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【レビュー】『お金の減らし方』を読んで思ったお金に使い方や人生について

レビュー

※こちらの記事は2024年8月にアップした記事を都度、編集・追記しています。

こんにちは!アラフォーランナー葱坊主です!

今日は、お金に関する本についてのレビューブログです。ここ数年は【お金の増やし方】や投資に関する本は本屋さんの棚の中でもだいぶシェア率は高くなっていますが、一方で【お金の使い方】に関する本も少しずつではありますが見かけるようになりました。

アラフォー世代も世帯を持っている方であれば、家庭や子供、介護などに使うお金の額は多い【使い時】の時期でしょうし、独身の方でも【使い時】の方もいれば、【稼ぎ時&貯め時】の方も多いことでしょう。

お金との付き合い方が20代、30代と年齢を重ねるにつれて多様化する中で、今回は特に私が印象に残った点をピックアップしていきます!

▼目次
①我が道をゆく作者の考え方が面白い
②宵越しまでお金は持ってはいけない
③稼ぎ&貯めつつ、使うこと(減らすこと)も人生にとって重要
④人生で一番若い今にお金を使うことが財産になる
⑤理想的なお金の使い方は自分自身を知ること
⑥まとめ

①我が道をゆく作者の考え方が面白い

※『創るセンス 工作の思考』 (集英社新書)の帯から引用しました。

『お金の減らし方』は2020年4月に発売された森博嗣さんによる著作です。


『お金の減らし方』の前に、まえがきに書かれている著者森さんのこれまでに一気に引き込まれます。

大学の助教授をしながら、もっといいバイトはないかと思って書いた小説が出版社の目に止まり、次々と本を出すごとにヒットし、そして印税が入り、年収は1億に到達。

といっても生活スタイルは変わらず、郊外に広い土地を購入し、夢であった庭園鉄道や模型収集・制作に没頭。

今は大学を辞めて、作家として一日45分ぐらいの仕事とたまにブログ執筆(このブログも個性的で面白い!)、そして残りの時間は趣味に没頭して人生を謳歌中とのこと。

森博嗣の浮遊工作室

まえがきの序文がこちら。

私はこの一文で一気に引き込まれました!なんて正直な方なんだと。。。

【自分から本を書きたいと思うことはない。すべて出版社からの依頼に応えて書いている。(中略)自分が考えたことを素直に、そのまま言葉にしている。したがって、その文章が誰かの役に立つかどうかは、僕にはわからないし、ほとんど無関係といっても良い。もし誰の役にも立たなかったときは、次から仕事が来なくなるだろう。それでも良い、と僕は考えている】

『お金の減らし方』まえがきより

もともとは『お金の増やし方』というテーマの依頼だったが、天邪鬼な性格な故、『お金の減らし方』になったそうです。

この本の中では減らし方はもちろん増やし方についても触れていますが、【お金に関する考え方】について森さんの経験談をもとにまとめられている良書です。

次のチャプターからは特に私が印象に残った点などをピックアップしていきます!

②宵越しまでお金は持ってはいけない


これはこの本に限らず、名著『DIE WITH ZERO』にも書かれていますし、多数のSNS上でも謳われている言葉です。


老後にある程度まとまったお金は必要ですが、日本人の特徴でもある【貯めすぎ】によって結局使い切れずに天国に旅立ってしまっては、そのお金(対価)を得るために働いた労働時間が何のための時間だったのか、空しくなってしまいます。

かと言って、いつ人生の終わりが訪れるかは誰にも分かりません。

なので、皆、お金の減らし方、貯金や投資の切り崩し方に最適解を求めようとしているのかもしれません。

私もお金に限らず、モノを貯めてしまう癖があり、結局使わずに長期間保管しているものだったり、価値を失っているものがあります。

今の貨幣価値が自分の老後にどこまで減っているかは分かりませんが、おそらく私自身もリスクに備えて貯めたものの、結局すべてを使い切れずに人生を終えてしまう未来が予想できるので、ここ最近はリスク分散しつつ、家計の範囲内で使うことにも色々とチャレンジしています。

③稼ぎ&貯めつつ、使うこと(減らすこと)も人生にとって重要

人生100年時代を生き抜くためには、ある程度まとまったお金は必要です。

私はライフプランを毎年年末に見直して、今の資産と将来必要なお金の差額を算出し、月にどのくらいの貯金もしくは投資が必要か、月単位に落とし込んで家計をやりくりしています。

恥ずかしくなるほどマネーリテラシーが低かった頃(今もそんなに高いとは思っていませんが!)は、支出と収入を見える化するために、家計簿を付ける習慣を身に付け、いかに日頃自分が無駄使いをしていたか猛省していました。

そして、借金返済、固定費の見直し&削減をし、毎月の家計を黒字家計にすることで、今後の人生で本当に自分がやりたかったことをすぐ叶えられるものから壮大なものまで思いつくもの全てを箇条書きにしてみました。

そうすると、その実現に向けて次なるアクションや施策が見えて、具体的な行動になり、幾つか実現してきました。人生の解像度が一気に高まった瞬間でもあります。

その時は当然お金の出費はありますが、非常に満足のいくお金の使い方で、【人生の思い出】という何にも代えがたい貴重な財産になっています。

実はこのことは、『お金の減らし方』内でも要所要所に出てきます。

・好奇心を抱くことが人間の特長
・自分が本当に好きなもの、本当にしたいことは、あなたが感じる自分の本質
・人生の目標は「自己満足」である
・人は自分が望んだとおりの者になる

ですので、お金との付き合い方(稼いで貯めつつも使うこと)のバランス加減が人生をより充実させていく指針と言えるでしょう。

④人生で一番若い今にお金を使うことが財産になる

誰もが死に向かって今を生きています。

どんなにお金を持っていても、死から逃れることはできません。

今この瞬間が人生で一番若い時かつエネルギッシュな時にこそ、価値のあることにお金を使うことは非常に重要だと思います。

老後は今より体力も食欲も減り、交友関係も希薄になるので、今の自分と老後の自分とではかかるお金の額も当然減ってきます。孫や家族へ、もしくは寄付という使い方もあるかもしれませんが、自分が稼いできたお金は自分にこそ使うべきと個人的には思います。

私はお金を使う物差しのひとつに【体験】と【自己投資】を重視しています。

これまで本やテレビ、映画などでしか見ることの出来なかった風景やイベントなど体験などには積極的に使いたいですし、時間短縮や業務改善などに繋がるものにも購入を検討していきます。

その物差しを通して購入した【体験】、【自己投資】には後悔がなく、(まれに失敗はありますが、いい教訓になったとプラス思考にしています)、イイお金の使い方だったな!と自己財産(自己満足)になりますね。

⑤理想的なお金の使い方は自分自身を知ること


『お金の減らし方』のあとがきにも印象的なことが書いています。③とも重複してますが、

<お金は自分の欲しいものに使う>

自分にとって価値のあるものを得るために使う。それが自分の価値を見つける方法。

<本当の自分をしっかりと持つこと>

自分が本当に好きなもの、本当にしたいこととは、あなたが感じる自分の本質。

<人は自分が望んだとおりの者になる>

欲しいもの、したいことがあれば、それは必ず実現する。何故かというと、それを手に入れる方法、それを実現する方法を考え、そのための活動をするから。少しでもそれに近づこうと努力をする。

と書かれています。

つまり、お金そのものの価値よりも、お金を使った時にこそ得られる経験やモノに価値があります。

お金に縛られすぎずに、自分の本当の価値や目的を探求し、それに向かってお金を手段にして生きていく重要性を説いていると感じました。

その生き方こそ人生を楽しく、充実させた豊かなものになるではないでしょうか。

⑥まとめ

今日のブログでは、書評レビューとして『お金の減らし方』を紹介しつつ、この本から得た考え方や人生論について私の考えも書いてみました。

お金はあればある分だけ嬉しいものではありますが、果たしてお金持ち全員が幸せか?というと、中にはお金だけあっても何だかいつも楽しくなさそうだな。。。という方も私の周りにいます。

そのお金を使って何を経験したか?の方が遥かに重要かつ人生を充実させるので、最近はこのような本も読むようにしています。

今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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