※こちらの記事は2025年4月にアップした記事を都度、編集・追記しています。
こんにちは!アラフォーランナー葱坊主です!
天候、株価、人間の感情など毎日いろいろと乱高下の激しい2025年の春ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
すでにフルマラソン24-25シーズンを終えて一服しているランナー、もしくは春のビッグレースである【かすみがうらマラソン】、【長野マラソン】などに向けて最終調整中のランナー、トレランやトライアスロンなどにシフトチェンジをしているランナーなど思い思いに桜満開の春を過ごしていると思います!
私は初のウルトラマラソン【チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン-120km-】(以下チャレ富士)に向けて、日々準備に追われている毎日です!
そんな【チャレ富士】の頼もしい相棒になるであろうシューズが先日4月1日(火)にリリースされました!
それはHOKAの【CLIFTON 10】!
早速、私も購入してみて実際に走ってみての感想や良かった点や懸念点などをまとめてみました!
▼目次
①【結論】全ランナーに贈る、クッション性とホールド感がパワーアップしたデイリージョグシューズの決定版!
②なぜ【CLIFTON 10】を買ったか?
③シューズスペックについて
④実際に履いてみての感想
⑤こんなランナーにおススメ!
⑥まとめ
①【結論】全ランナーに贈る、クッション性とホールド感がパワーアップしたデイリージョグシューズの決定版!

公式サイトや様々なシューズレビューでも強調されていますが、
・ドロップ(※かかと(ヒール)とつま先(前足部)の高低差)の高さが増したことでクッション性が大幅向上
・踵のホールド感も一段と増したこと
といったあたりが私自身、履いて走ってみて最も感じた2点です!
これからランニングを始めようと思っている初心者ランナーからロング走用のシューズを探していた中・上級者ランナーまで、全ランナーが履けるベストシューズといえるでしょう!
踵のクッション性も大幅に向上していますので、特にヒールストライクのランナーにとってはこれ以上ない衝撃を和らげてくれるシューズになったのではないでしょうか。
これまでも【CLIFTON】シリーズはHOKAの代名詞的な人気シューズでしたが、この【CLIFTON 10】も新規のファンを獲得して、より一層不動のジョグシューズとして売れることでしょう!
②なぜ【CLIFTON 10】を買ったか?

理由は4つあります!
(1)初ウルトラマラソン用のシューズを探していた
(2)25-26シーズンのジョグシューズも探していた
(3)久々にHOKAの新作が気になった
(4)【CLIFTON 8】の履き心地とデザインが大好きだった
この記事を書いているのが4月12日(土)ですが、いよいよ4月20日(日)に迫った私自身初のウルトラマラソンこと【チャレ富士】。
これまで100kmも走ったことないウルトラマラソン初心者が無謀にも最長コース120kmにエントリーしたので、それだけの距離をサポートしてくれる相棒をエントリー時からずっと探していました。
最終的に候補に挙がったのはこの3つでした!
・アディダス:Adizero EVO SL
・アシックス:NOVABLAST 5
・HOKA :CLIFTON 10

【Adizero EVO SL】は過去のレビュー記事でも紹介していますが、今最も私が気にいっているシューズのひとつです!ようやく在庫も復活し、ランニングやレースでも多数見かけるようになりましたね!
>>>【Adizero EVO SL】革新的ノンカーボンシューズ登場!
そもそもウルトラマラソン用に購入してみたものの、特にペース走やビルドアップ走との相性が抜群に良く、【東京マラソン2025】の試走となった【青梅マラソン】30kmでも特に大きな足の疲労感が無く、アップダウンが続く峠コースを難なく走り切ることができたシューズでもあります。
>>>【サブ3挑戦記】東京マラソン2025に向けた最終調整で青梅マラソン初挑戦!
調子が良い時は3分後半台のスピードまで出すこともできるので、引き続き25-26シーズンも大活躍してくれるであろう頼もしい相棒ですが、ついついスピードが出てしまう点が逆にウルトラマラソンにはデメリットになるのではないか?とずっと懸念していました。
この懸念がきっかけになり、3月頃からウルトラマラソンの相棒探しがもう一度スタートしたのです。
次に候補に挙がったのは、アシックスの傑作ジョグシューズこと【NOVABLAST 5】。

軽量かつ高いクッション性でリリース直後から話題となり、普段のランニングでも見かけることが多い一足です。
実際に試着してみて、とにかく軽くて、クッション性も高く、ポンポン跳ねる感じも◎でウルトラマラソンには最適なシューズでしたが、その場では即決せず購入寸前まで悩みに悩みました。
というのも、これは個人的な主観になりますが、シューズを買う時のワクワクがそこまで感じられず、どうも“これだ!”と自分の中でときめかなかったのです。。。私の好きなカラー展開が無かったのも理由でしょう。
そうこうしているうちに、HOKAの【CLIFTON 10】リリースのニュースが飛び込んできたのです!

【CLIFTON 8】が私にとって初めてのHOKAのシューズでしたが、適度なクッション性とデザインの虜になり、もう一足買っても良いと思わせてくれる数少ないシューズのひとつでした。
しかも事前情報では、前作【CLIFTON 9】から大幅にアップデートされているとのことで期待は高まるばかり!
もうこの情報収集の段階で“試着して気に入ったらその場で買おう!”と思っていたので、スポーツショップで足入れをした時のクッション性と踵のホールド感、そしてなんといってもシンプルなデザイン性が気に入って、“チャレ富士はこれで決まり!”と即決しました!
大きな買い物や決断をする時は、このときめきや直感を決め手にすると結果的に満足することが多いため、迷ったときこそ最後は自分の直感を大事にするようにしていますね!
さぁ、これで初ウルトラマラソンに向けて勝負シューズは決まりました!
あとは出来るだけレース本番まで試走し、足に慣らさせます。
次のチャプターからはシューズスペックを見ていきましょう!
ちなみに私は【CLIFTON 9】は購入していませんが、その前作にあたる【CLIFTON 8】をジョグシューズに使用していましたので、今回は【CLIFTON 8】も比較してみました!
③シューズスペックについて

<重さ>


参考までに前作の【CLIFTON 9】も比較していきます。
【CLIFTON 10】295.4g(28.5cm)△28.4g 公式サイト278.0g(27.0cm)
【CLIFTON 8】 267.0g(28.5cm) 公式サイト250.0g(27.0cm)
※【CLIFTON 9】は公式サイト250.0g(27.0cm)
数字上では30~45gほど重さが増していますが、おそらくこれはドロップが8mmに厚みを増したことが大きな要因と言えます。
軽量化が求められるレーシングシューズと比べると重さは感じますが、スピードよりもジョグペースの5~6分/km台で淡々と長時間、距離を踏んでいくウルトラマラソンにはむしろ好都合で個人的にはこの重さはあまり気にしていません!
<クッション性>

“まるで雲やマシュマロの上を歩いているかのよう”というキャッチコピーが示す通り、厚みがあるのに軽くて柔らかいHOKA独自のEVAフォームを搭載した【CLIFTON】シリーズの真骨頂であるクッション性は【CLIFTON 10】でも継承され、十分に感じ取ることができます!
今回のアップデートの一番の注目点となる“ドロップの厚みがこれまでの【CLIFTON】シリーズの5mmから8mmに3mmも増した”ことで、より一層クッション性が向上し、衝撃から足をしっかり守ってくれる厚みにパワーアップ!


さらに、アウト・ミッドソールの形状も大幅に見直しされ、足全体を守るクッション性が重視されました!【CLIFTON 8】と比較してもその違いは明らかです!
ですので、足入れした瞬間に“【CLIFTON 8】とは全く別物のシューズになったな!”と思ったほどでした。
素人寸法ではありますが、【CLIFTON 8】と比較しても厚みが増したことは顕著ですね!




ちなみにドロップの違いと用途はこんな感じで振り分けられています。
ドロップの高さ | 特徴・メリット | 想定される使い方 |
高ドロップ(8〜12mm) | ・着地時の衝撃を和らげる ・ふくらはぎの負担が少なめ | ・初心者向け ・長距離用 ・ヒールストライク(かかと着地)向け |
中ドロップ(4〜8mm) | ・ある程度のクッションと自然な動きのバランス | ・中級者〜上級者向け ・テンポ走、レース用など |
低ドロップ(0〜4mm) | ・自然な足の動きに近い ・前足部やふくらはぎの筋肉を使う | ・フォアフット着地向け ・スピード練習やトレイル用など |
<アッパー>


【CLIFTON 8】(※右写真)は通気性の良いメッシュ素材でしたが、【CLIFTON 9】では最近のランニングシューズの主流であるエンジニアードメッシュを採用しフィット感と通気性を向上させていました。
【CLIFTON 10】(※左写真)では、より通気性に優れた網目の細かいジャカードアッパーを採用。夏場や長時間のランニングによる蒸れから起こる肉刺や擦れなどのトラブルを防いでくれることでしょう。
この通気性の向上は、終盤にかけて起こる足のむくみも想定されるウルトラマラソンでは嬉しいアップデートですね!
<アウトソール>

HOKAのシューズはアウトソールのラバーも独特のデザイン形状で、特にグリップ力と耐久性が高いと好評です!
歴代の【CLIFTON】シリーズも度々のアップデートで見直しが図られ、【CLIFTON 8】では屈曲性高めな形状を採用、【CLIFTON 9】ではラバー配置を変えることでグリップと耐久性を一段と向上させていました!



【CLIFTON 10】では前作から使用している耐久性の高いデュラブレーションラバーを使いつつ、つま先部分のラバー配置を変えて【CLIFTON 9】以上のグリップと耐久性向上に仕上がっています!




このあたりのアップデートは、さすがトレラン界で絶大な支持を誇るHOKAの専売特許とも言うべき、滑りやすい雨天時や坂道、峠走などにも想定した心強い設計になっていますね!
<履き口>


こちらも【CLIFTON 8】と比較すると、【CLIFTON 10】のくるぶし周りの厚みが一段と増したことにより足首全体のホールド感がアップ!
足入れした瞬間、“しっかり足首が固定されているな!”という安心感が得られます!
私もそうですが、特に着地の際に左右差があるランナーもしくはオーバープロネーション気味のランナーにとってはとても有難いアップデートになっています!
<サイズ感>


【CLIFTON 8】同様、レギュラータイプ28.5cmをセレクトしています。
私のようなウルトラマラソン向けで検討しているランナーの場合、後半の足のむくみによるトラブルを避ける上でもワンサイズアップの試着を推奨します!
念のため29.0cmも試着してみましたが、さすがに指一本以上の余裕があり、写真のように28.5cmでも多少の余裕を持たせているため今回は28.5cmを購入しました。
<その他のディテールや前作との違い>

アッパーやヒールにリフレクティブ素材が使用されているので、早朝や夜間でのトレーニング、そしてウルトラマラソンのような朝方から夜にかけて走る場合に有難い仕様になっています!


シューレースに関しては大きな違いはなく、靴底は取り外し可能な仕様になっています!
その他、公式サイト上では下記の違いが記載されています!
前モデルとの違い
・踵のフィット感を高め、足裏の蹴り出しをスムーズに
・前足部のフィット感も向上させ、安定感のある走行を実現
・ダブルレースロックで着脱も簡単に
<価格>
【CLIFTON 10】19,800円 ▲1,100円
【CLIFTON 9】20.900円
【CLIFTON 8】19,800円 ※すべて税込
前作は20,000円台に突入し、【CLIFTON 10】も同等もしくはそれ以上かと懸念していましたが、なんと【CLIFTON 8】同様の10,000円台に戻しています!
ジョグシューズとしては高い!と感じてしまうランナーが多いかもしれませんが、原料や人件費が軒並み高騰していく中で大幅なアップデートを施したにも関わらず、値下げしているのは企業努力の賜物といってもいいのではないでしょう。
過去のシューズレビューでも言っていますが、市民ランナーにとって消耗品であるトレーニングシューズがこれ以上値上がりするのは本当に避けてほしいですよね。。。
④実際に履いてみての感想は?

【チャレ富士】に向けての試走を兼ねて、早速15km、5:12/kmペースでのロング走を実施してみました。
▼足を入れてみた率直な感想
・思ったよりも重さは感じられない
・足首のホールド感が向上、がっちり足首周りを固定してくれる
・サイズ感も違和感なし
走った時間帯は早朝、快晴12℃、湿度78%、風速2mのコンディション。
ちなみにこの日は本番を想定した試走として、ベスト型ザックを着用し、500mlフラスク×2本、ジェル10個を入れて、普段のランニングよりも約1.5km加重した状態で走っています。


▼15km走ってみて
・走れば走るほど感じられるクッション性の虜に夢中
・最初はやや硬いと思っていたソールも走っていくうちに次第に柔らかく感じるようになった。特に踵のクッション性が増して階段や坂道時の衝撃を和らげてくれる
・普段の15km走よりもペースは落としているものの、足の疲労感は特に無し
・スピードを出そうと思えば4:15/kmあたりもいけそう
・ヒールストライク派にとっては良き相棒になること間違いなし
・ウルトラマラソン中盤から後半にかけた足の疲労軽減に一役買ってくれそう
・通気性もあり、特に不快な蒸れなども感じられなかった
・足の指を使っている感があり、雨天時や不整地でのグリップ力は重宝しそう
といった感じで、これからの春から初夏にかけて最も気持ちのよい時期のデイリートレーニングシューズとして、もっともっと走りたいと思わせてくれてる申し分ないシューズです!
⑤こんなランナーにおススメ!

すでに長年【CLIFTON】ファンのランナーにとっても、そして最近ランニングを始めたランナー、さらにはこれからランニングを始めようと思っている方、どのランニングレベルであっても満足させてくれるデイリートレーニングシューズの決定版といえるでしょう。
特におススメしたいランナーは、
<こんなランナーにおススメ!>
・25-26シーズンに向けたデイリーシューズを探している方
・私のような今年ウルトラマラソンに初挑戦されるランナー
・HOKAのシューズや【CLIFTON】シリーズ愛用ランナー
・ウォーキングもしくは普段履きとして履いてみたい方
・初めてHOKAのランニングシューズを買おうと思っている方
・ジョグ、ロング走、LSDなど疲労抜きからスタミナ強化用のシューズを探している方
・耐久性の高いシューズを探していた
ここに当てはまる方にとっては、きっと満足いただけるシューズでしょう!
一方の懸念事項です。
<デメリット(懸念事項)>
・他メーカーと比較するとデイリーシューズとしては高めの価格設定
・とにかく軽いシューズに慣れているランナーにとっては重いと感じる
・カラーバリエーションがやや乏しい(今後増える可能性はありそう)
・履き口の耐久性(【CLIFTON 8】は破れてしまっています)
・雨天時のグリップ性
おそらく最も多いであろう懸念事項は、価格と重さでしょうか。
重さに関しては、レーシングシューズもしくはスピードを求めるランナーにとってはすでにデイリージョグ用と割り切ることができますが、【CLIFTON 9】から多少重くなっている点に関しては賛否両論かもしれないですね。
私はクッション性が増したことでより初心者からロング走、ウルトラマラソンまで適した一足になり、その点が重さへの懸念も払拭してくれるものと思っています!
シューズ全体の耐久性や雨天時のグリップ性に関しては、今後追記していく予定です。
ちなみに【チャレ富士】以降の私の使用シ―ンはこんな感じです。
・フルマラソンシーズンに向けた土台作り用(ロング走、時間走、LSD、疲労抜き&繋ぎジョグなど)
・ウォーキング用
とにかく【CLIFTON 10】で初めてのウルトラマラソン、しかも120kmという長丁場を耐えられるのか、私個人も不安と楽しみが半々ですが、レースレポ時に改めてまとめたいと思います!
>>>【初ウルトラマラソン挑戦記】限界のその先へ。第35回チャレ富士いよいよ今週末開催!
⑤まとめ

今回はHOKAのロングセラーシューズこと【CLIFTON】シリーズの最新作【CLIFTON 10】についてレビューしてみました!
HOKAは街履きをしている方からランニング、トレランまで幅広く愛され、都内の街中では履いている人を見ない日は無いといっていいほど市民権を得るまでの大人気ブランドになりましたね!
そんなHOKAの中でも最も人気がある【CLIFTON】シリーズ10作目の記念碑的最新作は、大幅なアップデートを施し、ランナーレベルを問わないシューズにパワーアップ!
おそらくランニング界隈では間違いなくロングセラーになり、ウォーキングや街履きとして購入される方もきっと多いことでしょう!
私も【CLIFTON 8】以来となる久々の【CLIFTON】シリーズでしたが、やっぱり新作を履いた時のランニングは楽しくて楽しくて仕方が無かったですね!
この子どものような感性をいつまでも大事にして、これからも健康体を維持してランニングに励みたいと思わせてくれる最高のシューズです!

早くも色違いのネイビー/ホワイトを普段履き、もしくは夏のショートに合わせたく、買おうか迷っているくらいですからね!
とにかくまずは直近に迫った4月20日(日)の【チャレ富士】に向けて、もう数回ほど足慣らしを兼ねたトレーニングを実施し、あとはしっかり疲労を抜いて本番に備える予定です!
当日は雨予報で絶景の富士山は見れなさそうですが、頼もしい相棒と一緒に楽しみながら初めてのウルトラマラソン完走を目指してきます!
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!
★【CLIFTON 10】の購入はこちらから(※2025年4月19日現在)★
①HOKA公式サイト

②スーパースポーツゼビオ

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