こんにちは!アラフォーランナー葱坊主です!
2025年3月上旬の都内は、真冬の寒さから一転、【東京マラソン2025】当日はようやく春の到来と思いきや翌日にはうっすらと積もるほど雪が降りました。
三寒四温とはうまく表現したもので、春に向けて天気の変化や寒暖差が大きい気候になっています。
そんな中で、国内最大の【東京マラソン2025】が終わり、いよいよフルマラソンシーズンも佳境を迎え、ウルトラマラソン、トレイルランニング、トライアスロンなどの大会シーズンに突入していきます。
これから徐々に暑くなるにつれて厄介なのが、脱水による塩分・ナトリウム欠乏による【熱中症】、【痙攣】、【足攣り】、【しびれ】、【胃腸障害】などでしょうか。特に上記に上げた長時間運動し続ける種目にとって死活問題とも言えます。
私もフルマラソンを主戦場としていますが、この【足攣り】には相当悩まされ、トレーニングを重ね筋持久力を向上させたり、様々な手法を取り入れていますが、いまだに根本的な解決には至っていません。
そこで、前々から気になっていた自分の汗について知りたく、この【スウェットテスト】に申し込んで、汗の成分から水分補給プランなどを知ることができました。
今回のブログではこの【スウェットテスト】についてのレポートです!
▼目次
①スウェットテストとは?
②申込~当日のテストまでの流れ
③こんな方におススメ!
④【参考】自分の発汗量を知る方法
⑤まとめ
①スウェットテストとは?

その名の通り、【発汗テスト】とはイギリスで開発された新技術のひとつで、専用の測定キットで汗を発汗させ、その汗に含まれている塩分(ナトリウム)量を測定し、適切な水分補給プランを把握できるテストです。
この塩分量(ナトリウム量)は個人差があり、それぞれに合った最適な水分補給を把握することで、トレーニングやレース中の発汗にともなうトラブルを回避することに繋がります。

現在、この【スウェットテスト】を提供しているのが、【PRECISION Fuel & Hydration(以下プレシジョン)】を輸入販売している株式会社トータルヘルスコンサルティングです。
私もレース前に愛飲しているドリンクミックスやジェルなどで有名なMAURTENの販売代理もしていた会社でもあります。
※2024年に契約満期を迎え、現在は別会社がMAURTENの販売代理を行っています。
このプレシジョンは2011年にイギリスで創業され、世界中のアスリートや耐久系競技者に支持されはじめ、株式会社トータルヘルスコンサルティングが輸入・販売代理店となり、ようやく日本にも2024年に初上陸しました。

国内でも様々なレースのExpoやブース出展で露出し始め、先日の【東京マラソン2025】のExpoでもブース出展し、徐々にプロ&市民アスリート、耐久系競技者などに認知され始めている電解質補助食品です。
私もランニング界隈のSNSや音声メディアなどで少しずつこのプレシジョンの名を耳にするようになり、気になってググってみたところ、この【スウェットテスト】を発見!
これからシーズンインするトレランや4月に初挑戦となる【チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン(120km)】に向けて、自分の汗に含まれる塩分量(ナトリウム量)を把握したく、今回この【スウェットテスト】を受けてみました!
②申込~当日のテストまでの流れ

申込方法は、パソコンもしくはスマホからPRECISION Fuel & Hydration公式サイトの【スウェットテスト】にアクセスし、必須情報を入力するだけで終了。
ちなみにただいま期間限定で、
【スウェットテスト キャンペーン】
通常30,000円→15,000円(税込)
なかなかの出費ですが、私もこのお得なタイミングを利用、一念発起して申込をしました!
詳細や申込は公式サイトからチェック!

<スウェットテストの申込方法>
(1)予約カレンダーから希望日程をセレクト
※平日働いている方向けに18:30の部もあります!
(2)予約フォームに入力
※支払いは現地精算:現金、PayPay、クレカ決済可/事前に何か飲んだり、当日提出するものや注射、血液採取も無し。服装も自由
申込が完了すれば、あとはテスト当日を迎えるのみです!
ちなみにキャンセルもしくは曜日の変更は前日まで対応可能とのこと。
<当日のテストから判定結果まで>
(1)テスト会場となる現地へ
ビルの外観はこちら。秋葉原駅から約12分、岩本町駅から徒歩約8分です。

(2)東神田ビル8Fへ(株式会社トータルヘルスコンサルティングが目印)

(3)テスト会場へ入り、テスト開始までしばし待機
ちなみに事前の血液採取や尿検査、注射、薬剤の摂取などは一切ないので、安心してテストを受けることができます

(4)テスト開始
腕に電極ベルトを装着。この微量の電気を体内に流すことで発汗を促進させ、赤いキットに汗が溜まる仕組みです。


(5)発汗確認
5分ほどで発汗確認!個人差はあるようですが、汗っかきの人ほど早いそうです!


(6)検体採取管より汗を吸引
汗を吸引しだすと細いチューブが青くなっていくのが目印です。目安は内側から3周目のチューブまでに吸引すればOK。私は5分ほどで吸引できました。



(7)吸引完了
あとは測定の結果待ち。なんだかドキドキしますね。。。

(8)吸引した汗を汗濃度検査装置に入れて分析スタート
モニターに表示された私の数値は55でした。この値が低いのか高いのかはまだこの段階では未知数です。


(9)判定結果発表
こちらがその結果です!


(10)測定結果は汗1L中のナトリウム含有量は、1,126mg/L!
この【スウェットテスト】は個人差が大きく、大きく3つの段階に分かれます!

このグラフからも分かるように、私の測定値は平均からちょいと上の模様。
超汗っかきなので、2,000mg/L台も予想していましたが、思ったほど低めの数値で嬉しいような、ちょっと拍子抜けされた何とも言えない感じでしたね。
ちなみにこの日参加された方の数値もバラバラで、各参加者の数値発表タイムが一番の盛り上がりでしたね!
<測定結果後からの補給プランニング、そして試飲タイム>
(11)測定結果から水分補給プランをプランニング
こうして自分自身の汗に含まれる塩分量(ナトリウム量)を数値で把握することで、各々のナトリウム含有量をもとにした補給プランニングが可能になります。
ちなみに一般的なスポーツドリンク1Lに含まれる塩分量(ナトリウム量)は約500mgとのことで、私の数値1,126mg/Lを補うには約2L以上を飲まなければならない計算になります。
市販されている一般的な電解質含有量はこちらになります。
製品名 | ナトリウム (mg/L) | カリウム (mg/L) | マグネシウム (mg/L) | カルシウム (mg/L) |
ポカリスエット | 490 | 200 | 6 | 20 |
OS-1 | 1,150 | 780 | – | – |
アクエリアス | 340 | 78 | – | – |
この量を補うには、タイムを狙う場合のフルマラソンでは非常にハードルが高く、エイドの給水だけでは足りないことも示しています。
そして、トレランでもハイドレーションバッグは2Lが一般的なため、なかなか現実的ではないですよね。。。
そこで凝縮した電解質を効率的に補給できるよう、
・発汗量
・運動量
・汗の塩分量
で3種類別に分類した【プレシジョンシリーズ】の登場です!
各発汗量に最適な【プレシジョンシリーズ】を活用すると、効率的な水分補給ができるというわけです!
(12)ドリンクやジェルの試飲タイム

今回は水に溶かして飲むタブレットシリーズとジェルを試飲して、口当たりや味を実際に確かめてみました。





タブレットを溶かしたものは、非常に飲みやすく、個人的にはアクエリアスに近い味と感じました。
一方のジェル(カフェイン無し)も甘すぎず、ドロッとしすぎない丁度良い塩梅で飲みやすかったですね。
実際に先日の初夏並みに気温が上昇した【東京マラソン2025】でこのプレシジョンシリーズを摂取した参加者のひとりは、特に足攣りを起こさず無事に完走できたとのことで、効果を実感できたようです。
(13)特別販売会と個別相談会を経て、終了

最後に【プレシジョンシリーズ】の製品紹介と参加者限定の特別価格での販売会、個別相談など約1時間ほどで終了。
【スウェットテスト】1回あたりの参加者は最大8名までと、参加者の数によってはテスト時間は前後するとのことです。
参加者全員へおみやげとして、
・PH500 電解質タブレット(1本/15錠入)
をいただきました!
そして、来月末の【チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン】もしくはトレラン試走時用に【完走キット】を購入してみました!

この【スウェットテスト】で計測した数値は、テスト時に登録したメルアドに送信され、そしてその結果に基づいて、種目ごと、さらに次回参加予定レースをセレクトすると補給プランシミュレーションも無料で提案してくれます。
ただし、まだこの補給プランシミュレーションがアメリカと欧米、アジアがメインで日本国内のレースが反映されていないのが最も残念だったところ!ちなみにランニングもまだひとつもレースは反映されていない模様です(※2025年3月8日時点)
参考までに、トライアスロンを選び、3つのレースへのアプローチプラン(仮に13時間を想定)を選ぶと、このように炭水化物、ナトリウム、水分量を数値化、さらに補給のタイミング、各商品を細かく教えてくれます!



これが日本国内のレースにも対応、日本語もしっかり対応してくれれば、よりこの【プロシジョンシリーズ】の恩恵が得られそうですね!
ちなみに私が参加したテストグループは、
・トライアスロン
・トレイルランニング(100マイル)
・フルマラソン
をそれぞれ主戦場としている猛者の方たちで、お互いのさまざまなシチュエーションでの補給プランを知ることができて刺激にもなりました!
ちなみにプロアスリートからSNSでも有名なインフルエンサランナー、そして私たちのような一般競技者も続々と申込されているようです!
③【スウェットテスト】はこんな方におススメ!
この【プレシジョンシリーズ】が最も効果を発揮するのが、フルマラソン、トライアスロン、トレイルランニング、登山、ロードレースなど炎天下または高温下で大量に発汗する長時間運動・業務・作業です。
当然、タフなコンディション下になればなるほど、体内のエネルギー、ナトリウム、水分は枯渇していき、さまざまなトラブルを巻き起こす要因となるので、まずは自分の発汗量でどのくらい塩分量(ナトリウム量)が失われるのかを把握することが重要になってきます!
私のようにフルマラソンで【足攣り】に悩まされるなど、下記のトラブルにお悩みの方はぜひ一度自分の発汗を【スウェットテスト】で調べてみてはいかがでしょうか。
▼こんな方におススメ!
・勝負レースでいつも脱水によるトラブルに見舞われてしまう
・最後まで気持ち良く完走、もしくはベストパフォーマンスを望んでいる
・胃腸トラブルを改善したい
・レース前のナトリウムローディングに活用したい
・真夏に勝負レースを控えている
・高負荷トレーニング後やレース後のリカバリー向上をしたい
ちなみに私は今後も様々なレースを控えていますが、特に長時間の大量発汗が予想される、
(1)4月20日(日):チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン(120km)
(2)6月07日(日):奥信濃100(50km)
(3)8月31日(日):北海道マラソン(42.195km)
の出走、もしくはエントリーを控えていますので、人体実験をかねてこの【プレシジョンシリーズ】を幾つか使用してみたいと思います!
具体的な使用シチュエーションとして、この3つを想定しています。
(1)レース前のウォーター(ナトリウム)ローディングとして
(2)レース中の電解質補給として
(3)レース後のリカバリーとして
特に(1)と(2)により、長年悩まされてきた筋疲労や足攣りがどこまで改善されるかが非常に楽しみです。
このあたりの使用レポートは今後も都度このブログで配信予定です!
④【参考】自分の発汗量を知る方法
参考までに発汗量を知る方法も教えていただきましたので、興味のある方はぜひ自分の発汗量をしらべてみてはいかがでしょうか。
ちなみにGPSウォッチによる計測データはあまり参考にならないそうです。
計測方法はアナログですが、アクティビティ前後の体重差から算出します。
<1時間あたりの発汗量の測定方法>
(1) ランニング前に体重を測る
→(A)運動前の体重(kg)を測定
(2)ランニング後に体重を測る
→(B)運動後の体重(kg)を測定
(3) 摂取した水分量を記録
→(C)運動中に飲んだ水分量(L=kg)を記録
(4) 発汗量を計算
発汗量(L) = (A)−(B)+(C)
1時間あたりの発汗量(L/h) は、
発汗量÷運動時間(h)
で算出可能です。
測定時のポイントとして、
・運動前後は裸に近い状態で測る(服の重さの影響を避ける)
・トイレに行く前後は考慮する(尿量も水分損失の一部)
・ランの強度や環境(気温・湿度)を記録しておくとより正確な発汗量の把握に
まずは私ももう少し暖かくなり次第、この算出方法で算出してみたいと思います!
⑤まとめ
今回のブログでは、【スウェットテスト】についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
長時間のアクティビティもしくは、炎天下や高温下でのスポーツで最も厄介なのが、脱水によるトラブルです。
温暖化の影響で近年の夏は命に関わるほどの危険な暑さになりますので、大切な趣味をできる限りトラブルなくエンジョイするには、安全に行うのが基本中の基本。
しかし、足攣り・痙攣などのトラブルは完全には解明されていないので、どうしても経験や感覚などで済ませることが多かったことでしょう。
科学技術の発達によりこうした【スウェットテスト】で個人個人の発汗に伴う塩分量(ナトリウム量)を知ることで、最適な補給プランのシミュレーションが可能になりました。
今後さらに【足攣り・痙攣など】のトラブルのメカニズムが解明されれば、より多くのアスリート、そして我々市民ランナーにとっても大きな朗報になることでしょう。
私も今回の【スウェットテスト】で自分の汗濃度を知ることができたので、今後のトレーニングやレースに活かしていくつもりです。
もし、自分の汗濃度に興味のある方はぜひこの【スウェットテスト】を受けてみてはいかがでしょうか。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!
▼【プレシジョンシリーズ】の購入はこちら


▼日々のトレーニング内容はこちらで発信中!
コメント