまで駆け出していきます!

私も簡単な準備体操だけでしたので、アップ兼ねてここはジョグをしていきます。

が、いきなりトラブル発生!

今回は暑さによる水切れを考慮して、ザックにハイドレーション(2リットル)を装備。

上の写真はまだ未装着時の時に撮った写真ですが(その時にすでに装着していればこんなことにはならなかったはず)、そのハイドレーションのホースの連結が取れてしまったのです!

幸い、後続のランナーさんに拾ってもらいましたが、動きながらの給水が出来ないアクシデントにちょっと動揺してしまうも、“渋滞時に落ち着いて装着し直せば大丈夫!”と言い聞かせ、ホースは一旦ザックのポケットにしまって、走りに集中します。

反省点でも記載しますが、準備は必ず前日に完璧に済ませておくことですね!仕事もそうですが、改めて【事前準備】の重要性を痛感しました!

このハイドレーションは試走では使わずに本番のみの使用で、当日の朝に水を入れてトートバックで持参していました。ザックはすぐに背負うだけでしたが、このハイドレーションも装備した状態にしておくべきでしたね。

さて、そんな時でもレースは進んでいきます。まずは最初の通過ポイント、戸倉の登山口を目指します。

予想通り序盤からいきなり大渋滞。

しかも先日にまとまって降った雨の影響で、サーフェスはぐちょぐちょの泥状態でしかも下りなので、ちょっと油断すると尻もちをついてもおかしくない下りです。

序盤からお尻を泥んこ状態にはしたくなかったので、ここは慎重に下って何とか無事にクリア。

シューズは早くもドロドロになりましたが、尻もちを付くことなく一旦ロードへ。

ロードに出てしばらく走ると、見えてきましたあの細い登山口が!

戸倉の登山口に9:10に到着。やはりここも大渋滞。

ここは補給タイムと序盤に取れてしまったハイドレーションのホースを装備し直す絶好のタイミングと思い、試走からハマっているANDO_とセブンの抹茶わらび餅と和風テイストをチョイス!

うん、どちらも甘すぎなくて自分好みのフレーバーで美味いですね!

戸倉の登山口から第一関門まで

ここから第一関門までほぼトレイルメインになるので、気を引き締めたいところ!

メインのハイドレーションの不安も無くなり、走行中でも水の補給が楽になりました。

それにしても臼杵山までにはテクニカルなアップダウンが繰り返されるので、登山口からなかなか一向に進みません。

葱坊主
葱坊主

第一関門以降はスムーズになるだろう。前半はゆっくり行こうや。

と割り切りました。

登りになるとペースもゆっくりになって、乱れた呼吸も整えることが出来ます。

しかも休み休みになるので、脚の負担もそこまで大きくならないため、結果的には序盤をゆっくり登れたのは良かったのかもしれません!

ただし、自分のリズムに乗って進むことが出来ない点がややストレスでしょうか。

登りはペースを落として前のランナーが進むのを待ちつつ、下りの走れるところはしっかり走っていくこのあたりは何だか集団練習のような感じで、単独試走だった先週と比べてとても時間の経過が早く感じられます。

スタートから1時間経過。1時間ごとにセットしたCorosの補給アラームもブルったので、ここで一個目のジェルを摂取。

気温もどんどん上昇し、ここまで既に滝汗ですが、脚や内臓トラブルは無く、快調に進んでいきます!

臼杵山以降のテクニカルな下り、さらに続くヨメトリ坂の急登が前半の耐え所ですので、補給・給水をまめに行って、できる限り脚へのダメージを抑えながら走破していくのがポイントです。

時折、開けた景色が気分転換になります!試走時は曇ってましたからね。

そして、臼杵山頂上手前の最後の急登を登り切って、山頂を通過!

通常のロングレースであればここはエイドもしくは休憩ポイントになりそうですが、ショートの場合、さらに序盤大渋滞を食らったランナーは少しでもここからの下りで差をつけたいところ。

補給は動きながら取っていますので、私もここで休憩は取らず、まずは第一関門目指してペースを上げていきます!

臼杵山到着が10:30頃でしたので、スタートから早くも2時間が経過。試走ではスタート直後のコースが違えど、登山口から1時間40分ほどでしたので、20分ほど渋滞でロスしていたことになります。

しばらくアップダウンを繰り返すと、ハセツネ30Kで好きなコースのひとつ、開けた禿山が見えてきました!

周辺の山々も見え、しかも下りのお楽しみゾーンでもあるので、まるで子供のように大の大人たちが無邪気に駆け下っていたのが印象的でした!

これがトレランの魅力のひとつでもありますからね!

おそらく臼杵山登頂後、第一関門までのコースで最もキツいのはこのあたりの急登でしょうか。

私もそうですが、肩で息をし、ゼーゼーハアハアという呼吸が山中に響いていました。

ここは無理をせずに、心拍数を見ながら一歩ずつ確実に進んでいきます。

この道標が過ぎれば、あとは下りのみ!

周りのランナーさんたちも一気にテンションが上がり、一気に下っていきます!

そしてハセツネ30K唯一の水場で、後半戦に備えて持参したマイコップで数回被り水をしてリフレッシュ!ここまで滝汗だったので、冷たい被り水には救われましたね!

第一関門(13.2km)をおそらく11:15頃に通過。スタートから約2時間40分ほどが経過。

このペースで行けば、5時間30分切りは現実的になります!

ゴロハチ林道〜トッキリ場

第一関門通過後から少しだけ行くと、エイドが見えてきました。
ペットボトル水500mlを貰い、トイレ休憩を挟んで、すぐに走りを再開。

個人的にはこのゴロハチ林道からが勝負と思っていたので、林道はやや出力を抑えめにいきます。

太陽もカンカン照りですが、試走ではカラッカラであまり流れていなかった渓流の水音が心地よく、今回も釣りを楽しんでいる方がいらっしゃいましたね!

少しずつ勾配が上がってきた中、ようやく登山口が見えてきました!

さぁ、ここからが勝負!

他のランナーさんもポールを駆使しながら、不安定が岩が多い足場の悪い中を懸命に登っていきます。

予想通りこのあたりから道端で休憩したり、脚が攣っているランナーさんも見かけはじめ、差を付けるにはここがチャンス!と思い、少しずつ前を歩いているランナーさんを拾っていきます。

実は私もこのあたりで左の大腿四頭筋が悲鳴を上げそうになるも、ジェルとOS-1ゼリーで何とかリカバリー。

試走段階でもこのゴロハチ林道からの登りで左の大腿四頭筋が攣りそうな予兆がありましたので、やはり試走をやってて本当に良かったと思える瞬間でもありました!

試走時にちょっとだけロストしてしまった折り返し地点もスタッフの誘導のおかげで迷わずに進むことに成功。

ここから更に急登が続きますが、何とか登り切り、あとは入山トンネルに向けて下っていきます!

そして、試走では行けなかった未知のゾーンに突入。

入山トンネルを抜け、入山峠を越えて今熊山を登ってゴールになります!

入山トンネルは13時頃通過。スタートから4時間20分ほど経過しています。

入山峠~ゴールまで

目標の5時間30分切りまであと1時間。

GPSのルートMAPの高低差を見ても、これまでの急登よりは緩やかですが、すでに、4時間以上を酷使してきた脚のダメージを顧みれば、最後まで油断はできません。

入山トンネルを越えると、景色が一気に開けますが、ちょうど13時頃は気温も20℃を越えて直射日光が発汗を促します。

葱坊主
葱坊主

ここがHPでアナウンスしていた工事現場のことか

と思いながらも、ひたすら最後の今熊山へ向けて入山峠を走破していきます。

脚の疲労感もありますが、“あともう少し!あともう少し!”となるべく脳を騙すように自分に言い聞かせ、先を走っていたランナーさんを追い越していきます。

それにしても疲労が溜まった脚での入山峠のランは結構長く感じられましたね。

再度、左の大腿四頭筋が攣りそうになってきたので、早め早めの対処としてOS-1ぜリーを補給。

なんとか第2関門も通過し、ラスボス今熊山へ向かいます!

SNSやYAMAPなどのレポを見ると、ここまで来ればあとはゴール間近ということで気を引き締めて、脚を挫いたり、転ばないように集中します!

再度トレイルに入り、ラストの登りはこの石階段。

これまでの登りに比べればだいぶ楽に感じますので、ここも勢いで登り切って今熊神社をクリア。

そして、ハセツネCupの試走でもおなじみの変電所前を通過。

Corosの時計上ではすでにゴール間近とありますが、実際にはここから約1.3kmほどまだレースは続きます。

ロードから再度トレイルに出てしばらく下ると、ようやくスタート地点付近の民家へ戻っていきました!

近所の方々、すでにゴールし終わった沿道の皆さんの応援に背中を押され、無事にゴール!

フルマラソンのゴールの充実感と達成感も素晴らしいですが、
トレランレースのゴールも何にも代えがたい達成感で自然と笑顔になりますね!

計測チップを取ってもらい、記念Tシャツ、ポカリ、完走賞、そしてあきる野市名物の“のらぼう菜”を受け取りレースは終了。

レース後はどのランナーさんもやり切った感でレースを振り返ったり、出店の焼きそばとビールで祝杯を上げるなど、日曜日の午後に相応しいピースフルな空間でした。

やっぱりレースは何度出てもいいですね!

電車まで少し時間があったので、途中で立ち寄ったスーパーでコーラとアイスを完走のご褒美にプレゼント!

これが五臓六腑に染みて、そりゃあもうめちゃくちゃ美味かったです!

⑥ハセツネ30K攻略ポイント

さて、このチャプターでは今回初完走した経験を踏まえての攻略ポイントを幾つかピックアップしてみます。

(1)序盤は渋滞を想定した心持ち
(2)前半のヤマ場である臼杵山とヨメトリ坂まではペースを上げ過ぎないこと
(3)第一関門からゴロハチ林道である程度まとまった補給を
(4)ゴロハチ林道の登りで脚を使い過ぎないこと。ポールは合った方が◎
(5)入山峠、今熊山まで脚が残っていれば挽回のチャンスあり

(1)序盤は渋滞を想定した心持ち

渋滞は起こるものと思っていれば、精神的にも余裕が生まれます。

特に序盤は皆アドレナリンが出て、いつもよりもペースアップしてしまうこともあります。

フルマラソン同様、脚のダメージが顕著になってくる中盤から後半にどれだけ余裕を持って挑めるかでトレランレースも明暗がハッキリ分かれるものと思っています。

(2)前半のヤマ場である臼杵山とヨメトリ坂まではペースを上げ過ぎないこと

ハセツネ30Kの中でもおそらく最も高低差のある臼杵山、そして一度下ってから再び登るヨメトリ坂の2つのボスが強敵でしょう。

序盤に飛ばしていったランナーさんも何名か見かけましたが、中盤以降に失速して後半に追い越すことが出来ていますので、前半に脚と心拍を使い過ぎないことがとても重要です。

この前半をいかに余裕を持ってクリアできれば、第一関門以降に更に順位を上げることが期待できます!

(3)第一関門からゴロハチ林道である程度まとまった補給を

序盤の臼杵山、ヨメトリ坂、第一関門を通過すると、ハセツネ30K唯一のエイド(水のみ)があります。

ゴロハチ林道から入山峠まで、再度エネルギーと水分を消耗するので、ここで固形物を含めてまとまった補給を取ると後半戦に備えての気分転換にもなります!

私はトイレ休憩と水を受け取ってすぐに走り始めましたが、あまり長居すると筋肉が硬直したり、汗冷えで体温が下がってしまうので、長くても10分ぐらいを目安にするのがよいでしょう。

(4)ゴロハチ林道の登りで脚を使い過ぎないこと。ポールは合った方が◎

個人的にはハセツネ30で最もキツいのは、ゴロハチ林道から市道山分岐まででしたね。

気温も最高気温近くまでの中、脚の疲労もそこそこある状態での登り、しかも足元は大きな岩や石で非常に歩きにくいですので、私も脚が攣りそうになってピンチでした。

試走でも“ここが正念場だ!”と直感的に思ったので、走ることは断念して大股気味で一歩ずつ確実に前に進むことを心掛けました!

第一関門以降はポール使用OKになるので、ポールを持っているランナーは使った方が無難でしょう。

私も本番にポールを使うか迷いましたが、試走でクリアできたので、持参せずに走破しています。

(5)入山峠、今熊山まで脚が残っていれば挽回のチャンスあり

暑い中、ゴロハチ林道、市道山分岐までトラブルなくクリアできれば、あとは入山峠のランと今熊山を通過するだけですので、入山トンネルまで脚が残っていれば、比較的長めの峠走になる入山峠で挽回できるチャンスでしょう!

私もロードランナーの持ち味発揮と思い、心拍数に気を遣いつつ、なるべく歩かずに走りながら入山峠はクリアしました!

ある程度、ロードの走力がないとこの入山峠は過酷だったことでしょう。

⑦試走45kmの効果

結論から言うと、効果は絶大でした!

▼試走のメリット
(1)コース全体像がわかる
(2)給水量、補給タイミングの把握
(3)心理的な余裕

(1)コース全体像がわかる

林道工事の関係上、土曜日・休日限定のワンウェイ試走コースでしたが、約1週間前に臼杵山、トッキリ場、ゴロハチ林道、市道山まではある程度のサーフェスやテクニカルなアップダウンを経験しているので、心理的にも非常に余裕を持てたレース展開でした。

大会当日のコースをすべて試走できれば一番好ましいですが、時間的な制限がある場合は、序盤の臼杵山、ヨメトリ坂、そしてゴロハチ林道、市道山までやるだけでも効果は十分にあると思います!

特に臼杵山、ヨメトリ坂のテクニカルなアップダウンはトレラン力を鍛えるのに最適なトレーニングの場です!

(2)給水量、補給タイミングの把握

※試走時の給水・補給関連アイテム

こちらも特にエイドがないハセツネでは重要です。

特に水切れが起こった場合、コース上にもほぼ水場はありませんので、致命的なものになります。

今回私はハイドレーション(2リットル)、ザックの両サイドにソフトフラスク(500ml×2本)、そして、第一関門でのペットボトル水500mlの計3.5リットルで、多少余るくらいでした。

また補給のタイミングや数も消費カロリー数と照らし合わせながらシミレーションができます。

私はあまりレース中は固形物は取らないタイプなので、電解質などはソフトフラスクから、ジェルなどでカリウム、マグネシウム、カフェインなどを摂取、そしてANDU_やセブンのわらび餅でカロリーを補っていました。

結果的には

・ジェル:計5個(アミノサウルス×2個、スッポンピークパワー、シンショウエナジー、オレは摂取す)
・ANDU_:計4個
・セブンわらび餅:計4個
・OS-1ゼリー:計3本
・かむかむレモン:数粒

でした。

(3)心理的な余裕

この効果が最も大きかったですね!

走っていても“この急登を登ればあとは下り基調だ!”と把握していることで、力の出しどころや加減が調整できるので、渋滞はあったもののレース展開としては非常にスムーズでした。

試走していないコースもCorosに取り込んだGPSデータの高低図を見ながらいけば、特に大きな問題ありませんでした。

以上からもハセツネに限らず、もし試走できるチャンスがあればレース前の実際のコースを試走することはメリットばかりですので推奨します!

試走に関する詳細はこちら!

>>>【ハセツネ30K試走】祝日・土曜推奨ワンウェイコース30km+武蔵五日市まで峠走15km|合計45kmロング走

⑧補給・ローディング関連/使用シューズレビュー

(1)補給・ローディング関連

参考までに今回持参した補給関連をまとめてみました。

名称持参個数使用個数主な含有成分
アミノバイタル11アミノ酸
クエン酸など
アミノサウルス0122クエン酸
アルギニン
カフェインなど
オレは摂取す11パラチノース
マグネシウムなど
スッポンピークパワー11スッポンエキス
EAAなど
シンシュウエナジー11パラチノース
食塩など
ANDU_54砂糖
食塩など
わらび餅84砂糖
寒天など
OS-1ゼリー33食塩
カリウムなど
梅ぼし純11梅ぼし果肉
漬しそ葉
かむかむレモン11佐藤
ビタミンCなど

ざっくりとカロリー数を計算したところ、1,500kcalを補給で賄っています。

前日にモルテンドリンクミックス320、またプレシジョンPH1,500電解質タブレット1個を500mlの水に溶かして、エネルギーと電解質ローディングを実施しています。

ザックの両サイドのソフトフラスク500ml×2にはプレシジョンのPH1,500を溶かした水、ハイドレーションに2ℓ、第一関門エイドで支給された水500mlと計3.5ℓで若干余るほどでした。

後半に多少空腹感を感じましたが、わらび餅もまだまだ余裕があったので、もう少し減らしても良かったかもしれません。水もゴール時に余ってましたが、私は極度の汗っかきなので、余るぐらいで丁度よいと思っています。

レース後はアミノ酸とタンパク質の補給でこれらを摂取しています。

②サロモン GENESIS 実走レビュー第3弾

試走に引き続き、【ハセツネ30K】をサポートしてくれたサロモンのGENESIS。

改めてロード、トレイル、そしてレースを走ってみた実走レビューです。

①安定性、グリップ力、クッション性、3拍子揃ったバランスの良さ
②通気性にも優れているので蒸れや不快感一切感じず
③ラグの高さのおかげで、疲労時の下りも滑らずに下山できた
④つま先の痛みもなく、爪の変色も無し
⑤ロードでは最速ラップ4:43/kmをマーク

①~④は試走時にも感じましたが、今回ぬかるみのあったサーフェスでも踏ん張りが効いて、尻もちは一回もつかずにゴール出来ています!

特に序盤の戸倉の登山口までの泥んこゾーンは一歩間違えれば転んでしまうほどの斜度とぬかるみのヒヤヒヤもんでしたが、ラグがしっかりブレーキの役割を果たして無事にクリア。

レース後、計100km近く走った後でもソールやラグに摩耗や削られた箇所などはほとんど見受けられません。

①「Quicklace™レーシング」には慣れが必要か
②踝にあたって痛くなる
③脚に馴染むまでやや時間が必要か

一方のこれらの懸念事項もレースにはほぼ影響がありませんでした。

「Quicklace™レーシング」も道中も緩むことなく、ゴールまで無事に足首も捻挫することなくゴール出来ています。

また踝の痛みについては、ヒールカップが当たる場所にテーピングを張って対処。こちらも痛みが出ず、無傷でした。

そして、100km近く走るとだいぶ脚に馴染み、トレイルはもちろんのこと、ロードでもランニングシューズと同じくらいのペースを出力できるので、特にロードが多いコースでは本当に重宝するシューズだと感じています。

実際に走行中のランナーの足元をチェックしていると、GENESIS率は高かったと思います。他にはアシックス、アディダス、Hokaが比較的多かったでしょうか。

ゴール直後のシューズを見るだけで、今回の様々なレースシーンの光景が頭に浮かび上がってきますね!

サロモンのGENESIS、詳細レビューはこちら!

>>>【サロモン GENESIS レビュー】スピードとタフさを兼ね備えた万能トレランシューズ

⑨良かった点・反省点

今回のハセツネを終えての良かった点、反省点をそれぞれまとめてみました。

<良かった点>
(1)大きなトラブル、怪我がなく完走
(2)サブ5.5目標達成
(3)試走の結果を踏まえて、水切れ、補給切れどちらもが起こらなかった
(4)終盤まで走れる脚が残っていた
(5)林道や峠走はロードランナーの強みを活かせた

特に(5)については奥信濃100の後半の林道ロング走でも感じましたが、普段ロードランニングをしていると、次の登山口までの林道や峠走など比較的長めの距離を走らせる場面でこそ差を付けられるチャンス到来です。

今回もゴロハチ林道や入山峠ではザックの重さがあったにも関わらず、しっかり走れることができたのが一番の収穫だったかもしれません!

一方で、反省点も幾つかありました。

<反省点>
(1)下りの恐怖心をいかに払拭するか
(2)事前準備は前日までに入念かつほぼほぼ完璧に済ませておくこと
(3)試走期間はもっと長めに取るべき

私はトレランの下りが苦手です。

特に急降下の岩場や木の根っこが入り組んだり、足元が取られやすいサーフェスは特に恐怖心が勝ってしまい、おっかなびっくりで下って差を付けられてしまいます。

慣れの問題もあるので、今回はレースまで1週間前にトレイルに移行しているので、数か月前から定期的に山へ行ってトレイル力を磨く必要があると実感しています。

そして、レポ内でも記述しましたが、【事前準備の徹底】は何事においても大事ですね!

試走も今回は一回のみでしたが、複数回繰り返すことでトレイル力も磨かれ、臨機応変な対応力も一緒に備わってくるものと思っています。

特にトレラン、ハセツネの場合はエイド1か所での水補給のみですので、不測の事態に備えてシミレーションしておくことがとても重要です。

⑪まとめ

今回は初参加となった【ハセツネ30K】の模様をまとめてみましたが、いかがでしょうか。

【ハセツネ30K】は別名【日本山岳耐久レース】の名が示す通り、なかなかタフなコースが身体と脚に応えますが、その分完走した時の喜びや達成感はハンパないです!

今回の記事を読んで、トレランに興味を持ってくれたり、次回以降【ハセツネ】に参加されるランナーの皆さんに少しでも役に立てれれば幸いです!

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!

ウェアリング、関連記事

(1)シューズ:SALOMON/GENESIS(ジェネシス)

(2)ウォッチ:COROS/PACE Pro&心拍センサー

(3)ザック:SALOMON/ADV SKIN12

(4)ノースリーブ:Teton Bros./ELV1000 Non Sleeve

(5)インナー&アームカバー:finetrack/ドライレイヤーウォームアームカバー

(6)ショーツ:Patagonia/メンズ・エンドレス・ラン・ショーツ 6インチ

(7)ソックス:ゴールドウィン/Paper Fiber Socks

(8)キャップ:HERENESS/FOCUS CAP

(9)グローブ:GOLDWIN/ウインター ランニング グローブ

(10)電解質ローディング:プレシジョン/PH 1500補水タブレット

(10)カーボローディング:モルテン/ドリンクミックス320

(11)エナジージェル:アミノサウルス/アミノサウル01

(12)エナジージェル:岩谷産業/スッポンピークパワー

(13)エナジージェル:ダイトー水産/オレは摂取す

(13)エナジージェル:ナガノトマト/シンシュウエナジー

(14)エナジー羊羹:福壽堂秀信/ANDO_(アンドゥー)

(15)攣り対策:アサヒグループ食品/梅ぼし純

(16)脚攣り対策:大塚製薬/経口補水ゼリーOS-1

(17)汗冷え&強風対策:ワセリン

(18)乳首擦れ防止絆創膏

(19)レインジャケット:THE NORTH FACE/ストライクトレイルジャケット

(20)ソフトフラスク:SALOMON

(21)ソフトカップ:SALOMON

(22)タオル:パックタオル

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>>>ハセツネCUP完走術|試走・装備・補給の5つの実践ポイント

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