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【サブ3挑戦記】憧れから現実に。勝田マラソンで初サブ3達成!

ランニング

※こちらの記事は2025年1月にアップした記事を都度、編集・追記しています。

こんにちは!アラフォーランナー葱坊主です!

本日1月26日(日)第72回勝田全国マラソン(以下、勝田マラソン)に出場してきました!

レース前日から当日のレース展開までまとめましたので、今後エントリーを考えているもしくはサブ3挑戦中のランナーの皆さんに少しでも役立つ記事になると嬉しいです!

▼目次
①勝田マラソン結果報告!
②レース前日の過ごし方
③レース当日
④レース振り返り~序盤~
⑤レース振り返り~中盤~
⑥レース振り返り~終盤~
⑦収穫と今後の課題
⑧まとめ

①勝田マラソン結果報告!

まずは結果報告から!

昨年11月末の【つくばマラソン】の悔しさを見事リベンジし念願のサブ3達成&PB更新!

つくば:グロス3:02:34/ネット3:01:54

勝田 :グロス2:59:09/ネット2:57:59

【つくばマラソン】も万全のコンディションで挑みましたが、35km付近からの攣りに勝てず、あと僅かというところでサブ3達成の壁に阻まれてしまいました。

それから【勝田マラソン】までのトレーニングはこれまでの内容と基本的には変えずに、とにかくサブ3の平均ペース4:15/kmのスピード感を徹底的に身体に慣れされ、時計を見なくても感覚で分かるぐらい意識しました。

このあたりの詳細はこちらにまとめています!

>>>【サブ3挑戦記】第72回勝田全国マラソンまであと1か月!

>>>【サブ3挑戦記】勝田全国マラソン1週間前のチェックポイントと近況報告

そして、年明け一発目となるレース【東京ニューイヤーハーフマラソン】でスピードチェック兼ねて、ハーフマラソン大会に参戦!

>>>【サブ3挑戦記】東京ニューイヤーハーフマラソン(旧ハイテクハーフ)2025でPB更新!

シューズの恩恵もありましたが、PB達成をし、二週間後の【勝田マラソン】に向けて大きな手ごたえとなりました。

今日の本番まで意識したことは主に2つ。

(1)24-25シーズンに蓄積した疲労回復
(2)体調管理

(1)24-25シーズンに蓄積した疲労回復

昨年シーズンインした8末の北海道マラソンからほぼノンストップでトレーニングを重ねてきましたので、実は左足・中指の付け根や踵に鈍痛があったりと明らかに疲労が蓄積しているのは昨年末あたりから実感していました。

ここで無理をして今シーズンを棒に振るのだけは絶対にしたくなかったので、レース1週間前に日頃からお世話になっている【筋肉整体サロンつきひ西荻窪】さんでメンテナンスを実施、さらに週の前半3日間は完全オフにして身体の芯まで蓄積した疲労を抜くことに注力。

>>>【筋肉整体サロンつきひ西荻窪さんへ】定期的な身体メンテナンスで怪我を未然に防ぐ

【勝田マラソン】の終盤も足攣りがいつ起きてもおかしくない状態でしたが、【つくばマラソン】と比較しても明らかにレース全体を通して足さばきが軽快だったので、思いっきり休むこともとても重要であることを改めて実感しましたね!

>>>休むことも大事なトレーニングの一環

(2)体調管理

もう一つ厄介だったのがこの体調管理です。

例年にも増してインフルエンザや咳風邪が社内や取引先でも蔓延中でしたので、

・1時間に1回はうがい手洗いを実施
・こまめな水分補給&ウォーターローディング
・生活リズムを一定(22時就寝、5時起床)
・栄養価の高い食事を心がける
・身体を冷やさない
・就寝前の入浴20分&アルコール&カフェイン断ちで質の良い睡眠を

をレース前日まで実行しました。

特に意識したのは水分不足でいつも喉風邪を引くことが多いので、こまめな水分補給とレース3日前から足攣りと脱水対策でウォーターローディングを実施。レース前日からは経口補水液500mlも飲んでいました。

>>>【ランニング&トレイル足攣り対策5選②】スマッシュウォーター&経口補水液でウォーターローディング!

そして、できる限りその日の疲労はその日の入浴と睡眠でリカバリーしたいので、睡眠時間が多少短くても質の高い睡眠を促すようにアルコールとカフェインもレース1週間前から絶ち、そして入浴剤はこちらを毎日使用しました!

>>>【リカバリー】karada totonou probath(からだ整うプロバス)自宅でも毎日サウナ気分&疲労回復!

このおかげもあり、当日はガーミンのHPが久々が100まで完全回復し、【つくばマラソン】以上のコンディションで挑むことができました!

次のチャプターからはレース前日を振り返ってみます!

②レース前日の過ごし方

スケジュールはこんな感じでした。

<前日 1/25(土)>
5:30 起床→シャワー
6:00 朝食→レース準備
9:00 散髪
11:30 ランチ(うな重)
12:30 移動
16:00 ホテルチェックイン
16:30 入浴→レース準備
17:30 夕食→買い出し
19:30 入浴
20:30 就寝

当初の予定では、自宅からの当日参戦を予定していましたが、あいにく【特急ひたち】のチケットを買いそびれてしまい、少しでも勝田周辺で泊まろうと土浦に前泊しました。

もし当日入りかり各停したくないでしたら、えきねっとで1か月前から特急券が発売されるので、忘れずに購入しておきましょう!

今回は極力体力を温存したく、駅から目と鼻の先の「ホテルグローバルビュー土浦」をセレクト。


記念すべき私のフルマラソンデビュー&サブ4達成レースとなった【かすみがうらマラソン】の告知も至る所で見られ、何か縁があって今回もいいことが起こるのでは!?と密かに期待していました。。。

部屋はこんな感じで、快適に過ごすことができました。

チェックイン後は移動の疲れと全身の血行促進すべく、すぐさま最近リニューアルしたという大浴場へ!

さすがに翌日の脱水を考慮し、サウナは汗が出るまでの数分間に留めましたが、セルフロウリュウ可と黙々ひとりサウナには最適なつくりでしたね!ひな壇が二段だけでしたので、もう一段あれば尚良しといった感じでしょうか。

外気浴ゾーンに整いイス3脚、そして水風呂も15度とサウナーの要望を的確に応えた浴場で交互浴を数回し、心身ともにリフレッシュ!

その後は、レース準備や読書をしながらのんびり過ごし、お腹がグ~となったところで夕食へ。

ちなみにランチは自宅で勝負メシの中国産うな重でスタミナを養いました!

夕食はもう一つの勝負メシこと生姜焼き定食を食べたかったのですが、候補の店のひとつが土曜日休みということで、地元でも愛されている老舗洋食屋さん【洋食 大かわ】さんへ。

オープン直後の17:30に伺ったところ、運よくお1人様ならOK!とのことで入店することができました。どうやら団体の予約が入っていたこともあり、自分が入店してからの飛び込みはすべて断っていましたので、本当にラッキーでしたね!

レトロな落ち着く空間で壁に張っている映画や海外フェスのポスターがいい味を醸し出していましたね!メニューもイイ感じです!

生姜焼きだけではちょっと物足りないので、洋食の中でも大好きなハヤシライス(小)もチョイス!お肉は噛むとすぐに嚙み切れる柔らかさ、ハヤシライスも具沢山で白米がどんどん進むソースでしたね!

お腹と身も満たされたところで、朝食の買い出しへ。

ホテルのサービス朝食(6:45~)でも良かったのですが、初めてのレース会場には早めに行っておいた方が無難なため、今回は駅前のスーパーで購入しました。

それにしても土浦市役所は駅前のビルに入っており、その地下にスーパーがある不思議な行政の街づくりでしたね。。。

朝食のラインナップはこちら。

最近、朝イチやコーヒーブレイクにチョコレートを二切れほど食べるのがルーティン化しているので、頭のエネルギー源として今回もセレクトしました。

そして、今回は改めて【黒糖フークレエ】のカロリーの高さに驚愕し、思わず買ってしまいました!

なんと、この量で615kcal、しかも財布に優しい198円!と今まではどら焼きやバームクーヘンを購入していましたが、今後のレース朝食、そして直前のカロリー摂取はこちらになりそうです!

無事に夕食と買い出しも済ませ、再度交代浴をして、20:30に就寝しました。

天気予報ではどうやら北風の強風が吹き荒れるということで、レースで最も嫌な風との戦いになることは間違いなさそうですが、もしかしたら天気予報が少しでも変わってくれることを願って眠りに就きました。

③レース当日

当日のスケジュールはこんな感じでした。

<当日 1/26(日)>
4:30 起床→入浴→準備
5:30 朝食
6:45 出発
8:00 勝田駅到着
8:30 準備→準備体操→ウォーミングアップ
10:00 スタートブロック待機
10:30 スタート!
13:30 ゴール!

まずは身体を起こすべく、大浴場に直行し、お風呂でのストレッチ→水風呂でシャキッと目を覚まし、レース準備へ。

昨晩の願いは叶わず、快晴ながらも北風が最大7m/sとサブ3達成に向けた最大の敵は強風とその強風による低体温と予想。

ウェアリングは当初ノースリーブとアームカバーで参戦予定でしたが、汗冷えと風による低体温を考慮し、【東京ニューイヤーハーフマラソン】同様のユニクロのドライメッシュTシャツに切り替えました!

そして、ワセリンは特にお腹周りを重点的に塗りまくり、手先の冷え防止にレース直前に手のひらと指先にもたっぷり塗り込みました。ホッカイロもグローブに忍ばせておいたので、結果的に手先は常にポカポカして余計なストレスが軽減されましたね!

そして、モルテンドリンク320ミックスをミネラルウォーター500mlに溶かし、朝食と一緒に半分を摂取。もう半分はレース開始まで飲み切っています。

バナナと黒糖フークレエも半分ずつ食べて、残り半分は会場で食べました。

レース中、ゴール後も暫くは空腹感はなかったので、エネルギーとしては十分事足りたことでしょう。

勝田駅には8:00頃に到着。

フルマラソンは10:30スタートのため、若干早すぎたかなと思いましたが、トイレも並ばずに使えたり、シャトルバスもピストンで次々と来るので、ノンストレスで会場へ到着できました。

会場内もさすが伝統の歴史ある72回目のレースとあって運営、各導線、トイレの数も多く(せめて贅沢を言えば洋式が欲しかった!)、更衣室、ロッカールームもあり、今まで参加したレースの中でもトップクラスでノンストレスでしたね!

甘酒のサービスもいただき(寒さで凍えていたゴール後の一杯で蘇りました!)、レース前のエネルギー関連はこちらを摂取。

・バナナ
・黒糖フークレエ
・カツサプ8錠
・コムレケアゼリー
・アミノショット×2
・経口補水ゼリー

今回は足攣りに備え、通常は4錠摂取するカツサプを8錠すべての大判振る舞いにし、実験的にコムレケアゼリーもレース前に、そしてアミノ酸ローディング兼ねてアミノバイタルを2本注入しました!

そして、レース5分前に経口補水ゼリーで脱水対策をして、いざスタートラインに!

改めて今回のレースを振り返って辛かったことのひとつが、レースブロックでの待機中にちょうど北風が強風に変わり、ランナーの体温を否応なしに奪われたことでしょうか。

中にはスタートブロック前のホテルから5分前に出てくる猛者もいたので、特に冷えに弱いランナーの方はスタートブロック付近のホテルを予約してギリギリまで待機するのもアリかもしれないですね!

それにしても、ポエトリー調おじさんの司会(MC)のセリフ一言一言が個人的にツボで待機時間中の唯一の楽しみでした。。。

さぁ、いよいよスタート1分前!

相棒は先日の【東京ニューイヤーハーフマラソン】で支えてくれたアシックスのメタスピードエッジをチョイス!今回も頼むぞ!とシューズにもエールを送り、いざ準備万端!!

※写真は東京ニューイヤーハーフマラソン時に撮影したものです

>>>【METASPEED EDGE PARIS】サブ3達成の立役者、アシックスの傑作シューズ徹底レビュー!

思いっきり深呼吸を数回して肺を最大限に広げ、足をパンパンと叩いて刺激入れをして、10:30ついにサブ3に向けたレースがスタート!

花火が打ちあがり、そして沿道の熱い声援が背中を押してくれます!

さぁ、サブ3に向けた3時間のドラマがここから幕を開けました。

④レース振り返り~序盤~(スタートから15km)

まずは今回のレースプランです。

序盤は渋滞とトイレで多少のロスを考慮し、道中アップダウンが多いため、上り坂は多少タイムをロスしても大丈夫なようにフラット地点で貯金を稼ぎます。

正念場となる終盤の足攣りとアップダウン3連続に備えて今回はネガティブスプリットから入り、中盤はポジティブ、終盤はイーブンもしくは多少ダウンしてもOKのペース配分としました。

結果的にこのレースプラン通りになり、レース中も焦ることなく自信を持って走ることができました。

序盤のラップはこちら。

ちなみに今回のスタートブロックはDブロックでした。

【勝田マラソン】のレベルは非常に高いと事前に聞いていたものの、序盤は想定通りしばらく大渋滞に巻き込まれます。

【つくばマラソン】ではこの渋滞ストレスから少しでもラクになろうとスタートダッシュをしてしまい結果的に序盤から想定ペース以上のオーバーペースで突っ込んでしまい結果的に終盤に大撃沈。。。

同じ過ちは繰り返すまいと多少4:15/kmを下回っても徐々にペースを上げていけばOKと自分に言い聞かせ、冷え切った身体を温めるのを優先にして、序盤はとにかくアップがてらコースが空くのを我慢しながらのレース展開でした。

5km通過地点で心拍、足腰の違和感、身体の状態をセルフチェックし、特に大きな問題もなかったのですが、待機中の冷えで尿意を催し、7km地点のトイレにピットイン。

このトイレも想定済でしたが、万が一このトイレロス(約22秒)でサブ3を逃したとなるとめちゃくちゃ後悔するので、空いていてホッと一安心しました!

少しずつ渋滞も緩和され、ようやく4:10~15/km前後で淡々と距離を積むことができるようになり、30kmあたりまではこのペースを維持し、あとはジェルと給水の補給を欠かさず行っていけば大丈夫!と落ち着かせます。

ちなみにジェルはアミノサウルス・エリートを4つチョイス。

ジェル補給のタイミングとして、8kmごとに、4番→3番(カフェイン入り)→4番→3番の順番にしました。というのも、終盤集中力が必要とされる32km地点でカフェイン入りの4番を摂取することで、疲労と強風で弱気になるであろう自分に打ち勝つために頭をシャキッとさせるためです。

プラン通り8km地点でジェルを摂取するも寒さで固まってしまい、それが気管に入ってしまい、危うく走るのが困難なほどむせてしまいました。。。ジェルは一気にではなく、少量を舐めるように摂取するのがポイントですね!

さぁ、10km通過のラップは0:21:37と【つくばマラソン】と比べて20秒ほど遅れていますが、焦ることは全くなく、序盤の勝負どころの15km地点の急直下の下り坂からの上り坂ゾーンに挑みます!

Youtubeのコース紹介動画や高低差図で予習していたものの改めて自分の目で見ると、なかなかの高低差で上り坂はちょっとした壁にも見えます!

下り坂と上り坂あわせて4:20/km前後で乗り切れれば御の字とポジティブに捉え、無事にクリア!

下り坂で一気にスピードに乗って、上り坂に挑めたのがポイントでしょうか。

それにしてもこの坂以外にも要所要所でアップダウンのある【勝田マラソン】。じわじわとボディブローのように足腰へダメージが蓄積していくことはまだこの時、知る由も無かったのです。。。

⑤レース振り返り~中盤~(15kmから30km)

多少タフな坂を無事にクリアし、このあたりで2本目のジェルを摂取!

疲労感や倦怠感はないもののカフェインを一度注入して、集中力を高めていきます!

東海村にあたる15km付近は、日本原子力研究機構や原子力科学館があったりと興味深い施設を幾つか通過。

ようやく序盤の北風との戦いもひと段落して、さっきまでの強風が嘘であるかのように、穏やかに。30km地点までは最大4:03/kmとペースに乗ることができて、【勝田マラソン】の中でも最も気持ち良く駆け抜けることができた区間でした!

このまま風が落ち着き、攣りも起こらなければ今日こそサブ3はいけるぞ!

と自分に何度も言い聞かせ、気持ちでは負けまい!とずっと鼓舞しながら同じペースのランナーをベンチマークして淡々と駆け抜けていきます!

ハーフ通過は、グロス1:30:39(ネット1:29:29)とレースプランの1:28:44よりも多少遅れはありました。このままのペースでいけばグロスでは未達成に終わっていたかもしれませんが、そこまで焦ることなく、むしろ調子が良かっただけにここから挽回していくつもりでした。

その後もアップダウンが何度も繰り返されますが、下り坂で手をブラブラさせたり、脱力しながら走ることができたので、いい意味で気分転換にもなり、その後に待ち構える上り坂も臆せずに一つひとつずつ丁寧にクリアしていきます。

24km地点で3つ目のジェルを補給。

ひたちなか市に戻ると、再度強風が吹き荒れ、徐々に疲労感を増してきた足腰にも影響が出てきます。

風が強いのはみんな一緒だ!

と言い聞かせ、前傾姿勢で風の抵抗を少しでも無くし、腕の推進力も活用して乗り切っていきます!

25km通過のラップは0:20:37とレース中最も最速のラップを記録!

【つくばマラソン】ではこのあたりから攣りの前兆がではじめ、ペースが減速。

幸い、今回は若干の疲労感はありますが、心拍も160手前で落ち着いているので、終盤のアップダウンに備えてここからはやや慎重にペースを刻もうと決意します。

ちなみに25km通過からはコースのカーブが多くなり、ちょっとした足のステップで攣りも起こる可能性があるので、【勝田マラソン】も他のレース同様、本当の勝負は30km地点からでした!

30km通過も0:20:53と問題ないペース。

念願のサブ3に向けた本当の勝負はこれからです!

⑥レース振り返り~終盤~(30km~ゴール)

強風は一向に収まる気配がなく、ランナーたちの体力と体温、メンタルを容赦なく奪い取っていきます!

そしてこのあたりからは疲労や倦怠感も徐々にでてきて、さらにゴール前に阻む連続のアップダウンが勝負の分かれ目に。

この時点で時計の平均ラップは4:12/kmとおよそ3秒×30km=90秒(1分30秒)

の貯金があるため、ここは無理せず慎重なペースにしました。

のどかな民家ゾーンを抜け、最後のカフェイン入りジェルも注入し、いよいよアップダウン3連続ゾーンに突入!

ここまですこぶる順調だったものの繰り返されるアップダウンと強風の影響で、少しずつ攣りの前兆(ピクピクしだす)が出始めています。

こうなったら攣りとうまく付き合おう!

と思考を前向きに切り替え、多少ペースを落としてもいいので、腕の推進力を使いながら、タイムも周りのランナーも気にせずに、前傾姿勢で少しでも風よけしながら前に進んでいきます!

想定はしていましたが、ここがやはり今回の一番のハイライトでしょうか。

このあたりから足攣り、そして呼吸が荒くなってくるランナーもチラホラ見かけ、フルマラソンで最も試されるフィジカルとメンタルの戦いに突入です!

一歩一歩足を進め、最もキツい3つ目の坂付近の箇所にマラソン大会名物!?“ロッキーおじさん”ことロッキーのテーマ曲にパワーを貰い、やっとこさ【勝田マラソン】最大の難所のアップダウンをダメージありながら何とかクリア!

35km追加地点ラップは0:21:13。

思ったほど上り坂のロスも無く、あとは【つくばマラソン】で攣った37km付近を無事にクリアして、40km地点を2:50:00で通過すればサブ3は出来る!と想定し、昭和通り線の直線ゾーンに突入します。

この直線さえクリアすれば、念願のサブ3が見えるぞ!

と自分に言い聞かせるも足のダメージはピーク寸前に!

またここで攣ってしまって【つくばマラソン】のように大撃沈するのか。。。

と弱気になる中、もういつ攣ってもおかしくない状態の中、39km地点で4:23/kmまで一旦は落ちますが、このあたりでおそらくサブ3目標と思われる集団に越されてしまいます。

その時、ペーサーとも思えるゼッケンナンバー3ケタ台のランナーが、

まだ白い歯を見せるには早いぞ!

と多少緩みかかった集団の集中力を高めさせた一声に、弱気かつ意識朦朧しかけた私もハッ!とし目が覚めました!

さらに、沿道から声が枯れるぐらいの大声で、

この直線を乗り切れればサブ3イケるよ!大丈夫だから!!

と何度もエールを貰い、ここで一度は消えかけた闘志に再びメラメラと火が付きました!

40km通過地点ラップは、0:21:25とほぼ垂れることなく、ここまでプラン通りの順調なレース展開。そして手元の時計でも2:50台と残り2.195kmを多少ペースを落としてもギリ間に合います!

ただハムストリングスは限界でいつ攣ってもおかしくない状態。

油断は全くできない状況でしたが、最後はこれまでのランニングライフの集大成だ!と言い聞かせ、ラスト1kmは自分でも驚くほどのビルドアップに!

先ほど越されてしまったサブ3集団のペーサーが、

あと5分頑張るだけ!あと5分耐えるだけだから!!

と何度も張り上げた声からも大きなパワーを貰い、あれだけいつ攣ってもおかしくない両足がスピード練習かのようにグングン前に進んでごぼう抜きしていきます!

そう、自分でも驚くほどエネルギーが生まれ、そしてめちゃくちゃキツい箇所にも関わらず自然と笑顔になり、ランニングハイの境地に入ったのです。

フルマラソンの終盤は<弱気になる自分との戦い>だと改めて感じた瞬間でもありました。

昭和通り線を右折してYoutuberの動画で何度も観たラストの曲がり角。ようやく自分の目に映った【FINISH】のゴールゲート。この景色をどれだけ待っていたことか。。。

グロス表示時計が2:58:00台で、ここでサブ3をようやく確信!

無我夢中でダッシュをして、笑顔かつ万歳ポーズで、

やったー!サブ3達成だー!!

と声を出しながらゴール!

タイムはグロスで2:59:09。

ようやく2年近くに渡ったサブ3との戦いに打ち勝った瞬間です。

ゴール直後は、どっとこれまでのトレーニングやレースが走馬灯のように駆け巡り、生まれたての小鹿の如く両足をがくがく震わせたまま芝生に倒れ込み、嬉しさのあまり嗚咽しながら泣いてしまいました。

“諦めずにコツコツ継続すれば、こんな自分でもサブ3はやればできる!

2018年9月にランニングを始めて7年弱。そして、サブ3達成を本気で目指してから2年。

時間はちょっとかかりましたが、【自信と成功体験】という何にも代えがたい大きな果実を勝田で得ることができました。

喜びに浸るのも束の間、身体はバキバキでしたので、ゴール後のバナナとポカリ、そして甘酒で身体を温め、すぐに着替えて、この日はリカバリー優先で帰宅。そしてすぐにこの感動をブログにしたく、執筆活動に励みました。

⑦収穫と今後の課題

<収穫>
・サブ3達成、しかもネットで2:58:00切りとなる2:57:59は大きな自信に
・レースプラン通りの展開で事前の想定は大事と再認識
・攣りとうまく付き合うことができた

・サブ3達成、しかもネットで2:58:00切りとなる2:57:59は大きな自信に

今回の一番の収穫です!
しかも事前に掲げていた下記目標タイムもネットですが、強風&アップダウンというコンディションの中で<極上>を達成できたのは今後の大きな自信になりました!

・極上:2時間57分台
・特上:サブ3
・上 :PB更新(グロス3時間2分34秒切り/ネット3時間1分54秒切り)
・並 :3時間5分

・レースプラン通りの展開で事前想定は大事と再認識

今回は【つくばマラソン】の失敗を繰り返すまいと学習し、序盤はネガティブ、中盤はポジティブ、そして終盤はイーブンと、トイレやアップダウン、疲労や足攣りによるロスも考慮したレースプランを実行。

ほぼこの通りのプランを実行できたのも今後のレース展開に繋がる大きな自信になりましたね!

・攣りとうまく付き合うことができた

極力起きてほしくはないですが、【つくばマラソン】以降は起こるものと考え、起きた場合に備え、ペースを少し落としながら様子見すると少し収まることが分かってきたので、以前と比べて攣りとの付き合い方がうまくなってきました!

今回はたまたまギリギリで抑えることができたのかもしれませんが、起きないように筋持久力の向上に努めていきます!

<課題>
・まだまだ筋持久力が足りない
・トイレロスを無くしたい
・アップダウンの恐怖心を無くして、むしろ楽しみたい

・まだまだ筋持久力が足りない

<収穫>でも挙げましたが、まだまだ30km以降に耐えうる足とは自信を持って言えないので、来シーズンも見据えて引き続き週末のセット練習、そして月に一度は30km走もしくは3時間走で筋持久力をアップしていきます!

・トイレロスを無くしたい

特に冬のレースは、待機時間の冷えで尿意が高まってしまうので、水分の取り方は引き続きトライ&エラーを繰り返しながら、自分なりの最適解を見つけていきたいです。

想定はしていたものの、やはり今回のトイレロス22秒も1秒を争う中では非常に惜しいロスなのです。。。

・アップダウンの恐怖心を無くして、むしろ楽しみたい

どちらかといえば私はフラット派ですが、今回の【勝田マラソン】のようなアップダウンも今後様々なレースで想定されるので、ずっと後回しにしていた【坂道ダッシュ】もしくは【峠走】にもチャレンジして恐怖心を少しでも無くして、むしろ得意分野までにしていきたいですね!

ちなみにレース後のお土産はこちらでした。

干し芋はうまいと評判なので、今週末のおやつにします!

⑧まとめ

まずは強風が吹き荒れる寒い中、無事にレースを開催してくれた主催、ボランティア、沿道の皆さん、本当にありがとうございました!特に各エイドは注ぐ前に紙コップが強風で吹き飛ばされて、あれだけの人数分を長時間用意するのは大変だったと察します。

おかげさまで念願のサブ3を達成できて、今は心地よい余韻に浸りながら、プレッシャーからも解放され安堵しています。

そして、全国から集まった1万8,000人ほどのランナーの皆さんもお疲れ様でした!

めちゃくちゃ風が強くて何度も心が折れそうになりましたが、同じペースで走ってくれたランナーやサブ3達成という目標を掲げながら今日という一日を共に走ることができて感謝しています!ありがとうございました!!

ランニングを始めた当初は夢にも思わなかった市民ランナー憧れのサブ3達成。

その憧れが“いざ、やってやるぜ!”と明確な目標になり、本気で目指そうと自分自身と約束し、トレーニング内容もすべて刷新。食生活やプライベートもほぼランニングに注力してきたこの約2年間は苦しさやうまくいかないことも沢山ありましたが、楽しさの方が勝って黄金の2年間でした!

しばらくはこの余韻に浸りつつ、休養明けからは今シーズンのラストフルマラソン【東京マラソン】に向けて調整していきます!

今回のサブ3が一回きりのまぐれでないように、そして今後もサブ3達成の再現性を持たせるべく、これからも引き続きランニングライフを楽しんできます!

ここまで【サブ3挑戦記】を読んでいただき、ありがとうございました!

次回より【サブ3挑戦記】は東京マラソン2025編に突入!

※追伸

皆さんの応援のおかげで【東京マラソン2025】で2大会連続サブ3&サブ55達成できました!本当にありがとうございました!サブ3挑戦記-最終章-となるレースレポはこちらにまとめています!

>>>【東京マラソン2025】2大会連続サブ3&サブ55達成!

▼日々のトレーニング内容はこちらで発信中!

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