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【日本百名山】鳥海山登山レポ① ~登山前日からスタートまで~

登山

※こちらの記事は2024年8月にアップした記事を都度、編集・追記しています。

こんにちは!アラフォーランナー葱坊主です!

今年の夏休みは、以前から登りたかった百名山のひとつ山形県と秋田県の県境に鎮座する【鳥海山】登山を兼ねて、山形県酒田市へ行ってきました!

今回から3回にわたってこの鳥海山登山レポをお届けします!

▼目次
①鳥海山とは?
②鳥海山が百名山のひとつとして愛される理由
③今回の登山ルート【象潟口(鉾立)⇒千蛇谷⇒外輪山⇒象潟口(鉾立)コース】
④酒田観光~登山前日から開始まで~

①鳥海山とは?

にかほ市観光案内HPから引用しました。

冒頭でも記載しましたが、鳥海山(ちょうかいさん・ちょうかいざん)は登山ルート次第では登りが秋田県側、頂上は山形県に位置する標高2,236mの活火山、東北第2の高さを誇る独立峰です。

ちなみに東北で最も高いのは、福島県の尾瀬に鎮座する【燧ヶ岳(ひうちがたけ)】、標高2,356mです。

鳥海山登山ガイド情報によると、実は1974年(昭和49年)に小規模な水蒸気爆発が発生したそうです。今は沈静化しすぐには噴火が起こる状態では無いですが、活火山である以上、今後また噴火が起こる可能性は0では無いとのこと。

山全体のシルエットが富士山にも似ているため、出羽富士や庄内富士とも呼ばれ、地元はもちろんのこと多くの登山愛好家にも愛されている日本百名山のひとつです。

荘内日報HPから引用しました。

ちなみに、残雪のシルエット(※上の点線丸部)が田植えをしている姿に似ていることから【種まきじいさん】と呼ばれ、このシルエットが見えだす頃がちょうど田植えシーズン突入を知らせる合図として昔の農家から語り継がれているようです。

その左隣には、【種まきばあさん】も見えるので、もし4末からゴールデンウイークに行かれる場合、こちらもチェックしてみると良いでしょう!

②鳥海山が百名山のひとつとして愛される理由

私も登山を始めた頃から鳥海山はずっと気になっていた山の一つで、その理由はいくつかあります。

・シルエットがカッコよい
・四季折々の風景が楽しめる(特に夏山、新緑の5月、紅葉シーズンの秋)
・日本海側に面しているため、頂上から海が見渡せる
・高山植物の宝庫
・初心者~上級者まで楽しめる魅力的なルート

といったあたりでしょうか。

登山仲間の友人に聞いてみると、こんな理由も教えてくれました。

・森林限界を超えているため、常に視界が開けている
・鳥海湖が見渡せる
・残雪と岩肌、緑のコントラストが美しい
・山頂直前の岩登りがスリリング

と特に夏山登山の中でも高い人気を誇る理由がたくさんあるのです。

その中で最も愛される理由のひとつとして、【森林限界を超えているため、常に視界が開けている】点でしょうか。標高1,200mあたりから山頂までずっと視界が開けていますので、景色が飽きることなく登山を楽しめます。

私も今回初めての鳥海山登山になりましたが、序盤から視界が開け、見渡す限りの緑と岩肌、澄み切った青空と雲のコントラストに魅了され、写真をこれでもかっ!と思うくらい撮りまくってましたね!

登山の魅力のひとつに、息を切らしながら登ったあとに開ける壮大な景色を観ることが挙げられます。鳥海山はその魅力を思う存分、初心者から上級者までたっぷり楽しませてくれる素晴らしい山でした!

③今回の登山ルート【象潟口(鉾立)⇒千蛇谷⇒外輪山⇒象潟口(鉾立)コース】

山形県遊佐町、遊佐鳥海観光協会のHPによると、鳥海山には山形県側5つ、秋田県側4つのコースがあると言われています。

今回は最も人気な【象潟口(鉾立)口⇒千蛇谷コース】を行きに、帰りは七高山(標高2,230m)を経由した【外輪山象潟口(鉾立)コース】をチョイスしました。

遊佐鳥海観光協会のHPから引用しました

というのも先日の豪雨の影響で【湯の台口コース】につながる鳥海ブル-ラインが土砂崩れで寸断されていたからです(※2024年8月10日時点)。

頂上から駐車場に止まっている車が見えましたので、もしかしたら迂回ルートがあるのかもしれませんが、大事を取って今回は【象潟口(鉾立)口コース】から頂上を目指します。

ちなみに【湯の台口コース】は昨年同時期に登ろうとしましたが、ゲリラ雷雨で泣く泣く下山をしたため、今回は2年越しのリベンジ登山となります!

④酒田観光~登山前日から開始まで~

酒田観光でカレー三昧

山形県酒田市には有休を使って8月9日(金)午前中に入るスケジュールで、東京からは始発の新幹線で新潟、そして特急いなほで酒田市に10時半過ぎに到着。

気温は30℃ほどあるものの、都内のような身体にまとわり張り付くような超不快な蒸し暑さは無く、海風もあり、不快な暑さではありません!

昼過ぎに友人たちと合流し、まずはペコペコになったお腹を満たすべく、何度か酒田に遊びに来ている友人おススメのカレー屋さん【ALBA(アルバ)】に!

この焼きカレーが有名とのことですが、今日のおススメで売切でしたので、今回はチキンカツカレー&チリソースをチョイス!

アッツアツのカレーにジューシーなカツがたまりません!夏に食べるカレーってなんでこんなに美味しいのでしょうか!!

お腹いっぱいになったところでお口直しに行ったのは、こちらも地元で有名な中町商店街にあるパスタ&アイスクリーム屋さん【カフェeジェラート モアレ】


夏限定のだだちゃ豆&巨峰シャーベットのダブル(コーン付き)を食べました!厳選した素材本来の味が楽しめるので、アイスクリーム好きにはたまらない味になっていますよ!

このモアレさんでは、季節限定を含めて常時20種類ほどのフレーヴァーが楽しめますので、いつ行っても色々なアイスを満喫することができます!

そして、緑の絨毯こと一面に広がる田園風景が広がる庄内平野を観ながらドライブと温泉を兼ねて八幡、平田方面へ。

道中、立ち寄った八幡エリアは先日の豪雨で甚大な被害が出て、2週間ほど経過した今も自然の恐ろしさをまざまざと見せつける土砂崩れや橋に引っ掛かった流木の残骸が目に飛び込んできます。

浸水の被害にあった民家では、ようやく泥かきが終わったようでした。

この記事を書いている今も台風が東北地方を直撃、お盆明け以降も台風が幾つか通過しそうですが、これ以上大きな被害にならないことを祈ります。

八幡から、②でも記載した【湯の台口コース】につながる鳥海ブル-ラインを下見、土砂崩れを確認し、明日のコースを【鉾立口コース】に確定させ、温泉【アイアイひらた】へ。

大人520円という良心的なロープライスが有難いですね!

水風呂が温水プール並みの水温で少々残念でしたが、、、温泉、サウナ、そして庄内平野を見渡せる露天&外気浴ゾーンが素晴らしいです!

夕方になると風も涼しくなるため、クールダウンするには絶妙な塩梅の風が火照った身体に心地よかったですよ!

ちなみに昨年訪れた際も気になっていたのですが、酒田(庄内エリア)のサウナでは自分が流した汗をしっかり拭きとってから退出する独自の文化(ルール?)があります。ふき取り専用のタオルが常備されているところもあるくらいなので、独特のカルチャーなのでしょうか。

確かに前の利用者が流した汗でびちゃびちゃになった所には座りたくないので、、、この文化は全国に広まってほしいなーと思っています!サ室全体の衛生&匂い改善、そしてサ室を長持ちさせる効果もありますからね!

しっかり汗を出してリフレッシュしたところで、夕日を見ながら今日の夕飯は本日2度目のカレー屋さん【インドカレーのやかた ナーランダ】へ。

オープンしてから30年ほどの老舗、お昼に食べた同じカレーでもこちらは本格的なインドスタイルのカレーです。

マハラジャ・ベジタブル・マトンカレーと3種のカレーが楽しめるティーンセットで焼き立てのモッチモチのナン、そして追加で注文したドライカレーをパクパク食べていきます!

カレーはどれも美味しいですが、特に3日間煮込んだマハラジャカレーの濃厚さとナンとの相性が抜群で、追加でお代わりしちゃいました!

美味しい食事で満たされ明日の買い出しを経由し、今宵は酒田市内のホテルで前泊。

今回お世話になったホテルは、酒田駅前のステーションホテルです!なんと昨今のホテル高騰化時代には嬉しすぎる破格の3,500円素泊まりプラン!

部屋も非常にシンプルで連泊時のルームクリーニングなども無く、装飾品も省き、この価格なんだとか!

明日の準備をサクッと済ませ、今日は4時起床だったので9時過ぎには就寝し、明日に備えます。

鳥海山登山当日

当日10日(土)は朝4:00に友人が運転する車で吹浦(ふくら)方面に向かいます!

まずは腹ごしらえの朝食は松屋のだし牛丼大盛!

道中で見えた鳥海山は雲一つなくシルエットがくっきり見え、雄大にそびえたっています!夜明け直後の鳥海山を見て「これは最高の登山になるな!」と心の中で確信しましたね!

道中休憩がてら、遊佐町の道の駅【鳥海ふらっと】に立ち寄り、今回の登山コースを再確認!

そして、鳥海ブルーラインを登り、ふもとの鉾立山荘&ビジターセンターの駐車場に到着。すでに駐車場は地元だけではなく、県外ナンバーもびっしり止まっています!さすが、モテモテ山の鳥海山の人気っぷりです!

登山準備を済ませ、マラソンスタート前のようにシューズ円陣で今日の登山成功を誓います!

私は今回もOnクラウドサーファートレイルをチョイス!

時刻は早朝6時。

念願のリベンジとなる5合目(1,150m)の鉾立登山口から鳥海山登山がスタート!風も穏やかで雲もほぼ無しの登山をするには絶好のコンディション!

さぁ、想像を大きく上回る絶景の数々が目の前に広がる約10時間の鳥海山登山が始まりました!

中編へ続く

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

▼日々のトレーニング内容はこちらにアップしています

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