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【奥信濃100】50km完走記|ブナの原生林と新緑の絶景トレイルを味わい尽くす

トレラン

こんにちは!アラフォーランナー葱坊主です!

2025-26シーズン幕開けのレースとして、2025年6月7日(土)に長野県で開催されたトレランレース【奥信濃100】の50km部門に出場してきました!

結果はこちら!

序盤から暑さと発汗で足が攣るギリギリの状態でしたが、後半の下りはハイになるほど改めてトレランの面白さに気付かされた最高のレースになりました!

今回はその模様をお届けします!

▼目次
①奥信濃100とは?なぜエントリーした?
②レース当日~スタートまで~
③第1エイドまで
④第2エイドまで
⑤第3エイドまで
⑥最終エイドまで、そしてゴール
⑦レース後のご褒美タイムは野沢温泉村でリカバリー
⑧装備アイテム、ギア、補給など
⑨まとめ

①奥信濃100とは?なぜエントリーした?

※公式サイトから引用しました

奥信濃は長野県北東部の6市町村(飯山市、野沢温泉村、栄村、山ノ内町、木島平村、中野市)からなるエリア。

日本屈指の豪雪地帯でもあり、冬場は国内外からのウィンタースポーツ愛好家が訪れる地域です。特に野沢温泉村はその名の通り村内に温泉が点在し、特に最近はインバウンド需要も重なり、海外からの旅行客も増えているエリアです。

そんな自然豊かな奥信濃で2021年8月に“100年先もおもしろい奥信濃”をテーマにトレランレース【奥信濃100】が初開催されました。

今年で5回目となる【奥信濃100】の魅力を私個人的な観点も含めてまとめると、

・樹齢300年のブナの原生林、田園風景、豊富な雪解け水と自然豊かなトレイルの魅力が凝縮したコース設計
・100km、50km、25kmとトレラン初心者から玄人まで楽しめるエントリー設定
・土曜日開催のため、日曜日を観光に楽しめて二度おいしい

といった点でしょうか。

特に、写真や動画でも伝わってくるブナ原生林と沢沿いの生い茂った植物の中を走る光景を想像しただけで脳汁が溢れワクワクしたため、今回50km部門にエントリーしました!

また次のチャプターでも紹介しますが、都内からのアクセスが良好な点もエントリーしたきっかけのひとつですね!

②レース当日~スタートまで~

2025年大会の各部門ごとスケジュールはざっとこんな感じです。

<6月6日(金)>
13:00~18:00 受付期間

<6月7日(土)>
5:00 100kmスタート
7:00 25kmスタート
11:30 50kmスタート

この【奥信濃100】は土曜日開催(※100kmの受付は前日)かつ、50km部門は正午前のスタートのため、都内からでも日帰りでエントリーできるのも大きな魅力でしょう。

私も当日現地入りし、レース後は後泊して野沢温泉でのんびりしてから東京に戻ってきました!

それでは、レース当日のタイムスケジュールから振り返ってみましょう!

<6月7日(土)>
04:00 起床→シャワー
04:15 朝食①(おにぎり、バナナ、モルテンドリンクミックス320を溶かした水、プレシジョンPH1,000を溶かした水)
05:00 出発
08:00 飯山駅到着
08:10 朝食②(おにぎり、バナナ、モルテンドリンクミックス320を溶かした水、プレシジョンPH1,000を溶かした水)
09:00 送迎バス乗車
09:30 会場着、受付、準備
11:30 50km部門スタート
19:40 ゴール
22:00 宿到着、ご飯、お風呂
24:00 就寝

と起床してから就寝するまで20時間の濃密なトレラン旅行となりました!

今回のレースは2022年ハセツネ以来となる日中のスタート、正午前とあって朝食は2回に分けています。

※おにぎりとバナナは飯山駅に到着後にも食べました

1回目は自宅で、2回目は飯山駅到着後に会場までの送迎バスが来る時間までに食べました。

メニューは主食をおにぎりとバナナ、当日は最高気温29℃予報のためウォーターローディングかねて、プレシジョンPH1,000を溶かした水も摂取。レース定番のモルテンドリンクミックス320と移動中に一口ずつ飲みました。

このプレシジョンは4月にエントリーした【チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン】(以下、チャレ富士)から使用、スポドリ風味に近いテイストでナトリウム不足を防ぎ、脱水から起こる足攣りなどを未然に防ぐ役割を果たしています!

会場となるのは木島平村のリゾート施設、スノーリゾートロマンスの神様。

これを聞くと、私のようなアラフォー世代にとっては広瀬香美の名曲が脳内に無限ループしていまいますが、飯山駅からバス(500円)に揺られること25分ほどで会場に到着。

山の匂いというか自然の香りが充満し、「あ、山に来たな」と心躍る瞬間です。

100km・25km部門や自家用車入りしているランナーで駐車場はすでに満車状態!

早速、必携品チェックがあり、その中でも最低限の①ライト、②フード付きレイン(シームテープチェック)、③熊鈴の確認をパスをし、受付完了。

必携品ラインナップはこちら!大会HPの概要からの抜粋になりますが、

▼必携装備品(100km/50km)
・エントリーの際に番号を届け出た携帯電話
・携帯コップ
・水分(1L以上)と各自必要な食料
・サバイバルブランケット(130cm以上×200cm以上)
・テーピング用テープ
・コースマップ(大会HPからダウンロードするか、ランニングウォッチや携帯電話にダウンロードして携帯してください)
・フード付きレインウエア(ジャケット、完全防水、透湿機能を持ち、縫い目をシームテープで防水加工してあるもの)
・ファーストエイドキット(絆創膏、消毒薬など)
・保険証(コピー不可)
・ライトと予備バッテリー(ライト2個でも可)
・熊鈴

▼推奨装備
・レインパンツ
・ポール(48km~58kmカヤの平エリア使用禁止)
・グローブ
・反射板(夜間走行の車輌から認識されやすいよう)
・ポイズンリムーバー

まずは会場内を散策!

出店が幾つかありビールにそそられますが、何といっても青空に映える緑が気持ちいいですね!

天気予報通りスタート前のこの時点で日差しがカンカン照りのため、少しでも体力温存するため、日陰でぼーっとしたり、じっくり準備運動を開始。

アイテム、ギア紹介は最後にまとめていますが、基本的にはこないだの【チャレ富士】でも背負ったSALOMONのザックに必携品を詰め込み、ノースリーブ、短パン、シューズはOnのクラウドサーファーWPで挑みました。

さらに脱水が予想されるので、左右のフラスコにプレシジョンのタブレットを溶かした水も装備。

10:30に荷物を預けてもまだスタートまで1時間あったので、しばし散策したり再び寝転がってボーっとしたり、他のランナーの装備やアイテムをチェックしていると、ようやく整列のアナウンスが!

50km部門は約400名。2025年大会の各部門の条件はこちら!

※大会公式サイトから引用しました
※大会公式サイトから引用しました

<100kmの部>
距離 100km
累積標高 4800m
制限時間 21時間(5:00~翌2:00)
募集 700人
ペーサー 有(27km地点より)
関門 6ヶ所


※大会公式サイトから引用しました
※大会公式サイトから引用しました

<50kmの部>
距離 50km
累積標高 2500m
制限時間 10時間30分(11:30~22:00)
募集 400人
関門 2ヶ所


※大会公式サイトから引用しました
※大会公式サイトから引用しました

<25kmの部>
距離 25km
累積標高 1500m
制限時間 5時間30分(7:00~12:30)
募集 300人
関門 1ヶ所

<未就学児/小学生>
距離 500m~2km
スタート時刻 14:00
募集300人

さあ、2022年10月ハセツネ、2024年7月の【第1回つるぎ山麓トレイルdu上市】以来となる3度目のトレランレース【奥信濃100-50km】がいよいよスタート!

ロードで鍛えた脚力はトレイルでどのくらい通用するのか。約8時間のアドベンチャーレースがついに始まりました!

>>>【第1回つるぎ山麓トレイルdu上市】レポ① ~前日からレーススタートまで~

③第1エイドまで

11:30スタートの合図とともに、まずはスキー場の激坂を一気に駆け上ります!

いやー30℃近いカンカン照りでいきなりこの坂はなかなかハードでしたね!

心拍も一気に160ぐらいまで上昇し、滝汗が滴る中なんとか登り切り、今度は登った坂を下ってスタートゲートまで戻り、さらに下り続け林道へ入っていきます。

トレランレースの経験値が圧倒的に少ないせいか、どうしても昨年2024年にエントリーした【第1回つるぎ山麓トレイルdu上市】と比較してしまいますが、思ったよりもすぐに林道に入っていてそれなりに最初から走れるコース設計にワクワクしながら、第1エイドとなる約5km先の【糠千(ぬかせん)エイド】を目指していきます。

序盤こそまだ心拍も発汗も抑えていきたいところですが、林道内でも暑さを感じ滝汗が滴り落ちる中、心拍数160台からなかなか下降せず暫くの間は暑さを身体に慣らさせるため、耐えの時間が続きます。

幼少時代は当たり前に見ることができた田園風景もこの年で見るとなんだか癒されますね!

都内に20年近く住んでいると、いかにコンクリートジャングルに身も心も慣れてしまったことがこういうところからも頷けます。

そうこうしている内に5km地点の第1エイド【糠千エイド】に到着!

すでに暑さで用水路の水を絞ったタオルを首にかけていたので、まずはかけ水でクールダウン!

葱坊主
葱坊主

くーめちゃくちゃ気持ちいいぜ!今年もこの季節がやってきたなぁ~

そしてコーラでシャキッとさせ、ここは長居せずに1~2分の補給を経てリスタート!

が、ここでしっかりとフラスコの水を充満させておけば。。。

と第2エイドのカヤの平までの長い長い道のりを後悔しながら進むこととなるとはまだこの時点では知る由も無かったのです。

④第2エイドまで

かけ水とコーラでリフレッシュしたのち、今回の一番のお楽しみである天然ブナと雪解け水が流れるゾーンへ突入。

日差しはあるものの森の中はすぐコース脇を流れる沢水のお陰でヒンヤリとした天然クーラーが効いている状態♪

しかもふっかふかのトレイル、さらに瑞々しく生い茂る新緑の植物にも歓迎され、マイナスイオンたっぷりの緑と水の楽園で火照った身体もクールダウンされ、序盤に大きくロスした体力も自然にリカバリーされていきます。

このあたりは人ひとりが歩けるのがやっとの細さが多い箇所。

無理に追い越すことは難しく、レース直前に降った雨の影響でサーフェスもぬかるみ、ガレ場、木の根など不安定な箇所も多いため、体力温存兼ねて写真を撮りながら、とにかくこの楽園を思いっきり満喫してやるぞ!ぐらいの感じでマイペースで進みました。

それにしても水の流れる自然のBGMがこれほどまでに気持ち良いとは。。。

ドボンポイントもありますが、さすがにこの序盤でドボンしているランナーさんはほぼ見当たらなかったですね。

暫しのご褒美タイムが終えると、カヤの平に向けて林道を駆け抜けます!

が、序盤の発汗と暑さでフラスコもすでに底をつくカラッカラ状態に。。。

第1エイド【糠千エイド】5km地点から第2エイド【カヤの平エイド】23kmまでは約18kmもあります。この第1エイドから第2エイドまでは私設エイドはもちろんのこと天然の湧き水なども一切ないため、水分補給がカギとなります。

沢水も飲めるとは思いますが、序盤からお腹のトラブルを避けるべくパスしていました。

葱坊主
葱坊主

給水のペースを見誤ったな。。。

コースシミレーションとトレラン経験不足がここで露呈されます。

なんとか第2エイド【カヤの平エイド】まで持たせようと、周りのペースに巻き込まれまいととにかくマイペースで進行。

幸い万年雪がコース脇にあり、それをこぶし大の大きさにして、首や手首の大動脈に充て血液の温度を少しでも冷やします。たった僅かなことかもしれないですが、大動脈を少しでも冷やすことで体内温度も下がり、火照った身体全体がクールダウンします。

見晴らしも開け、何とかギリギリで第2エイド【カヤの平エイド】へ到着!

カラッカラに乾ききった状態で飲んだコーラがめちゃくちゃ美味かったですね!

暑さと脱水で体力の消耗も激しかったため、ここは大休憩として15分あまりゆっくり補給に充て、ストレッチ、トイレタイムと後半戦に備えてメンタルもととのえてリカバリーに徹しました。

水分補給と一緒に、エネルギー補給。奥信濃エイド名物のイナゴもありました!

いなり寿司と野沢菜、バナナで補給し、ここからフラスコのドリンクは下り基調になるため、クエン酸ドリンクと麦茶にチェンジ。

このリカバリーのお陰もあり、後半は見事なまでに復活!

本当にロングディスタンスは調子の上げ下げの波があると言われますが、このことを見に沁みて感じた瞬間でした!

⑤第3エイドまで

このあたりは牧歌的な風景で、少しだけレースを忘れて写真タイム!

乾燥していて空気も澄んでいたため、パキッとした青空と緑のコンストラクションに癒されます!

自然の風景に癒されつつ、現時点の走行距離は23kmほどと次の第3エイドも【カヤの平エイド】のため、ぐるりと一周してここに戻ってくるコースになります。

ここさえクリアすればほぼゴールまで下り基調なので、自分の中ではこの1周が勝負どころだぞ!と鼓舞して、いざレース再開!

上りはパワーウォーク、下りはジョグとメリハリを付けながらリズムよく軽快に天然ブナ林による新緑のトンネルの中を駆け抜けていきます!

特に大きなトラブルもなく、一度ロードに出て再度森の中へ。

30kmの通過看板。残り20km。この後にどんな景色が待っているのか。

想いを馳せながら、いよいよ個人的に最もキツかった急登ゾーンへ突入。

50km、100km選手ともにみんなゼーゼーハァハァしながら一歩一歩進み続けていきます。

嘔吐している選手もいたり、キツイのは皆一緒と自分に言い聞かせるもここで私のハムストリングスも悲鳴を上げ始めます。。。

葱坊主
葱坊主

ここで攣ったら後半は台無しになる!ここで飲むしかないな!

とお守りとして持っていたラスト1個の経口補水OS-1ゼリーを飲みながら、やっとこさ急登ゾーンをクリア。

この急登さえクリアすればあとはほぼ下り基調!

ハムストリングスの攣りは何とか収まりつつもまだ油断はできない状態なので、やや心拍とペースを落としながらできるだけ足に負担を掛けないように下りは温存して約2時間後に第3エイド【カヤの平エイド】に戻ってきました!

この時、時計は17時過ぎ。33km地点で残りゴールまで17km。

果たして明るい内にゴールができるのか。

⑥最終エイドまで、そしてゴール

2回目となる第3エイド【カヤの平エイド】では、1回目同様に固形食はいなり寿司とバナナで、ドリンクはコーラと経口補水をチャージし、フラスコのドリンクも満タンに補給。

5分ぐらいの小休憩で済ませ、いざラストエイドとなる【糠千エイド】に向けてとにかく林道を一気に駆け抜けます!

べちゃべちゃな道もありますが、そこも躊躇せず落ちていく夕陽を見ながらのトレランがめちゃくちゃ気持ち良かった!

あれだけ苦しんだ序盤と中盤に攣りかかった足も嘘だったかのように、いつものジョグのような感じでどんどん前の選手を追い越していきます!

ランニングハイというかトレランハイになっているのが自分でも分かります!

心拍も130台で落ち着いていたため、こまめに給水をしながらとにかく明るい内に少しでも距離を稼ぐべくペースを落とさずグングン突き進みました!

ゴールまで残り10km。

沢渡りコースを経て(さすがに日没間際かつ低体温を恐れてドボンはせずに岩場を選択)、夕陽に向かって走るこのあたりもグッとくる瞬間でしたね!

ようやく長い長い下りコースを経て、村内に戻ってきました!

この夕焼けを見ながらのランニングもたまらなかったです!

再度沢を渡り、19時前にラストエイドかつ2回目となる最終第4エイド【糠千エイド】に到着。

ここも最長5分と決めて、具無し豚汁とコーラを飲みながらしゃり玉を食べ、トイレでスッキリさせて、いざゴールへ。

もうあと30分で真っ暗になることから、ハセツネ以来となるヘッデンを装備。

ゴールまで残り6kmほど。村内のおじいちゃんおばあちゃんの温かい応援も背中を押してくれて、真っ暗闇のトレランへ。

ヘッデンのお陰もあり、ナイトトレイルもほぼ大きなトラブルなし。

無我夢中で闇の中を駆け抜け、ゴールまで残り僅か!

※スタート前に撮影したゴール前のラスボス。

最後のもうひと踏ん張りは、ゴール手前のラスボスとなるスタートで駆け下った激坂!

再度両ひざに手を充て、ゼエゼエハァハァ&滝汗になりながらもラストは両手を挙げて笑顔でゴール!

奥信濃の自然を満喫した8時間にも渡る旅が終わった瞬間です。

無事にゴールできたことに安堵しつつ、去年2024年7月の【第1回つるぎ山麓トレイルdu上市】とまた違ったコース設計でフルやウルトラマラソンとも違うトレランの面白さを噛み締めながらゴール後の余韻に浸っていました。

ちなみにゴール後に宿までに乗ったタクシーの運ちゃんが、

自然の中でたっぷり遊んできた人は心がキレイな人が多いね。お兄さんも話していて凄くわかるよ

と言われたことをこの記事を書きながらハッと思い出しました。

50kmという自然の中をずっと駆け抜けてこれたのも、他の選手との交流やエイドのボランティアの皆さん、沿道で応援してくれた皆さん、そして主催者スタッフのたゆまぬ努力のお陰です!大自然の中で澱んでいた身も心もスッキリ浄化され清々しい気持ちになりました!

改めて、無事に安全にレースを開催していただき、ありがとうございました!

⑦レース後のご褒美タイムは野沢温泉村でリカバリー

レース後は、送迎バスの時間まで会場内ホテルのお風呂と水風呂で温帯交代浴でリフレッシュ!

ゴール後のキンキンに冷えた一杯は悪魔的な美味さで、そりゃもう最高にたまらなかったです♪

飯山駅からはタクシーで野沢温泉村へ。

上記にも登場した饒舌なタクシー運ちゃんにより、今宵の宿となる木のぬくもりと趣が個人的にも気に入った【千歳館】へ。

前もって伝えていたもののチェックインもご飯の時間もイレギュラーに対応してもらったため、まずはすぐに夕食タイムへ。

地元で採れた山菜、魚、そして珍しい鯉の刺身、しゃぶしゃぶ、天ぷらなど自然の幸が並べられたご馳走の中で最も美味しかったのは奥信濃名物のいわなの塩焼きでした。

ゴール後はプロテイン、ビールと柿ピーのみでもうお腹がペコペコだったので、ビールを流し込みながら一緒に新鮮な旬の料理に舌鼓を打ちながらレースを回顧。

お腹もいっぱいになったところで、少し休憩を挟み、もう一つのお楽しみである温泉タイム♪

千歳公式サイトから引用しました

源泉である「麻釜(おがま)」から直接湯を引いており、一切加温していないアッツアツのお風呂を貸し切りで堪能しました。

いやー冷水で温度を低くしてもめちゃくちゃ熱かったですが、体の芯までジワーっと温まる温泉で、キンキンに冷えた冷水シャワーで下半身をアイシングしながらの温冷交代浴が気持ち良かったですね!

お腹も身もたっぷり満たされ、この日は気絶するように爆睡Zzz。

翌朝は5時頃に起床し、まずは朝風呂と冷シャワーでスッキリし、レース後の身体をセルフチェック。

ハムストリングスに筋肉痛は残るものの、こないだの【チャレ富士】に比べれば遥かに楽と感じるレベル。

この日は朝市も開催していることもあり、散歩がてら温泉街をぶらり。

朝市は観光客やレース参加者で朝から賑わっていましたね。

私は山の方まで探索し、早朝のほぼ無人の村内を一周するような形で1時間ほど散歩。

村内の用水路はどこも勢いよく雪解け水が流れていましたね。道中で飲んだキンキンに冷えた雪解け水がとても美味しかったですよ!

散歩で多少汗をかいたので、外湯と呼ばれる無料で入れる天然温泉がいくつも村内にある中でも、タクシーの運ちゃんおススメの千歳館の隣になる【大湯】へピットイン。

恐るおそる中に入ると、いきなり更衣室があり温泉に入れる不思議な建物でした。

それにしてもぬるま湯と書いてあっても激アツでつま先も入れられないほどの高温!

まさにガキの頃、お昼に放送していたスーパージョッキーの熱湯コマーシャルを彷彿させる熱さ!

水でぬるくして入ってもあっという間に全身がかーっと火照り、滝汗がでてきます!

多少慣れてくると、アツ気持ち良さを味わえますが、おそらく多くの人にとっては熱すぎるレベルでしょう(笑)

なんとか5分ほど入るも汗が引かず、クールダウンしながら朝の風を浴びて館へ戻りました。

朝食も地元の産物による健康的なメニュー。

水が素晴らしいため、特に米と魚が美味しかったですね~

部屋へ戻り、部屋から見える温泉街を見ながらのお茶タイム。

まったりした後は、再び温泉に入ってリフレッシュしてからバスで飯山駅に戻り帰路へ。

今回は初夏の奥信濃でしたが、もし機会があれば豪雪が楽しめる真冬に泊って、アッツアツの温泉に入って冷え切った身体をジワーっと汗をかくほど温泉を堪能したくなる長閑な村でした。

⑧装備アイテム、ギア、補給など

装備はノースリーブとシューズ以外は、【チャレ富士】同様の恰好でした。

ザックはSALOMONのADV SKIN12

トレランだけでなくウルトラマラソンでもほぼノンストレスで、今やロングディスタンスには欠かせない相棒に!2025年に購入して良かったもののひとつとして愛用しています!

ザックの中には、

・ジェル(1)アミノサウルス×5個

奥信濃は序盤がキツい、苦しいことがわかっていたので、カフェイン入りを序盤から取って集中力を切らせないようにしました。5個すべて摂取。

・ジェル(2)塩ジェル×5

事前の天気予報で暑さは覚悟していたものの、予想以上の発汗で足攣り予防のために10kmごとに1個ずつ摂取し、計5個ほど摂取。

ぶっちゃけ効果はよくわかりませんが、ひどい足攣りにはならなかったので効果はあったと思いたいです。

・足攣り対策(1)コムレケアゼリー×2個

フルマラソンでも愛用していますが、こちらも塩ジェル同様、足攣りが起こった時にではなくピクピクし出す前兆があった時にすぐに摂取しています。

今回は第2エイドと第3エイド【カヤの平】付近でそれぞれ摂取。結果的に足攣りはひどくならなかったので一定の効果はあるものと思っています。

・足攣り対策(2)経口補水ゼリー OS-1×2個

こちらも昨年からフルマラソンでも愛用している足攣り対策アイテム。

コムレケアゼリー同様、序盤から中盤にかけて摂取しました。塩ジェル、コムレケアゼリー同様、足攣りが起こる前兆にこそ飲んで初めて効果が期待できますね!

・足攣り対策(3)プレシジョンハイドレーション500

4月の【チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン】でも活躍した電解質補給アイテム。今回はスタート時のフラスコ500ml×2に入れて第2エイド前までに飲み切りました。

第2エイドからはクエン酸ドリンクに切り替えましたが、足攣りや足のダメージもさほど感じなかったため、【北海道マラソン】や夏トレランなどこれからの暑い時期に引き続き使用してみたいと思います。

・お菓子(1)かむかむレモン

発汗が多い時こそ酸っぱいものしか受け付けない自分の身体に取って、この「かむかむレモン」は程よい食感と酸っぱさで登山の時にもよく食べています!踏ん張り時やちょっとエネルギー不足と感じた時に食べると不思議と復活する大好きなお菓子のひとつ。

・お菓子(2)柿ピー

こちらも登山時の欠かせないお菓子のひとつ。今回は梅味とわさび味を持っていきましたが、結局酸っぱいものや水分しか受け付けず食べずに、完走後のビールのおつまみになりました(笑)

・わらび餅 

セブンイレブンとファミリーネットで買った賞味期限切れのラムネ味と黒糖味をそれぞれ持参。

第2エイド【カヤの平】まで消化しました。やっぱり夏場や固形物を受け付けないほどの発汗をした時にこそこのわらび餅は噛まずにイケる重宝アイテム。

・シューズ On クラウドサーファートレイル ウォータープルーフ

詳細はこちら。

>>>ラン&トレイル対応!On クラウドサーファートレイル WP 実走レビュー

・ライト LEDLENSER NEO9R

ハセツネ以来となるナイトトレイルでヘッデンを使用しました。最大1,200ルーメン、600ルーメンで5時間、200ルーメンでは12時間とロングディスタンスには欠かせない長時間照射モデル。

・日焼け止め ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス

ANESSAを使用していましたが、私ほどの汗っかきランナーになると汗で浮き出てデロンデロンになるので、前まで使っていたこちらを再び愛用しています!

汗や水にも強く、終始晴れだった今回の奥信濃でもほぼ日焼けせずに、途中で塗り直せずにゴール出来ています!

・リカバリーアイテム Abound(アミノ酸)

これまでアミノバイタルをレース直後から2日ぐらい飲み続けていましたが、今回のレース後に初めて使用してみました。

【チャレ富士】との比較になってしまいますが、レース直後から2日ほどプロテインと一緒にに溶かして飲み続けたところ、筋肉痛はほぼ3日で無くなったので一定の効果はあったかと思います。

やや高価ですが、アミノ酸含有量が14,000mgと豊富なため、もう暫く愛用してみます。

⑨まとめ

6月に入ってから仕事がさらに多忙になり、やや寝不足の日々が続いた中での強行参戦でしたが、忙殺される日常を忘れさせてくれる自然豊かなコース設計とご飯の美味しさ、温泉と長野の奥信濃をたっぷり満喫できた2日間でした!

レース序盤は毎度のことながら参戦したことを後悔したくなるキツさや身体のダメージがあり、今回も暑さでメンタルもやられるところでした。

が、大自然に癒され、そして一緒にゴールを目指すランナーとの交流や主催スタッフ、ボランティアの皆さん、そして暑いながらも沿道で応援してくれる皆さんのおかげで今回も大きなトラブルなく、最後は笑顔でゴールできたことに感謝でいっぱいです。

当たり前であることに慣れると人はつい大事なものを見落としてしまいますが、こういったロングディスタンスレースに出るといつも色々な人のおかげで無事に安全に楽しく走ることができていると感じさせられます。

奥信濃100に携わったすべての皆さん、素晴らしい貴重な体験ができて未だ余韻に浸っています!ありがとうございました!!

そして、数あるブログの中からここまで読んでいただき、いつもありがとうございます!

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