※こちらの記事は2026年5月にアップした記事を都度、編集・追記しています。
こんにちは!アラフォーランナー葱坊主です!
春の強風が吹き荒れる中、5/4(祝・月)に開催されたアシックスと東京マラソン財団主催の「Tokyo : Speed : Race」5kmレースに参戦してきました!
結果はネット17:51(グロス18:07)
気温23℃というややタフなコンディションでしたが、【1マイル・5kmともにPB更新】と現状の走力チェックとしては上出来の内容でした。
5kmレースは短いのに、なぜここまでキツいのか。
今回「Tokyo Speed Race」に参戦し、心拍170という極限状態でその答えが見えました。
その体感通り、中盤以降はわずかにペースが落ち、5kmという短距離ながら“最後まで粘る力”の重要性も改めて実感しました。
本記事では、COROSのデータ(心拍・ペース・パワー)をもとに、なぜ後半が苦しくなるのか、そしてサブ3ランナーが次に強化すべきポイントを整理します!
▼目次
①レース結果
②レースコンディションと装備
③5kmレースのペース配分|本当に失速していたのか?
④心拍ゾーン分析|中盤以降なぜキツいのか
⑤フォーム・ランニング効率
⑥5kmレースで後半がきつい3つの理由
⑦今回の収穫と課題
⑧サブ3ランナーが取り入れるべき練習
⑨シューズレビュー&感想
⑩まとめ
①レース結果


- タイム(ネット/グロス):ネット17:51、グロス18:07
- 平均ペース:3:34/km
- 心拍(平均・最大):平均170、最大182
普段インターバル走はほぼやらず、スピード練習は週末のペース走がメインでしたので、ネットで18分切りできた点は評価したいです。
その一方で、中盤から後半にかけて失速してしまったので、“今後インターバル走や閾値走をこれまで以上に取り入れれば、まだまだ伸びしろあり!”と前向きに捉えています!
②レースコンディションと装備

続いて、この日のレースコンディションと装備です。
- 気温・湿度・風:24℃、37%、2~3m
- コース:周回
- 使用シューズ:アシックス/メタスピードエッジトーキョー

レース当日の5/4(祝・月)は春の嵐が日本列島を襲い、天気は晴れだったものの、各地で暴風が吹き荒れ、JAPAN JAMやOTODAMAといった音楽野外フェスが中止になるほどの風速でした。
レーススタートの17:50(5kmの部、グループ3)には気温も下がり、風も多少落ち着いたものの、暑熱順化がどこまでできているのかやや不安な中でのスタート。

スタート30分前から整列、5分前にスタート位置に移動します。
フルマラソンとはまた違った緊張感で、2月の別府大分毎日マラソン大会でも感じたピリッとしたガチの空気がヒシヒシと伝わってきます。

Qちゃんこと高橋尚子さんの元気いっぱいの掛け声と号砲により一斉スタート!

コースは明治神宮外苑前を周回するシンプルかつほぼオールフラットな設計。

シューズは、アシックスのレーシングシューズ【メタスピードエッジトーキョー】(以下、エッジ)で今回挑みました。

エッジで走るのは実に4カ月ぶりで、2026年年明けの【東京ニューイヤーハーフ】以来です。

その他はいつものフルマラソン同様の装備で挑みました!
各アイテムの詳細は最後にまとめています!
③5kmレースのペース配分|本当に失速していたのか?

- 前半〜中盤は安定
- 後半わずかに低下
結論:失速ではなく“正常な減速”
前半のハイペースはアドレナリンのおかげとレースの雰囲気に多少飲まれてしまっています。
「分かっていても抑えられないのが5kmレースの怖さ」
4km目のラップで減速していますが、普段のトレーニングの閾値走でも長くても2kmぐらいが設定距離でしたので、この点は正常な減速と捉えています。
ラスト1kmは再度巻き返し、3秒ほどペースは速まっているので、「5kmは最後まで耐えた人が勝つ競技」ということを学びました!
④心拍ゾーン分析|中盤以降なぜキツいのか


- 平均心拍:170
- 無酸素領域:70%以上(無酸素持久ゾーン:45% 無酸素パワー:26%)
ペース、心拍数共にゾーン5~6となる無酸素領域が7割以上を占めていますので、ほぼ18分間VO2MAX領域で走り続けていることになります。


直近のフルマラソン(26年3月静岡マラソン)の値がこちらですので、いかにVO2MAX領域で走り続けることがフルマラソンとは別競技とも言え、中盤以降キツくなることが今回体験できました!

続いて、ランニングフォームなどの数値も見ていきましょう。
⑤フォーム・ランニング効率


- ピッチ:最大182、平均174
- ストライド:平均161cm
- 接地時間:平均182ms
- ランニングパワー:最大345W、平均311W
これらの数値からも失速した要因として、
「フォーム崩れではなく“代謝(心拍)の限界”」
と捉えています。
COROSのランニングダイナミクスの定義と今回の5kmレースの数値を表にまとめてみました。
ちなみに評価と解釈はチャッピーに客観的に分析してもらっています。
| 指標 | COROS定義(要約) | 一般的な目安 | 今回の数値 | 評価 | 解釈 |
|---|---|---|---|---|---|
| ピッチ (spm) | 1分間あたりの歩数。高いほど回転効率が良い | 165〜175:良い175〜185:優秀 | 平均174最大182 | ◎優秀 | 5kmレースとして理想的。後半まで維持できているのが強み |
| ストライド (cm) | 一歩あたりの距離。スピードと連動 | 130〜160:一般160以上:高水準 | 平均161 | ◎高水準 | ピッチとバランス良くスピードを作れている |
| 接地時間 (ms) | 足が地面に接している時間。短いほど効率的 | <210:優秀180以下:エリート | 平均182 | ◎かなり優秀 | スピード帯でもブレーキが少ない走り |
| ランニングパワー (W) | 推進力の指標。速度・フォーム・体重に依存 | 個人差大(相対評価) | 平均311最大345 | ◎安定 | ペース変動少=出力コントロールが優秀 |
各指標をチャッピーの分析とあわせて細かく見ていきましょう。
①ピッチ:174spm(かなり良い)

- COROS評価でも「優秀ゾーン」
- 5kmで180近くまで上がるのは自然
▶限界まで無理に上げていないのに高水準=効率が良いと言えます
②ストライド:161cm

- サブ3帯でも高め
- ピッチと両立できている
▶“回転+推進力”のバランス型ランナーと言えます
③接地時間:182ms

- 180ms付近=ほぼエリート域
- 後半も大きく悪化していない
▶脚ではなく心肺で限界が来ている証拠とのこと
④ランニングパワー:311W

- 大きなブレなし
- ラストでしっかり上げている
▶ペース感覚と出力コントロールが優秀と言えます
以上からも、
「崩れたのはフォームではなく、代謝(心肺)だった」
とのこと。
5kmレースは今回が初めてでしたので、これらの数値をデータとして蓄積し、都度AIに分析させると自分の走力や課題が客観的に見えてきますね!
ちなみにこれらの数値は【COROS PACE Pro】で取得したデータです!
詳細レビューはこちら!

⑥5kmレースで後半がきつい3つの理由

結論:原因はペースではなく“高強度を維持する代謝限界”です。
さらに今回のレースを振り返ってみると、
(1)VO2MAX耐性の限界
(2)気温上昇による心拍ドリフト
(3)風による微ダメージ
(1)は各データから分析した結果でも明らかで、今回苦しくなった一番の要因でしょう。
(2)に関しては、今回スタート気温が24℃とフルマラソンシーズンと比較すれば高気温と言えます。幸い湿度は低く、走りやすくはなりましたが、スタートして間もなく発汗が始まり、ゴール後も暫く汗が引かないほどの発汗でした。
5月頭ということで三寒四温で寒暖差もまだ大きい為、暑熱順化をしっかりしてこれからのレースに向けて準備していきます!
そして(3)は幸いにも日中ほどの暴風は収まりましたが、時折向かい風でスピードが遅くなる瞬間もありましたので、微小ながらも風による影響はあったもののと思われます。
⑦今回の収穫と課題

改めて今回の5kmレースの収穫と課題です。
収穫
・ペース安定
・フォーム維持
・高強度耐性あり
課題
・無酸素持久
・LT付近の余裕度
ペースやフォームの安定・維持は走ってみて、そしてその数値を見て大きな自信に繋がった一方、無酸素持久力はこれまでほぼ真正面から向き合ってこなかったので、このレースをきっかけに2026-27シーズンの課題としてもインターバル走の追加などトレーニング内容に幅を設けたいと思います!
また、COROSのランニングレベル各項目も0.2~最大0.5ポイントもレベルアップしていますので、高強度かつトレーニング効率が非常に高い約18分間であったことが伺えます。
⑧サブ3ランナーが取り入れるべき練習

改めて、今後継続的にサブ3、そしてサブエガ以上のタイムを狙っていく上で、
- 1km×5(3:25〜30/km)
- 400m×10
- LT走(3:40/km)
インターバル走もしくは高強度のトレーニングも少しずつ盛り込んでいく予定です!
そして、年齢を重ねる一方で【どこまで心肺の限界値を越えられるか】、【まだまだ自分の走力には成長の余地はあるのか】をこれからも突き詰めていきます!
⑨シューズレビュー&感想

最後にレーシングシューズ【メタスピードエッジトーキョー】についてまとめていきます!
メタスピードエッジトーキョーの特徴

前作の【メタスピードエッジパリ】までミッドソールは<FF Turbo+>のみで構成されていましたが、【メタスピードエッジトーキョー&メタスピードスカイトウキョー】ではこれまでのアシックスのランニングシューズ史上最も軽く、反発性に優れた新素材<FF Leap>が採用。
<FF Turbo+>よりも<FF Leap>は、
・約15%軽量化
・約13.7%エネルギーリターン向上
・約30%クッション性向上
その配置をそれぞれ変えて、2つのモデルが昨年8月にリリースされ、数々のエリート選手から市民ランナーの足元をサポートしています!
【エッジ】<FF Leap>が上層部、<FF Turbo+>が下層部
【スカイ】<FF Turbo+>が上層部、<FF Leap>が下層部
軽量化、反発(エネルギーリターン)、クッション性それぞれ大きく向上している中で、個人差はありますが、大きな特徴として【メタスピードエッジトーキョー】は着地するとヒールからミドル部のクッション性が大きく増しているのが実感できる点でしょうか。
向いているランナー

【エッジ】、【スカイ】ともに履いてみて甲乙つけがたい素晴らしいシューズではありますが、
【エッジ】クッション性が増し、ヒールストライクからフォアまでのオールジャンル向け
【スカイ】エネルギーリターンの恩恵でスピード重視かつフォア向けに好まれそう
主観的かつ在庫状況やレースでの使用状況を見ても、万人受けするのは【エッジ】でしょうか。
特に私のようなヒールストライクの着地ではさらにそのクッション性の恩恵は受けやすいと思います
レースでの使用感

正直なところ【エッジ】、【スカイ】どちらでも良かったのですが、【エッジ】の方が使用頻度が少ないこと、そして蹴りだしも大きくなることを想定し、今回は【エッジ】をチョイス。
最後までペース&フォームが維持・安定していたことから、完走後の脚のダメージも少なく、軽量かつ高い反発のおかげで満足の行く成果が出せたと思っています。
以上からも、このレベルの強度でも最後まで反発が落ちない点は、レース用として大きな武器でした!
シューズレビューの詳細はこちら!

⑩まとめ

今回は私自身初の5kmレースとなった「Tokyo : Speed : Race」の模様をまとめてみました!
- 5kmは短いが、キツい種目
- 今回は“内容としては◎”
- 次は17分前半へ
心肺を限界近くまで追い込むことができて、収穫と課題が明確に浮き彫りになったレースでしたが、最後まで諦めずに完走してみて、
「タイム以上に価値があったのは“最後まで粘れたこと”」
という点が最も今回の収穫でしょうか。
この粘りはフルやハーフ、ウルトラマラソン、トレランなどどの種目でも必ず活きてくるものです。
今回5kmレースという新しい世界を見て、一緒に走った選手やエリート選手の力走を見て、沢山の刺激とモチベーションアップに繋がっています!
ちなみにこちらは日本記録まであと1秒届かずも激走を見せてくれた男子工藤選手と藤本選手のデッドヒートの模様。
平地でも素晴らしいスピードを魅せてくれた工藤選手。来年の箱根駅伝が早くも楽しみになりましたね!そして、復活が期待されている女子前田選手の力走も素晴らしかった!
普段は画面越しに見ているエリート選手のフォームやスピードを見ると、明日からのトレーニングのモチベーションアップにも繋がります!
このレースの経験を2026-27シーズンに活かしつつ、また機会があれば定期的に参加して【現時点の走力チェック】をしていきたいと思います!
主催&大会関係者の皆さん、そして沿道で応援くださった皆さん、ありがとうございました!
こちらは参加賞でもらったゼッケンビブス、入浴剤、汗拭きシート、シャンプー、洗剤です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!
▼トピックスはこちらでも配信中!
▼「Tokyo : Speed : Race」使用ギアはこちら
(1)シューズ:アシックス/メタスピードエッジトーキョー
(2)ウォッチ:COROS/PACE Pro&心拍センサー
(3)ノースリーブ:Teton Bros./ELV1000 Non Sleeve
(4)インナー:finetrack/ドライレイヤークールノースリーブ
(5)ショーツ:Patagonia/メンズ・エンドレス・ラン・ショーツ 6インチ


(6)ソックス:ゴールドウィン/Paper Fiber Socks
(7)キャップ:HERENESS/FOCUS CAP
(8)リカバリーゼリー:味の素/アミノバイタルONE

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