※こちらの記事は2024年8月にアップした記事を都度、編集・追記しています。
こんにちは!アラフォーランナー葱坊主です!
前々回、前回に続いて、北海道マラソン2024札幌旅行編のレポです!
お待たせしました!ようやく北海道マラソン編です!
▼目次
①北海道マラソン結果報告!
②【前々日】北海道入り、大倉山展望台へ
②【前日~当日】レースに備えて真駒内に移動
③【レース当日】北海道マラソン~序盤~
④【レース当日】北海道マラソン~中盤~
⑤【レース当日】北海道マラソン~終盤~
⑥【レース後と最終日】支笏湖で極上の外気浴&海鮮を堪能(後日アップ予定)
⑦まとめ(後日アップ予定)
③北海道マラソン~序盤(スタートから15kmまで)~
<最終準備は念入りに。やることはすべてやってスタートラインに!>
スタート会場となる大通公園に到着したのは6:30過ぎぐらいでしょうか。
少し早過ぎかなと思いきや、すでに大勢のランナーの皆さんが準備やアップを進めています!
私もすぐに空いているBブロック内のベンチに座って、レース前の最終準備に入ります。
・ジェルの収納位置チェック(摂取する順番ごとにポケットへ収納、若干切り込みを入れておく)
・マグネシウムスプレーの塗り込み(足攣り予防)
・補給食摂取(スタート1時間前にバナナ、30分前にカツサプ、10分前に経口補水ゼリー)
・荷物預かり
・アップ
※レース中に使用したギア、ウェアリングはこちらにまとめています!
・ジェルの収納位置チェック(摂取する順番ごとにポケットへ収納、若干切り込みを入れておく)
今回は計5つのジェル、そして塩ジェル×3+オレは摂取す×2をミックスさせたスペシャルジェルをミニフラスクに入れて携帯しました。
皆さんも経験があると思いますが、レース中にジェルの封を切るのにイラっとしたことありませんか?
私は毎度あります。特に切れにくいのは、コムレケアゼリーの封です。レース中はいかに平然を保って余計なエネルギーを使わないのも重要なので、ノンストレスで走りたいですよね。
このイライラを防ぐにはジェルやコムレケアゼリーの封に少し切り込みを入れておくと、手が汗や水ですべっていたり、真冬のレースでグローブを装備している時でもスムーズに封を切ることができます!
ジェルの摂取タイミングも人ぞれぞれかもしれませんが、私はアミノサウルスを7~8kmごとを目安に摂取するようにしています。
今回も7km⇒14km⇒21km⇒28km⇒35kmごとに、カフェイン入りは14km、28km、35kmでそれぞれ摂取しました。
カフェイン入りは特に真夏のレースは前半に1回、暑さと直射日光、そして疲労でメンタルも踏ん張り時のカンフル剤として終盤に2~3回注入しています。
・マグネシウムスプレーの塗り込み(足攣り防止)
今回の北海道マラソン参加の目的のひとつとして、いかに足攣りを事前に防ぐことです。
これまでのレースでも散々足攣りに苦しまされたので、筋持久力の向上はもちろんのこと、ウォーターローディングも取り入れて、あとは直前に足にマグネシウムを塗り込んで防止に努めています。
このマグネシウム スポーツローションを取り入れてから足攣りによって大ダレすることもなく、今回もたっぷり塗り込んでいます。
私が使用しているのはこちらのマグネシウム スポーツローションです。
・補給食摂取(スタート1時間前にバナナ、30分前にカツサプ、10分前に経口補水ゼリー)
朝食後も移動や脳がエネルギーを消耗しているので、スタート直前のルーティンとしては、
①スタート1時間前にバナナ1本摂取
②30分前にカツサプ摂取
③10分前に経口補水ゼリー摂取
を摂取しています。
特にカツサプは値段は結構しますが、後半から終盤の持久力の持ちが違うので、4粒をレース前に摂取しています。
そして、脱水予防としてスタートギリギリに経口補水ゼリーを摂取します。
経口補水ゼリーは吸収が早いため、あまり早く取り過ぎても尿として排出されたり頻尿に繋がってしまうので、できるだけ直前に摂取するようにしています。
これらのルーティンも済ませ、続々とランナーが大通公園に集まっている中、混む前に荷物は預けて、まだ比較的空いているトイレをササっと済ましてしまいます。
そして、スッキリした後はストレッチと軽いジョグを20分近くして、軽く汗ばむ程度までアップをしました。
レース当日の朝は時間の経過が本当に早く感じるもので、あっという間に時計の針はブロック整列時間締切の8:10に。
スタートラインに続々とランナーが集結してきます。余分なエネルギー消耗を避けて、30分近くはBブロックのスタート地点の日陰にずっと座ってボーっとしていました。
こんなにリラックスしたレーススタート前は初めてかもしれません。
私は今回Bブロックからのスタートとなります。スタートラインまでそこまでの渋滞は無く、スムーズな出だしでした。
さぁ、いよいよ北海道マラソン第一ウェーブのスタートです!
<序盤は様子見でペース温存、マメな給水&かけ水で体温上昇防止!>
8:30スタート!
スタートと同時にテーマソングのサカナクションの『新世界』が爆音で流れると会場のボルテージは最高潮に!
この札幌のど真ん中を2万人のランナーが走る光景は圧巻です!
そして嬉しいことに沿道やエイドのボランティアの皆さんの応援も終始途切れることなく、ゴールまで本当に勇気付けられました!
さぁ、私にとって4月の長野マラソン以来となる4か月振りのフルマラソンです!
この間にハーフマラソン、トレラン、登山、そして真夏の走り込みをしてきましたが、北海道マラソンはその成果がどれくらいあったのかをチェックする目的と秋冬のレースに向けた刺激入れも兼ねています。
序盤~15kmまでのラップはこちらになります。
気温は23℃ですが、すでに日差しもあり、1km過ぎるとあっという間に滝汗が噴き出します!
まずは、札幌すすきののNIKKAおじさん看板の前を通過!
そして中島公園には今回から新設された2km地点のエイドが見えてきました!
私は今回ポカリスエット500mlを持ちながら走りましたので、飲料用ではなく頭と腕へのかけ水で体温が上昇しすぎないようにしました。
すでに汗が噴き出していたので、キンキンの水は気持ち良かったですね!
南平橋、そして市内を南下し、南平台駅周辺あたりでちょうど5km通過。
5km通過地点で27:41(※ランネットのスプリットより)
5kmあたりまでは渋滞もありラップも5:00台もありましたが、心拍も平均145台と安定していましたので、このあたりから少しずつ自分のペースとリズムを保ちながら淡々と距離を積んでいきます。
北上していくと、2つ目のエイドでスポドリ(サントリーがスポンサーのため、銘柄はGREEN DA・KA・RA)。
携帯ポカリもまだありましたが、冷水で身体を冷やしつつ、スポドリも2杯ほど摂取。
このエイドごとのかけ水と補給がのちのちに効いてくることは、7月の富山県で開催された灼熱のトレランレースの経験から学びましたので、ゴールまで欠かさず実践していました。
それにしても大阪マラソンの時もそうでしたが、都市型レースになると、エイドゾーンが長く設けられて、序盤に取り損っても気にならないほど余裕を持って補給ができるので、本当に有難かったです!
10kmあたりまでしばらくまっすぐ北上していきます。
気温も上昇していて暑さを感じますが、かけ水によって体温が維持できているので、走りには大きな影響はありませんでした。
ラップも4:45前後と快調なペースで、心拍も150前後で推移。
玉汗が噴き出しているものの、暑熱順化のお陰で都内で走っているのと比べてだいぶ楽に走れています。
Youtubeなどを見ていると、昨年は灼熱のサウナ地獄だった創成トンネル(約1kmあたり)も今年はだいぶ涼しく感じられたようで、普段は走れないトンネル内を、しかも割と長めの1kmほどあったので、テンション高めでした!
トンネルを抜けると、今年から新設されたミストシャワーゾーンでクーリング!
10km地点は0:52台で通過(※ランネットのスプリットより)
10km通過後のエイドではお待ちかねのスポンジのサービスが出て、2、3つほどもらい、帽子の中に入れたり、動脈が流れている首元や脇に暫くあてて体温を下げていきます。
今年は昨年から+3万個の合計13万個のスポンジが増設されたとのことで、このスポンジにもだいぶ助けられましたね!
暫く3車線の道路なので、ノンストレスで快適なランで順調に距離を積んでいきます。4:45/km前後のペース、心拍ともに安定し、身体の不調や痛みもありません。
15km地点は1:16:12で通過(※ランネットのスプリットより)
中盤の耐えどころである新川通りまでペースを維持しながら、淡々と走っていきます!
③北海道マラソン~中盤(15kmから30kmまで)~
8:30のレース開始から1時間30分経過した10:00頃になると、気温も上がり、日差しが後頭部と首元に当たって身体も火照ってきます。
マメなかけ水&補給作戦で、ここまで順調で快適なランで序盤をクリアしていましたが、フルマラソンでは終盤に何が起こるかわからないので、油断とハイペースは禁物です。
引き続き、4:45前後の一定のラップを刻み、エイドでの頭、首元、両手首、足へのかけ水を徹底し、補給もスポドリを欠かさず摂取し、脱水と足攣り予防をしていきます。
30kmあたりまでのラップはこちら!
20km地点を過ぎると、いよいよ個人的にも耐え時となる新川通りに入ります!
ここは途中で牧場のフンの匂い充満ゾーンがあったり、遮るものがなにも無い日差しとの闘い(幸い曇り模様で助かりました)、そして折り返し地点から向かい風も吹いてくるため、北海道マラソンでの一番の難所でしたね!
ハーフ通過地点で1:45~46台でしたので、このあたりで目標をサブ3.5以上、3:25超えを視野に入れてレースプランを再考。
これまで同様4:40/km前後で行けば達成できるタイムなので、足の疲労具合を見ながら引き続き淡々と距離を積んでいきます!
トップランナー勢やゲストランナーの三津家さん、みゃこさんなどもこの新川通りでお会いできました!
ハーフ通過後の前田森林公園内の「ランナーサポートエリア」はスルー!
そこまで疲労と脱水感も無いため、むしろここで長めの休憩を取ってしまうとせっかくここまでのリズムとペースが大きく崩れてしまう恐れもあったため、思い切ってパスしました!
雪玉やコーラ、デカビタCゼリーなどもあったので、ここのエイドで救われたランナーは多かったことでしょう!
ちなみに私はフルマラソンでは固形物は極力取らないようにしています!呼吸が大きく乱れたり、むせたりしてしまったこともあったので、よほど体力の消耗が激しい時以外はエイドのドリンク、ジェル、コムレケアゼリーのみにしています。
さて、長い長い新川通りも折り返り地点を通過すると、今度は向かい風が吹いてきます!
風による涼しさもあるのですが、終盤にかけて最も体力とメンタルがやられる時なので、個人的にはここの向かい風は厄介でしたね!
そんなメンタルとの戦いのときに助けられたのが、私設エイドのコーラと新設された水かぶりポイント!
いやぁ~どうしてフルマラソンやトレラン時のコーラってあんなに激ウマなのでしょうか!
五臓六腑に染みわたるコーラの強炭酸、そして、水かぶりポイントでは図々しく柄杓を借りて、入浴施設のかけ水並みに頭、首元、そしてヒートアップしている両足にかけました!
このコーラと水かぶりで覚醒しましたね!
あともう一つ今回、非常に刺激を貰ったのがブラインドランナーと並走者のコンビランでした!
並走者のマメな声掛けとそれに応えるランナーのやり取りを見ていて、「私も負けまいぞ!」と思いましたが、この新川通りで近くを走っていたコンビは新川通りが終わるあたりから一気にペースを上げて、追い付くことは結局できませんでした。
30km通過時点で2:27:57(※ランネットのスプリットより)
5分ペースで走っても最低限サブ3.5は達成できると思いつつも、心拍は150台後半まで上昇。まだまだ余力もあり、足攣りの前兆も無かったため、行けるところまで行こうと決意!
残り12km!
いつもの週末のランだと思ってリラックスして、「北海道マラソンの終盤を思いっきり楽しもう!」と自分に言い聞かせ、新川通りの終盤を走り抜け、北海道大学へ向かいます!
⑤北海道マラソン~終盤(30kmからゴールまで)~
耐え時の新川通りもようやく終わりが見え始め、あとは北海道大学に向かって、大通公園に戻るだけです。
30km以降のラップはこちら!
30~31km地点では5:00/kmに近いペースまで落ちてしまいましたが、ゴールまで残り12kmだぞ!と鼓舞したところで、4:45~50/km台まで戻しました!
この辺りは沿道の声援にも助けられましたね!
疲労と暑さで集中力を維持するために35kmあたりで最後のカフェイン入りジェルを投入!
35km通過時点で2:52:00(※ランネットのスプリットより)
あと7kmちょいを5:00/km台で走ってもサブ4まで3分近くの貯金があり、足攣りも今のところ起こる気配は無さそうなので、少しずつギアを上げていきます!
そして、北海道マラソン終盤の名所、北海道大学内にいよいよ入っていきます!
あのオリンピックで観た同じコースを走る日がついにやってきました!
大学内のコースは多少クネクネしていて、曲がるときに足攣りの前兆が起きて一瞬嫌な予感もしましたが、押し通せると判断し、最後のエイドはスルーしてあとはゴールを目指すのみ!
北海道大学内もコース両脇からの応援が非常に盛んでした!
フルマラソンで最もキツイのは、この35km前後の地点です。
最後のもうひと踏ん張りを求められるランナーにとってこれほど有難いことはありません!私も温存していたエネルギーを使って、徐々にペースを上げていきます!
40km通過時点で3:16:04(※ランネットのスプリットより)
サブ4達成は確実になり、あとはどこまでタイムを縮められるか自分との戦いです!
大学の門を抜け、あとは大通公園に向かうのみ!
大会MC岡田さんの声が聞こえてくるともうゴールは間近!
工事中の北海道庁赤レンガをバックに、最後のカーブを曲がるとあとはまっすぐ直線です!
今までのマラソンのゴール地点の中で最もテンションが上がり、熱い熱い声援や拍手が両脇からひっきりなしに聞こえてくる感動的な瞬間!涙もろい私はここでウルっときてしまいましたよ。
そして、「あぁ~もう終わってしまうのかぁ~」と思えるほど余力はまだあるので、最後は3:26/km台までペースを上げ、笑顔かつ両手を挙げてフィニッシュ!!!
記録はグロス3:25:32、ネット3:24:24とサブ3.5かつネットで3:25:00切りができたので、結果はとても満足のいくものになりました。
応援Naviによる5kmごとのスプリットはこちら!
フィニッシャーメダル、タオル、カップ、氷、そしてめちゃくちゃ旨かったアイス(北海道ぶどうBAR)とキンキンに冷えた水をもらい、暫し休憩。
ゴール後、そして火照った身体にこのアイスが最高なこと!
<北海道マラソン完走後の収穫、それはようやくサブ3挑戦権のスタートラインに立てたこと>
今回、無事に完走できたことはもちろん嬉しかったのですが、ゴール後は足攣りは無く、筋肉の疲労もあまり感じられませんでしたので、これまでのトレーニングが無駄ではなかったことが一番の収穫でした!
夏は暑さで秋冬に比べて1kmあたり20~30秒遅くなってしまうことを考慮すると、今回の平均ラップが4:47/kmとサブ3達成に必要な4:15/kmペースも見えてきました。
ここからタイムを縮めていくのが一番しんどいのも重々承知していますが、目標達成に向けて一番面白いところでもあります。
ランニングを始めた当初は絶対に無理だと思っていたサブ3目標が少しずつ現実味を帯びてきました。
ようやくサブ3目標に向けたスタートラインに立つことができたとアイスを食べながら実感。
ここからが本当の勝負です!
それにしても直射日光が暑いので、荷物を受け取ってリカバリー用にプロテイン&アミノバイタルを摂取して、すぐに着替えて一度宿へ荷物を預けます。
ちなみにレース中の天気はこちら。
さぁ、自分へのご褒美がてら好きなもの食べまくって、ビールをたらふく飲むぞ!
つづく。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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