※こちらの記事は2025年2月にアップした記事を都度、編集・追記しています。
こんにちは!アラフォーランナー葱坊主です!
本日(2025年2月16日(日))は初参加となる【第57回青梅マラソン】に出場し、2週間後に迫った【東京マラソン】の最終調整と試走兼ねて30km駆け抜けてきました!
早速レースを振り返ってみましょう!
▼目次
①レース結果
②レース前日から当日まで
③レース振り返り
④収穫と今後の課題、そして次の東京マラソンに向けて
⑤まとめ
①レース結果
青梅マラソン公式サイトの速報結果はこちらになります!


ガーミンはスタートライン通過後のネットタイムとなりますので、
▼【第57回青梅マラソン(30km)】
グロス 2:04:44
ネット 2:03:57(ガーミン:2:03:51)
ちなみに直近のフルマラソンでの30km通過地点のタイムです!
▼24年11月つくばマラソン(フルマラソン)
グロス 2:07:04
▼25年1月勝田マラソン(フルマラソン)
グロス 2:07:37
比較してみると、つくばマラソンよりも2分半ほど短縮できました。
【青梅マラソン】は30kmレースで当然ラップも早くなるため、フルマラソンと完璧に比較することは難しいですが、一つの指標にはなるのではないでしょうか。
レース前日から当日を振り返っていきましょう!
②レース前日から当日まで
備忘録かねて、前日からの当日までを振り返ってみます!
▼レース前日:2月15日(土)
06:30 起床、シャワー
07:00 散歩
08:00 家事(掃除・洗濯)、朝食(バナナ、プロテイン)
09:00 ブログ時間
13:00 ランチ(うな重、野菜炒め、みそ汁)
14:00 映画鑑賞
16:00 ブログ時間
19:00 夕飯(ランチの残りでうな重、みそ汁、プロテイン)
20:30 入浴
21:30 読書
22:30 就寝
▼レース当日:2月16日(日)
05:30 起床、シャワー
06:00 朝食(うどん、わかめ、切り餅2個、バナナ2本、プロテイン)
06:30 準備
08:00 出発
10:00 受付、準備、アップ
11:15 入場ゲート整列
11:30 スタート!
青梅マラソンは11:30スタートのため、私個人的には、
・起床時間:レーススタートの5時間前
・朝食時間:レーススタートの4.5~4時間前
が最もベストパフォーマンスを出せるので、フルマラソンの場合はここから逆算してレース1週間前から生活リズムを整えていきます。
今回は試走なので、生活リズムに多少の誤差はありましたが、普段もだいたいこんな生活リズムなので、特に早寝早起きは苦労せず、いつも通りに過ごしていました。
<カーボローディング>
フルマラソンの前日同様、ミネラルウォーター500mlに溶かしたモルテンドリンクミックス320を午後から半日かけて飲み干しました。
当日も朝食時に半分を、もう半分をスタートまでちびちび飲み干しています。
今回は30kmレースですが、フルマラソンでもレース後は暫く空腹感は感じることはなく、これにジェル補給でハンガーノック対策は十分です。
>>><関連記事>【飲むカーボローディング】フルマラソン30km以降のエネルギー切れはモルテンドリンクミックスで解消!
<ウォーターローディング>
最高気温15℃予報のため、スマッシュウォーターを溶かしたミネラルウォーター500mlを上記のモルテンドリンクミックス320と交互に摂取しました。
当日は、移動中とスタート直前までミネラルウォーターを1~2口ほど飲んだぐらいでしょうか。
最近はこのウォーターローディング、レース前・中の経口補水ゼリー補給で足攣りはだいぶ少なくなりましたね。
>>><関連記事>【ランニング&トレイル足攣り対策5選②】スマッシュウォーター&経口補水液でウォーターローディング!
<食事>

レース前の勝負メシはうな重と決めているので、ランチと夕飯でうなぎを食べました。
<擦れ&冷え対策>
ワセリンを入念に脇、お腹周り、下半身にたっぷり塗り込みました。
汗冷え対策の一環でドライレイヤーのタンクトップも着ましたが、15℃ぐらいの気温になるとむしろ不要でしたね!
>>><関連記事>【真冬の雨&低体温対策】大阪マラソン2024から学んだ冷え対策
<ギア関連>
山に向かって登るため、多少寒さを考慮してTシャツも持参しましたが、すでにスタート前のアップで汗ばむほどの陽気でしたので、真夏仕様でノースリーブをセレクト。それでもノースリーブはレース後、ぐしゃぐしゃでしたね!
<シューズ>

いつもなら試走も本番同様のレーシングシューズで挑んでましたが、今回はカーボンシューズによる疲労も考慮して、ノンカーボンのアディダス<Adizero EVO SL>をチョイス!
普段のペース走でもサブ3ペース以上のスピードが出るので、今回はどのくらい疲労具合が変わるのか実験兼ねてノンカーボンで勝負してみることにしました!
結果的には、汗ばむ陽気かつアップダウンが多かった割にはこれまでの30km試走レースと比較しても、レース中、そして着替えている時に足が攣ることも無く、今この記事を書いている時点でも筋肉痛や痛みは出ていません。
翌朝も若干股関節や筋肉の張りはありますが、ひどい筋肉痛は感じられず、やはりカーボン入りと比べても疲労は多少軽減されるのかもしれません。
>>>【Adizero EVO SLレビュー】アディダスの逆襲、革新的ノンカーボンシューズ登場!
<ジェルなどの補給物>

レース直前のエネルギー&アミノ酸補給として、今回はレース1時間前に
・アミノバイタル×2
・俺は摂取す×1
・塩ジェル×1
を摂取。
ジェルは、
・アミノサウルス1、2×1つずつ
を8kmと16kmを目安に、後半にカフェイン入りを摂取して集中力を維持しました。
そして、先日の【勝田マラソン】から試している、
・OS-1(経口補水)ゼリー
を折り返し前に飲み、後半の脱水と足攣りを予防しています。
攣ってから飲んでは、もう時すでに遅しなので、30~1時間後に全身に行き渡るのを考慮して、今回は折り返し前の14km前後で摂取。結果的に、レース中もその後も攣ることが無かったです!
レース後はリカバリー兼ねて、
・アミノバイタルゴールド
・ザバス×2
で頑張った身体にアミノ酸とタンパク質を補給しています。
<トイレ対策>
これだけ暖かくなると尿意はだいぶマシになりますが、会場に着いてからは一度もトイレに行けず(超渋滞で待つのが苦痛だったので)、割り切ってレース中に行くことにしました。
仮設トイレも見かけましたが、レーススタート直前までずっと長蛇の列でしたので、もう少し数は増やしてもいいのではないかと思いながら、スタートブロックへ。
今回ゴールまで取った水分をまとめてみました。
・寝起き後、シャワー後のポカリスエット:100mlほど
・移動中と準備中のポカリスエット:100mlほど
・レース中の給水:全6地点中6地点(ポカリスエットと水1杯ずつ)
トイレはスタートゲート入場時までは小2回、大は自宅で済ませてきました。
<会場の様子>

青梅マラソンとありますが、最寄りは青梅線の河辺(かべ)駅。
駅到着直後からすでにランナーでごった返しており、なかなか列が思うように進まず、受付会場までは30分ほど時間を要しましたね。


受付会場となる河辺小学校までずっと列を成しているので、荒川河川敷が初めてのランナーでも迷うことなく会場に辿り着けます。

ちなみに10kmの部も含めると、約1万6,000人のランナーが集結。
今年で57回目という伝統とちょうど残り24-25シーズンラストレースに向けた試走のタイミングとしては丁度良いため、人気の高さが伺えますね!
ちなみに会場周辺の飲食店では、着替えと荷物預かりを500円ぐらいで商売しているのを見かけました。あまり地方でも見ない光景でしたが、こちらは青梅マラソン名物のひとつなのでしょうか。
ちなみに直前まで暖を取ったり、トイレ対策も兼ねるのであれば、こちらを活用するのも◎ですね!

河辺小学校で受け取ったゼッケンとモノタグをシューズに取り付け、荷物も預け、いざスタートブロックに!
③レース振り返り

<スタートから10kmまで>
【青梅マラソン】は一斉スタートのため、30kmの部は11:30に一斉スタート!
私はDブロックでしたので、序盤はスローペースでしたが、それでも1kmの入りは4:27/kmと幸先の良いスタート!
少しずつ渋滞は緩和されますが、ここで焦ったり他のランナーから衝突されてもイライラせず、平常心を保ちながら少しずつペースアップしていきます!
それにしても直射日光が当たると暖かいを通り越して暑いくらいです!
最高気温は15℃まで上がったようですね!

2km時点からジワーっと汗が出始め、
本来は真冬にも関わらず、今日は暑くてタフなレースになるな!
とこの段階で覚悟を決めます。
少しずつサブ3ペースの4:15/kmの平均ラップに近づいてきますが、
どうもいつもより身体が重い。。。
体重は2週間前の【勝田マラソン】から若干増えてはいますが、なかなか本調子にならず、心拍もいつもよりも高めの165前後でしたので、暑さに既にやられているかとネガティブに考えながら、商店街を通過。
実はコースと高低図をあまり詳しく見ていなかったのですが、序盤はずっと緩やかな登りだったんですね!

さてさて、そんなことも十分に分かってなく暑さと闘いながら走っていましたが、【青梅マラソン】はスタート直後から沿道の応援が絶えません!
「個人的にすごく渋いな~」と思ったのが3km地点と17km地点での男性シニアによる合唱でした♪
これまでバンド、アイドル歌手、近所の学校の合唱団の歌は何度か遭遇しましたが、男性のコーラスはおそらく初でしたので、とても印象に残っています!
そして太鼓による力強い応援!
市街地から少しずつ山に向かっていきますが、予想以上にアップダウンが多く、登っては下るの繰り返しで少しずつボディーブローのように体力が削られ、発汗も伴います。
【勝田マラソン】やこれまでの数々のアップダウンで得た教訓として、
登り坂はみんなキツいので、腕と足を使って一歩一歩無理せず刻んでいこう!
と自分に言い聞かせると不思議なもので、坂でゼエゼエハアハア苦しんでいるランナーを次々と拾って、さらに続く下り坂で呼吸を整えながら、ペースを上げていきます。
こうすると登り坂のロスと下り坂で稼いだ貯金でだいたいは帳尻が合うので、とにかく上り坂は焦らず自分のペースで、下り坂は調子に乗らずペースを上げ過ぎないことがアップダウン攻略の秘訣です!
10km通過で43:20、平均ラップ4:20/km。
8kmでアミノサウルスを摂取し、中盤のアップダウンに備えます!
<11kmから20kmまで>

折り返しまで急登が続くので、おそらくここが最もキツいところだと思いながら、折り返しを目指します!
折り返し直前でOS-1(経口補水)ゼリーをグイっと飲み干し、後半の脱水と足攣り対策を早めに実施。
このあたりで先頭集団勢がスライドし、どのランナーを見ても発汗もしくは水かぶりで全身ぐしゃぐしゃになっているのを見ると、
コンディションはみんな一緒!よし、自分もギアを上げよう!!
とようやくこのあたりからいつものペースになり、アップダウンあるものの4分前半台までペースアップ。
登り切って折り返し、
さぁー、あとは来た道を戻るだけ!
と言い聞かせ、しばらく下り基調になります。
心拍を160前後まで上限に、スピードも一気に出し過ぎるとそのダメージで終盤タレてしまうので、スライドでランナーが気になりますが、自分のレースに集中して慎重に下っていきました。
16km地点で二つ目のカフェイン入りのアミノサウルスを摂取し、疲労や脱水による倦怠感対策をします!
ちなみにフルマラソン前の試走ではカフェイン断ちはせず、前日までコーヒーは飲んでいます。
19km地点でようやく3:57/kmを計測!
今回ノンカーボンで挑みましたが、ここまで問題無く、むしろ下り坂ではポンポン跳ね過ぎないので、下り坂の抑止力としてもノンカーボンで正解でした!
残り10km!
結構な発汗ですが、大きなトラブルや差し込み、足攣りの予兆もなく、快適に駆け抜けていきながら、ゴールを目指します!
<21kmからゴールまで>

ゴールまでのラップはこちら!
上り坂で22km、25km通過地点でややペースは落ちたものの、下り基調の恩恵もあり20kmからゴールまで40分10秒、平均ラップは4:01/kmとビルドアップになっています!
ペースが上がった要因として、二人のレジェンドの存在がありました。
一人目はレジェンドランナーの弓削田真理子さん(66歳!)です。
【青梅マラソン】に出場されることは知らなかったのですが、
弓削田さんが100m先にいるよ!
と沿道の声援で教えられたのをきっかけに、
レジェンドと一緒に走って、そして追い越したい!
とメラメラと闘志に火が付き、ここまでビルドアップする予定はなかったのですが、後ろ姿が見え、上り坂でややペースが下がっているところを見計らって一気に抜きました!
たった僅かの間でしたが、こうしてレジェンドランナーと同じ空の下、レースを走れることに感動しながら、このペースでイケるところまで行ってみようと、このままペースを維持。
ちなみに弓削田さんは60歳代女子の部で見事優勝していましたね!
さらに残り10kmを過ぎた地点あたりにももう一人のレジェンドがこちらを見て、手を振っています!
そうです、Qちゃんこと高橋尚子さんです!
これまで何度かレースでお会いしてハイタッチさせてもらっていますが、必ずランナーが最もキツいであろう地点で一人ひとりに欠かさずエールを送ってくれます!
これは私の憶測ですが、誰よりもマラソンを熟知し、そのレースのコースで最もキツい箇所を知っているからこそ、その場に立ってランナー全員にエールを送っているのだろう!と思いながら、ハイタッチを交わすと、ゴールに向けて脚が一気に動き出します!
まさにランニングの女神!
終盤は沿道の応援のおかげもあり、ランニングハイのゾーンに入り、次々とランナーを拾っていく理想のレース運びでした!
この瞬間を味わうため、まだ皆が眠っている間に日々の練習をやっているんだ!
と言い聞かせ、東青梅駅あたりからラストの商店街の直線を駆け抜け、右折したところでゴール!
今までの中で最も手ごたえを感じた30kmでしたね!
④収穫と今後の課題、そして次の東京マラソンに向けて
まずは【青梅マラソン】の収穫です!
<収穫>
・アップダウンの苦手意識が少しずつ無くなってきた
・14℃の陽気で、【東京マラソン】にむけた暑熱順化に繋がった
・ノンカーボンシューズでもしっかり走り切れる走力を感じることができた
これまでは断然フラット派ですが、先日の【勝田マラソン】にしろ多少のアップダウンがあったほうがスピードにメリハリが付くので、少しずつ苦手意識は無くなってきました!
そして、寒さへの耐性がようやく付いたと思ったら、3月の陽気になり、急な暑さに身体もびっくりしていましたが、これはこれで先々の【東京マラソン】、そして【チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン】の暑熱順化にも繋がったとポジティブに捉えています!
最後に、今回実験的に試したノンカーボンシューズ【Adizero EVO SL】での30km走は予想以上に快適に走ることができました!
【東京マラソン】では、今のところメタスピこと【メタスピードエッジパリ】が濃厚ですが、来シーズンはアディダスのレーシングシューズも試してみたいなと思っています!
>>>【【メタスピードエッジパリ】】サブ3達成の立役者、アシックスの傑作シューズ徹底レビュー!
一方の課題です。
<課題>
・更なるスピード持久力の積み上げ
・トイレロスはやっぱり勿体ない
現時点のフルマラソンのラスボスこと【サブエガ】を目指すとなると、平均ラップは4:01/kmと今回のペースより更に5秒短縮し、最もキツい残り12kmもクリアしないといけません。
おそらくこのペースでこのまま今日走り続けたのであれば、35km前後で足は売り切れるだろうなと予想しています。
ですので、普段の週末ペース走のラップを少しずつ上げていきながら、時間走もサブ3ペースが余裕になるまでレベルを上げる必要があります!
サブエガはサブ3よりも難易度は遥かに高く、加齢に抗いながら挑戦していきます!
そして、ここまで陽気な天気の時こそ、トイレロスが後々に大きく響いてきます。レース直前に必ずトイレを済ませるなど、大混雑が予想される【東京マラソン】では携帯トイレを持参するなど、1秒の重みをもっと意識するようにします!
<東京マラソンに向けて>
・まずは【青梅マラソン】の疲労をしっかり抜く
・【青梅マラソン】同様の最高気温16℃予報なので、暑熱順化対策も念頭に入れる
・寒波襲来による寒暖差の影響が大きいので、体調管理を万全に
この【青梅マラソン】を最終調整にしているので、残り2週間は疲労抜きと体調管理が最優先となります!
まだ天気予報は確定ではないですが、本日と同じぐらいの陽気になりそうなので、暑さ対策も考慮に入れて、事前のウォーターローディングも入念に実施していきたいと思います!
ここまでやれることはやったので、あとは今シーズンラストの勝負かつ祭典レースを思いっきり楽しみながら2度目のサブ3を達成して、真のサブ3ランナーを目指します!
⑤まとめ
今回は初参戦となった【青梅マラソン】のレースレポでした!
フルマラソン前の30km走はフラットコースが多かったのですが、アップダウンが多く、色々な部位に刺激も入ったので、充実した試走になりました!
・坂道の苦手意識を克服したい!
・シーズン終盤の3月以降の勝負レースに向けた試走
・都内でありながら自然が楽しめるレースに出たい!
といったランナーにとっては【青梅マラソン】は選択肢の一つにしても良いレースだと思います!
さぁ、今シーズンのフルマラソンも各地で終盤に入ってきましたが、私も【東京マラソン】での2回目のサブ3に向けて最終調整をして万全のコンディションで楽しみたいと思います!
季節外れの暖かさでしたが、完走後のビールは最高でしたね!

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!
※追伸
この【青梅マラソン】の試走&暑熱順化の効果もあって、【東京マラソン2025】で2大会連続サブ3&サブ55達成できました!レースレポはこちらにまとめています!
>>>【東京マラソン2025】2大会連続サブ3&サブ55達成!
▼日々のトレーニング内容はこちらで発信中!
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